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東京オリンピックで初めて実施されるスポーツクライミング。競技の誕生は20世紀後半で、登山方法の一種であるロッククライミングが起源となっている。近年の日本では、初心者向けの種目であるボルダリングが若者を中心に人気を集め、競技施設も急増している。 合田氏は、「選考方式の解釈の確定を慎重に行い、なおかつ選手のためになる選考基準としてきたつもりだが、混乱を招く事態となってしまった。選手に対して申し訳ない気持ちでいっぱい」と話した。つまり、今のままでは日本は出場枠を3枠以上取ることができず、すでに世界選手権で7位以内かつ日本人2位となり出場2枠目を獲得した原田と野中がそのまま五輪代表として確定する公算だ。また、柔軟に使えるとされていた開催国枠に関しても、日本が出場枠0だった場合にのみ使用できるとの指摘があったという。このままでは、3~5枠目の出場枠獲得を目指す選手たちの五輪への道が絶たれてしまう。会見に出席したJMSCA常務理事の合田雄治郎氏は「IFSCにそう言われたからといって、待つだけでいいのか。選手のためにやれるべきことはやりたい」とし、五輪予選大会も迫ってきているため「極めて遺憾で、苦渋の決断だった」という、選考方式の新解釈取り消しを求める訴訟に踏み切った。五輪予選大会には、出場資格を持つ藤井快、楢崎明智、森秋彩、伊藤ふたばは予定通り派遣し、CASには遅くとも大会終了までの判断を求めているという。JMSCAは昨年10月にIFSCが公表した選考方式に基づき、今年5月に五輪日本代表選考基準を発表。複数ある選考大会いずれかで「出場枠」を獲得することが前提条件となり、その枠を獲得した選手の中から五輪代表を決定するとしていた。最初の選考大会となった世界選手権(八王子)コンバインド種目で7位以内となり出場枠を獲得したのは男子が楢崎智亜、原田海、女子が野口啓代、野中生萌の4人(出場枠獲得は各国2名まで)で、JMSCAの基準により日本人1位の楢崎、野口が五輪代表に内定した。しかし、IFSCが10月に通知した書面には、「訴訟戦略上公表を差し控えたい」として詳細は明らかにしなかったが、各国が最大5名まで取れるとしていた出場枠は最大2名までであると受け取れる“新たな解釈”の記載があったといい、JMSCAは従来の選考方式が変更された可能性があると踏んで何度も説明を求めたが、十分な返答が得られなかったという。Copyright(C) 2017 Sony Music Entertainment(Japan)Inc. / sol media inc.日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は1日、都内で緊急会見を開き、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が事前説明なしに東京五輪代表選考方式を変更した可能性があるとして、スイス・ローザンヌにあるスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したことを発表した。残る選手は、今月28日からフランス・トゥールーズで始まる五輪予選大会(2枠獲得可)、または来年の各大陸選手権(1枠獲得可)で上位に入り出場枠を確保したうえで、同5月のコンバインドジャパンカップで原田、野中と五輪代表の座を懸けて争うはずだった。 21日、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は都内で記者会見をおこない、東京2020オリンピックの日本代表選手選考基準を発表。これまで代表選出のタイミングは明確にされていなかったが、各国が派遣できる最大2名(男女各、以下同)の選手のうち1名を最短で8月の世界選手権終了後に内定し、残り1名は場合により来年5月の第3回コンバインドジャパンカップ(CJC)で選出するとした。アジア選手権までの選考大会で出場枠を獲得できた日本人選手が、優先選考選手に選ばれた選手を除いて複数名いた場合は、彼らの中でのCJC最上位選手が日本代表に決定する。複数名ではなく1名のみだった場合は、CJCでの選考はおこなわずに、その選手が優先選考選手とともに日本代表となる。各国の選手がオリンピック出場枠を獲得できる選考大会は、複数用意されている。8月の世界選手権、11月のオリンピック予選大会、来年2~5月の各大陸選手権(日本は4月からのアジア選手権)の3大会だ。しかし日本では、これにCJCが加わることが発表された。今回の選考基準について、合田雄治郎JMSCA常務理事は「1人はもっとも優位な成績を収めた選手。もう1人は、短期間で伸びる選手が出てくる可能性もあり、直前で調子の良い選手を選びたい」とその意図を話した。日本代表に内定した選手は、JMSCAが日本オリンピック委員会に推薦し、正式に承認される運びとなる。オリンピック日本代表に直結する世界選手権コンバインドへの出場選手は、今週末の第2回コンバインドジャパンカップを経て決定する。Copyright(C) 2017 Sony Music Entertainment(Japan)Inc. / sol media inc.各大会に割り当てられた出場枠は、世界選手権が上位7名、オリンピック予選大会が上位6名、各大陸選手権が優勝者1名だ。ただし国ごとに獲得できる枠は各大会で最大2(アジア選手権は優勝者のみなので1)であることを考慮すると、3大会を通じて最大5名の日本人選手が出場枠を獲得できることになる。この中で、優先度の最も高い世界選手権で上位7名に入ったうちの最上位選手が優先選考選手と呼ばれ、オリンピック日本代表として内定する。ただし、上位7名に日本人選手が入らなかった場合は、次のオリンピック予選大会に優先選考選手の決定を持ち越し、ここで上位6名に入ったうちの最上位選手が日本代表に内定。ここでも上位6名に入らなかった場合は、アジア選手権へとさらに持ち越される。また、日本人選手がそもそも出場枠を獲得できなかった、もしくは1名のみ(すなわち優先選考選手のみ)だった場合には、日本は開催国枠(1名分)を利用して、選考大会に出場した選手の中からCJC最上位選手を日本代表に選出する。 21日、日本山岳・スポーツクライミング協会(jmsca)は都内で記者会見をおこない、東京2020オリンピックの日本代表選手選考基準を発表。これまで代表選出のタイミングは明確にされていなかったが、各国が派遣できる最大2名(男女各、以下同)の 事実を整理してみれば、疑問や矛盾ばかりが積み上がり、ただただ、混乱ぶりだけが伝わってくる。いったいIFSC内部で何が起こっているのか。(2)オリンピック予選大会(2019年11月28日~12月1日/フランス・トゥールーズ)IFSCの規約では、選手選考には以下の3つの舞台が用意されている。11月1日、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は記者会見を開き、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)を相手取って、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと発表した。JMSCAによれば、楢崎・野口のほかに、男子の原田海と女子の野中生萌も代表に決定するべしということを、IFSCが突然通告してきたのだという。現在、スポーツクライミング東京オリンピック代表として内定しているのは、男子の楢崎智亜と女子の野口啓代のふたり。代表選手は1カ国最大4人(男女2人ずつ)まで派遣することができる。残る男1女1の座を争って、選考レースが本格化しようという最中の発表だった。ただし、開催国枠は、そこにだれを選ぶかを「開催国の裁量で決められる」という利点がある。ここで、スポーツクライミングの代表選手選考システムを説明しておこう。実際、世界選手権で10位だった男子のショーン・マッコール(カナダ)と、女子のジェシカ・ピルツ(オーストリア)は、世界選手権直後に母国の代表に内定している。男女ともに計8名。世界選手権では上位7名に出場権が与えられるという規約はどこにいったのか? 海外のクライミングサイトでも訝しがる声が上がっている。事実、8月の世界選手権では、男子が優勝した楢崎智亜のほかにも、原田が4位、楢崎明智が5位、藤井が6位。女子は2位の野口を筆頭に、野中が5位、森が6位、伊藤が7位と、男女それぞれ4名の選手が入賞している。新たに代表に決定するという原田と野中にとっても、素直に喜べる話ではない。その規定を利用して、世界選手権で日本人最上位の選手を男女1人ずつ代表内定した後は、各選考大会で所定の成績を残した選手が現れても内定を保留し、2020年5月に開催されるジャパンカップで残る1枠ずつを決定することにしていた。今回、JMSCAが行なった提訴は、日本の代表選考レースに大混乱をもたらすこの通告の撤回を求めるものだ。その行く末は不透明だが、12月1日までの裁定を求めているという。東京オリンピック出場を目指していたのは、上記4人のほかにも、男子の楢崎明智と藤井快、女子の森秋彩と伊藤ふたばなどがいる。彼ら彼女らにとってはまさに青天の霹靂。目標にしていた大舞台への道が、突然消えてしまうというのだから。これは、楢崎智亜と野口以外の日本人選手はまだ代表に内定していないということを前提にした決定。日本の選考方法が認められていなければ、こういう判断はありえず、ふたりは出場権を獲得できていなかったはずなのだ。11月4日にIFSCはウェブサイトを更新し、「CONFIRMED QUALIFIED ATHLETES」と題して、オリンピック出場が決定した選手のリストを発表した。そこには、楢崎智亜・野口のほかに原田・野中も含まれ、マッコールとピルツの名もあった。(3)大陸別選手権(アフリカ・アジア・ヨーロッパ・パンアメリカン・オセアニアの計5エリアで、2020年2~5月に開催)以上の計18人に、開催国枠1人と「三者委員会招待枠」1人を加えて、計20人が出場可能だ。ただし、1カ国2人という上限人数が設定されているため、同じ国の選手が上位に2人いた場合は対象にならず、他国の選手が繰り上げされる。こうして見るとそれほど複雑な手続きではないが、日本だけは「開催国枠」があるため、やや特殊な決定方法を採用している。そして、今回、問題となっているのがこの部分なのだ。逆に、新しい規約にしたがえば出場資格を失うはずの選手にも、無事招待状は届いている。ゴールに向かって走っていたマラソンレースを、突然10キロで打ち切られて表彰されるようなものなのだから、納得できないのも無理はないだろう。実際、野中は、4日に中国の大会から帰国したときの会見で、この件についてのコメントを拒否している。Facebook で「いいね」を押すと、似たようなストーリーをご覧いただけますこの決定方法はややわかりづらく、開催国枠規定の拡大解釈ととれる部分もあるので、当初は報道陣などから疑問も相次いだが、JMSCAはIFSCと何度も協議を重ねて、選考規約上問題がないことを確認して進めてきたという。これらの大会で、以下の成績をあげた選手に出場権が与えられる(男女とも同じ)。現在、世界の最強国である日本は、3回ある選考大会の結果で上限の男女各2枠が埋まらないということは考えにくいので、開催国枠が与えられていることに実質的な意味はあまりない。東京オリンピックのスポーツクライミング代表選手選考が大混乱に陥っている。しかし10月に入ってから態度を翻し、原田と野中を新たに代表に選出し、以降の選考は認めないという趣旨の通告をしてきたという。これが今回の騒動の発端だ。他に細かい付帯条件もあるのだが、ざっくりいうと、このような流れでオリンピック出場選手は決まるようになっている。これらの疑問について、今のところIFSCは公式に説明をしていない。とにかくいちばん気の毒なのは、原田・野中を筆頭に、振り回される選手たちだ。彼ら彼女らの不安な時間を少しでも少なくするためにも、一刻も早い解決を望むばかりである。「開催国枠」というのは、選考大会で所定の成績を残した選手が仮にゼロであったとしても、男女1人ずつは出場が保証されるというもの。いわば最低保証のようなもので、国別上限人数にプラスして与えられるエクストラではない。つまり、上限人数に達したので日本の選考レースは終了。今後行なわれる選考大会に他の日本人選手が出場して所定の成績を収めたとしても、その選手にオリンピック出場の権利は与えられないということだ。そもそも、IFSCの主張どおりに、日本のオリンピック代表選手は楢崎智亜、野口啓代、原田海、野中生萌で決定というならば、他の日本人選手は予選大会に出ても意味がないはず。しかし、招待はされているのだ。不可解なことはまだある。今月末のオリンピック予選大会に出場資格のある選手には招待状が送られているが、いつの間にか規約が変更されていて、対象にならないはずだった選手にも送られているという。つまり、少なくともこの時点ではIFSCは日本の選考方法を問題視していなかった。ここについてはまだ不透明だ。関係者に聞いてみたが、係争事案ということもあり、コメントは避けられた。現時点では、CASの裁定を待つほかないのかもしれない。
東京オリンピックで初めて実施されるスポーツクライミング。競技の誕生は20世紀後半で、登山方法の一種であるロッククライミングが起源となっている。近年の日本では、初心者向けの種目であるボルダリングが若者を中心に人気を集め、競技施設も急増している。 合田氏は、「選考方式の解釈の確定を慎重に行い、なおかつ選手のためになる選考基準としてきたつもりだが、混乱を招く事態となってしまった。選手に対して申し訳ない気持ちでいっぱい」と話した。つまり、今のままでは日本は出場枠を3枠以上取ることができず、すでに世界選手権で7位以内かつ日本人2位となり出場2枠目を獲得した原田と野中がそのまま五輪代表として確定する公算だ。また、柔軟に使えるとされていた開催国枠に関しても、日本が出場枠0だった場合にのみ使用できるとの指摘があったという。このままでは、3~5枠目の出場枠獲得を目指す選手たちの五輪への道が絶たれてしまう。会見に出席したJMSCA常務理事の合田雄治郎氏は「IFSCにそう言われたからといって、待つだけでいいのか。選手のためにやれるべきことはやりたい」とし、五輪予選大会も迫ってきているため「極めて遺憾で、苦渋の決断だった」という、選考方式の新解釈取り消しを求める訴訟に踏み切った。五輪予選大会には、出場資格を持つ藤井快、楢崎明智、森秋彩、伊藤ふたばは予定通り派遣し、CASには遅くとも大会終了までの判断を求めているという。JMSCAは昨年10月にIFSCが公表した選考方式に基づき、今年5月に五輪日本代表選考基準を発表。複数ある選考大会いずれかで「出場枠」を獲得することが前提条件となり、その枠を獲得した選手の中から五輪代表を決定するとしていた。最初の選考大会となった世界選手権(八王子)コンバインド種目で7位以内となり出場枠を獲得したのは男子が楢崎智亜、原田海、女子が野口啓代、野中生萌の4人(出場枠獲得は各国2名まで)で、JMSCAの基準により日本人1位の楢崎、野口が五輪代表に内定した。しかし、IFSCが10月に通知した書面には、「訴訟戦略上公表を差し控えたい」として詳細は明らかにしなかったが、各国が最大5名まで取れるとしていた出場枠は最大2名までであると受け取れる“新たな解釈”の記載があったといい、JMSCAは従来の選考方式が変更された可能性があると踏んで何度も説明を求めたが、十分な返答が得られなかったという。Copyright(C) 2017 Sony Music Entertainment(Japan)Inc. / sol media inc.日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は1日、都内で緊急会見を開き、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が事前説明なしに東京五輪代表選考方式を変更した可能性があるとして、スイス・ローザンヌにあるスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したことを発表した。残る選手は、今月28日からフランス・トゥールーズで始まる五輪予選大会(2枠獲得可)、または来年の各大陸選手権(1枠獲得可)で上位に入り出場枠を確保したうえで、同5月のコンバインドジャパンカップで原田、野中と五輪代表の座を懸けて争うはずだった。 21日、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は都内で記者会見をおこない、東京2020オリンピックの日本代表選手選考基準を発表。これまで代表選出のタイミングは明確にされていなかったが、各国が派遣できる最大2名(男女各、以下同)の選手のうち1名を最短で8月の世界選手権終了後に内定し、残り1名は場合により来年5月の第3回コンバインドジャパンカップ(CJC)で選出するとした。アジア選手権までの選考大会で出場枠を獲得できた日本人選手が、優先選考選手に選ばれた選手を除いて複数名いた場合は、彼らの中でのCJC最上位選手が日本代表に決定する。複数名ではなく1名のみだった場合は、CJCでの選考はおこなわずに、その選手が優先選考選手とともに日本代表となる。各国の選手がオリンピック出場枠を獲得できる選考大会は、複数用意されている。8月の世界選手権、11月のオリンピック予選大会、来年2~5月の各大陸選手権(日本は4月からのアジア選手権)の3大会だ。しかし日本では、これにCJCが加わることが発表された。今回の選考基準について、合田雄治郎JMSCA常務理事は「1人はもっとも優位な成績を収めた選手。もう1人は、短期間で伸びる選手が出てくる可能性もあり、直前で調子の良い選手を選びたい」とその意図を話した。日本代表に内定した選手は、JMSCAが日本オリンピック委員会に推薦し、正式に承認される運びとなる。オリンピック日本代表に直結する世界選手権コンバインドへの出場選手は、今週末の第2回コンバインドジャパンカップを経て決定する。Copyright(C) 2017 Sony Music Entertainment(Japan)Inc. / sol media inc.各大会に割り当てられた出場枠は、世界選手権が上位7名、オリンピック予選大会が上位6名、各大陸選手権が優勝者1名だ。ただし国ごとに獲得できる枠は各大会で最大2(アジア選手権は優勝者のみなので1)であることを考慮すると、3大会を通じて最大5名の日本人選手が出場枠を獲得できることになる。この中で、優先度の最も高い世界選手権で上位7名に入ったうちの最上位選手が優先選考選手と呼ばれ、オリンピック日本代表として内定する。ただし、上位7名に日本人選手が入らなかった場合は、次のオリンピック予選大会に優先選考選手の決定を持ち越し、ここで上位6名に入ったうちの最上位選手が日本代表に内定。ここでも上位6名に入らなかった場合は、アジア選手権へとさらに持ち越される。また、日本人選手がそもそも出場枠を獲得できなかった、もしくは1名のみ(すなわち優先選考選手のみ)だった場合には、日本は開催国枠(1名分)を利用して、選考大会に出場した選手の中からCJC最上位選手を日本代表に選出する。 21日、日本山岳・スポーツクライミング協会(jmsca)は都内で記者会見をおこない、東京2020オリンピックの日本代表選手選考基準を発表。これまで代表選出のタイミングは明確にされていなかったが、各国が派遣できる最大2名(男女各、以下同)の 事実を整理してみれば、疑問や矛盾ばかりが積み上がり、ただただ、混乱ぶりだけが伝わってくる。いったいIFSC内部で何が起こっているのか。(2)オリンピック予選大会(2019年11月28日~12月1日/フランス・トゥールーズ)IFSCの規約では、選手選考には以下の3つの舞台が用意されている。11月1日、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は記者会見を開き、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)を相手取って、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと発表した。JMSCAによれば、楢崎・野口のほかに、男子の原田海と女子の野中生萌も代表に決定するべしということを、IFSCが突然通告してきたのだという。現在、スポーツクライミング東京オリンピック代表として内定しているのは、男子の楢崎智亜と女子の野口啓代のふたり。代表選手は1カ国最大4人(男女2人ずつ)まで派遣することができる。残る男1女1の座を争って、選考レースが本格化しようという最中の発表だった。ただし、開催国枠は、そこにだれを選ぶかを「開催国の裁量で決められる」という利点がある。ここで、スポーツクライミングの代表選手選考システムを説明しておこう。実際、世界選手権で10位だった男子のショーン・マッコール(カナダ)と、女子のジェシカ・ピルツ(オーストリア)は、世界選手権直後に母国の代表に内定している。男女ともに計8名。世界選手権では上位7名に出場権が与えられるという規約はどこにいったのか? 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