寅次郎が久々に柴又に帰ると、浪人中だが、勉強とは違った人生の悩みを抱える甥の満男(吉岡秀隆)の姿があった。さくらから満男の相談に乗って欲しいと頼まれた寅次郎は、早速近所の飲み屋に一緒に出かける。そして、満男から勉強が身につかない原因が恋であると聞き、人生について語りつつ、満男にしこたま酒を飲ませる。帰宅後、未成年にもかかわらず酒を飲ませた事に激怒する博と大喧嘩した寅次郎は、翌日旅に出てしまう。満男は柴又に帰ると、とても温かく迎え入れられ、両親と和解する。ちょうどそのとき、寅次郎がくるまやに電話をし、みなが寅次郎への感謝の気持ちを伝える。かくして、和気あいあいとした雰囲気で、満男の初めての家出騒動は解決する。翌日は日曜日。寅次郎は郷土史研究会の老人たちのお供をして吉野ヶ里遺跡巡りに出かける。満男も泉と連れだってバイクで吉野ヶ里など散策を楽しんだ。ところが、帰宅が遅くなってしまい、高校教師の嘉一から嫌みを言われる。満男は反省していたところに図星を突かれて卑屈になり、嘉一の元に身を寄せる泉を責めるようなことを言ってしまうが、「幸せだからそんなことが言える」と反駁されて、後味の悪い別れになってしまう。正月になり、満男が外出から帰るとそこには泉がいた。泉は、寅次郎にもらった「愚かな甥」を引き立ててくれるよう頼む年賀状を読んで、笑うのだった。 『男はつらいよ ぼくの伯父さん』 (おとこはつらいよ ぼくのおじさん)は、1989年 12月27日に公開された日本映画。『男はつらいよ』シリーズの42作目。上映時間は109分。観客動員は190万人 。配給収入は14億1000万円 。 第42作 男はつらいよ ぼくの伯父さん. 【Amazon.co.jp限定】男はつらいよ ぼくの伯父さん 〈シリーズ第42作〉 4Kデジタル修復版(海外版ビジュアルポストカード付) [Blu-ray] 3,080円 Amazon 1973年、「絹の靴下」が大ヒット、歌手、女優として、ステージや映画、テレビドラマで活躍。シリーズでは、第42作『ぼくの伯父さん』(89年)、第43作『寅次郎の休日』(90年)、第44作『寅次郎の告白』(91年)、第45作『寅次郎の青春』(92年)、第48作『寅次郎紅の花』(95年)、第50作『お帰り 寅さん』(19年)で、泉の母・礼子を演じている。佐賀に住む泉の叔母。厳格な教育者の夫・嘉一(尾藤イサオ)と、その父(今福将雄)とともに暮らしている。泉を訪ねてきた満男と寅さんをもてなすが、夫はそれに反対する…。浪人中の満男とのコミュニケーションがうまくとれない、さくらと博。久々に帰って来た寅さんに、満男の相談相手になって欲しいと頼むが、いざ二人が出かけてみると、気が気でなくなり…ようし、さぁ、もうヤケだ。ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ、色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときた(佐賀県小城町・須賀神社・暦)泉の母、佐賀県出身、名古屋でミニクラブを経営。泉を訪ねて来た満男に、泉が佐賀県に住んでいると伝える。まぁ、受験ば控えた今頃、バイクで九州旅行するぐらいじゃげんが、よっぽどの秀才じゃろ?袋田駅(ふくろだえき)は、茨城県久慈郡大子町大字袋田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)水郡線の駅。泉の叔父、堅物の高校教師。バイクで泉に逢いに来た満男に対し、強い語調で説教する。さらに、寅さんにも満男のことで意見をするが・・・甥の悩みを聞くべく、寅さんが浅草のどぜう屋に満男を連れてったまでは良かったが、二人ともしこたま飲んで、しかも寅さんはお金を持っていなくて…1962年、アニマルズの「悲しき願い」をカバーして大ヒット、「マック・ザ・ナイフ」、アニメ「あしたのジョー」の主題歌などヒット曲を生み出す。俳優として、『衝動 殺人息子よ』(79年)など、数多くの映画に出演。寅さんが満男に、酒の飲み方を伝授するのが、浅草のどぜう屋。下町の名物「どぜう鍋」は庶民の味。泥鰌を丸のママ、鉄の小鍋で煮て、甘辛い割り下を入れて、ネギをのせ、薬味を入れて食べる。「どぜう」と表記するのは、「どじょう」の四文字では演技が悪いと、江戸時代に浅草の老舗どぜう屋の初代主人が考案。小学五年生からモデルとして活躍、1986年「テレビの国のアリス」(NHK)でデビュー、キャッチフレーズは「国民的美少女」。第42作『ぼくの伯父さん』(89年)、第43作『寅次郎の休日』(90年)、第44作『寅次郎の告白』(91年)、第45作『寅次郎の青春』(92年)、第48作『寅次郎紅の花』(95年)で、五作及川泉を演じた。父は作家の檀一雄、兄はエッセイストの檀太郎。本人もエッセイストとして数々の著作を出版している。『昭和残侠伝 破れ傘』(72年)で映画デビューを果し、『ふれあい』(75年)、『青春の蹉跌』(74年)などに出演。『わが愛の譜・滝廉太郎物語』(94年)で第17回日本アカデミー賞助演女優賞に輝いた。第18作『寅次郎 純情詩集』では、柳生綾(京マチ子)の娘役で出演。泉の叔母の義父(今福将雄)が、寅さんに自慢するのは代々伝わる古伊万里の絵皿。VOCの染め付けは、東インド会社のロゴで、オランダに輸出するために作られたもの。及川泉が吹奏楽部で担当しているのがフルート。満男も中学時代からフルートを手にしていた。フルートは木管楽器、横笛の一つで、かつては木製だった。現在では金属管にキーを備えて、音域はほぼ3オクターブ。柔らかく清らかな音色は、まさしく泉のイメージとピッタリ。葛飾高校での満男の吹奏楽部の後輩。両親が離婚し、水商売を始めた母・礼子(夏木マリ)と名古屋に住んでいたが、佐賀県に住む叔母・寿子(檀ふみ)をたよって九州へ。
満男は浪人生となり、予備校通いの毎日。勉強に身が入らず、さくらや博を心配させている。そこで久しぶりに戻って来た寅さんが、その悩みを聞くために浅草のどぜう屋で酒を酌み交わす。 男はつらいよ ぼくの伯父さん. 満男は浪人生となり、予備校通いの毎日。勉強に身が入らず、さくらや博を心配させている。そこで久しぶりに戻って来た寅さんが、その悩みを聞くために浅草のどぜう屋で酒を酌み交わす。 第42作 男はつらいよ ぼくの伯父さん 1989年12月27日 公開 (ちょっと長めのダイジェスト版) 新しい展開に隠されたシリーズの終焉 この第42作「ぼくの伯父さん」はじっくり観て行くとわかるのだが、渥美さんの体調があまりよくない。