では、豚肉の大本「えさ」、豚が育つ農場、そして屠畜されて豚肉に加工される加工工場、最後に加工された豚肉がどうやって日本に運ばれてくるのかを調べていきたいと思います。アメリカ産豚肉のえさに遺伝子組み換え飼料が含まれているかどうかですが、確かに含まれています。だから日本政府はアメリカからの豚肉の輸入を許可しているのです。しかも、国産豚もアメリカ産のトウモロコシを輸入して食べさせていることがほとんどですので、遺伝子組み換え飼料を食べています。ただこれは、外交的なカードとして使われているとも言われており、安全性の問題だけで輸入禁止にしているとは言い切れません。もちろん、アメリカ政府や日本政府も基準値以下の残留成長ホルモン量であれば安全と言っています。まず、成長ホルモンが含まれる肉は意外なところで問題になっていました。まとめると、多くのアメリカの養豚農家は「えさ」のトウモロコシや大豆を自ら育てて収穫し、自分の豚に与えています。だって私も小さなころから20年近くアメリカ産豚肉を食べていますがピンピンしてますから。ただ、詳しい方はアメリカ産豚のえさは遺伝子組み換え飼料が含まれいるのではとか、成長(肥育)ホルモンを添加しているのではと思われるかもしれません。遺伝子組み換えの農作物は確かにイメージ悪いですが特に健康被害があるといった科学的報告はありません。やはり、安全性に関して、アメリカ産豚肉の最大の弱点がこの点であることは間違いないといえます。でも、絶対安全かって言われると少し弱点はあるのかなと感じています。魚だって、野菜だって完璧に安全なものってなかなかないのでは、、、食品で完璧な安全を求めるのは気持ちはわかりますが、厳しいものがあります。アメリカではえさ代豚1頭あたり7,561円ですが、日本では19,657円となっています。でも、食肉業界に身を置く私には成長ホルモンが原因と思われる健康被害の話は聞いたことがありません。でも、日本はえさの8割以上が輸入に頼っているため、えさの輸送コストが非常に大きくなってしまいます。安くて安全なアメリカ産豚肉を使って是非とも生活を豊かにしていただけたらと思います。私は実際視察に行ったことがあり、訪問した養豚農家さんは畑の中にある家に住んでましたし、自分で大きなトラクターのようなものに乗って収穫作業もしてました。これは、まさに今話題の「生産性」がアメリカの方が断然高いからに他なりません。詳しくは次のブログで書きます。ですが、アメリカ産豚肉が危険とは言い切れません。現地アメリカ人も日本人もアメリカ産豚肉を何十年と食べてきています。アメリカ産豚肉は、なんか体に悪いものが入っているとか、国産豚肉に比べて安全性が低いとかってイメージないでしょうか?日本に輸入されるアメリカ産のトウモロコシの約9割が遺伝子組み換え飼料(2012年米国農務省調べ)と言われています。実はアメリカで豚に成長ホルモンを投与(注射)することを禁止しておりません。厳密にはえさと離れてしまいますが、大事なことなので成長ホルモンに関しても書いておきます。そのため、価格は激安なんだけど、買わないという人も多いかと思います。不都合な真実ですが、私たちの食べている豚(国産にしろ、輸入にしろ)は基本的に遺伝子組み換えしたえさを食べて育った豚なのです。また、諸経費がなぜアメリカの方がこんなに安いのかと思われるかもしれません。繰り返しますが、それでも私はアメリカ産豚肉は基本的に安全と思っています。改めてグラフをよく見てほしいのですが、アメリカでは日本と比較してえさ代が半額以下でその他の諸経費もほとんどが半額以下です。だから安いのです。私は大学で畜産を学びましたが、教授も体内で遺伝子が悪さをする前に胃で遺伝子を分解して消化するから大丈夫だと言ってました。それが理由でロシアはアメリカ産の肉を輸入することを許可しておりません(2017年7月現在)。 結構アメリカ料理の中の魚料理にあるのが、このロブスターのグリル。大きなロブスターを半分に切り、だいたい二人分で頂きます。食べ方はバターソースです。バターを溶かし、オイル状、クリーム状になったところをソースとして付けて頂きます。 by eekim, CC BY. アメリカではどんな魚の種類を食べているのか、想像しにくい方も多いようなので、普段の食卓で調理しているものを例に挙げて簡単に説明します。アメリカのスーパーで手に入る魚の種類は結構豊富です。焼いたり炒めたり、あぶったりと、調理法も様々です。 があります。アメリカに来て初めてサメを口にしましたが、メカジキに似た食感でした。アメリカにある日本の寿司店や日本の惣菜を売る店では、カツオのタタキではなく、マグロのタタキがよく出てきます。バラマンディはオーストラリアでよく食べられ、コルヴィナはポルトガル名で、ヘイクは南アフリカ産、オパカはハワイの魚で、パーチはスズキ属、ホワイティングはキス属の魚だそうです。日本の市場では、頭からしっぽまで全体を料理できる小ぶりの魚の種類が多いと思いますが、アメリカのスーパーで売られている魚は、大きい魚の切り身が多いです。だから、元の魚の写真を見るとびっくりするものもあります。アメリカで手に入る魚にはどんな種類があるのか、友人からよく聞かれます。意外にいろんな魚が手に入ります。日本のように煮しめる料理は、魚のブイヤベースを作るとき以外は、あまりしませんが、調理法もいろいろあります。日本でお正月を過ごすときには、尾頭付きの鯛の塩焼きを飾って食べたものですが、魚の部分でも一番おいしいとされる目の下の頬の部分が、オヒョウは体が大きいので、直径5cmくらいはあるハリバットチークのパックは最高級品です。いやいやいろんな種類がありますね。魚の油はとても体にいいので、これからも世界に存在する新種を試していきたいですね。日本名のある魚の種類はできるだけ一般的に使われている名前を記しました。先ほど書いたように、アメリカのスーパーで尾頭付きの魚は滅多にないので、これらの魚も切り身でパックされて売っていますから、名前がないとよくわかりません。しっかりした身を持つ魚の種類を挙げます。煮崩れすることが少ないので、魚のブイヤベースを作ったり、フィッシュ・シチューやチャウダーなどのスープ類を作るときに便利です。魚のお値段も種類によってピンからキリまでありますが、中でも一番庶民的で気兼ねなく買えて、いろんなレシピにも合う便利な魚としては、ティラピアがおすすめです。アメリカ人は肉ばかり食べているように思われがちですが、住む地域によって大量にとれるサーモンに至っては、全体で年間約35万トンを消費しているという統計もあります。ではどんな魚の種類があるのか見ていきましょう。この種類が一番多くて、調理法もソテー以外に、焼いたり炒めたり、ポーチにしたり、幅広い応用が考えられます。では、アメリカではどんな魚が手に入るのでしょうか? 10種類ほど、アルファベット順に並べてみました。