意識してバラバラにしようと思っていたわけではないですけど、一度作ったものはもうやらないっていう風には思ってますね。もちろん、1周している部分もあるんですけど、同じような曲は2個いらないなって。例えばロックを作るときでも、次はどの角度から見たロックンロールを作ろうかって感じで。一時期は好きなものばっかり作っていて、シドでも似た曲がなくはないんです。それもよさのひとつではあるんですけど、今はもっと広げたいっていう欲求も強かった。そうかもしれないですね。別に男女を分けているというわけではないけど、クリックのなかでキレイに収まる世界観というよりは、4人でせめぎ合う曲を自由にやりたいっていうところでアルバムのコンセプトが大まかに決まったんです。最初にシングルで出した「硝子の瞳」がバンドがせめぎ合う楽曲というか、疾走感があって緊迫感のある曲に仕上がったし、「バタフライエフェクト」も同じ感じで続いていって。自然と4人のマインドがそういう方向に向いて「螺旋のユメ」、そしてアルバムへとつながっていったのかなって思いますね。シドとして新しいものを作りたいという気持ちはありましたけど、何が出てくるのかを自分でも見てみたいというところもありました。でもそれは、結局ソロ活動も同じだったんです。ソロ活動は、シドでできなかった曲をやろうとしたわけじゃなく、自分がひとりになったときに何ができるか、普段開けない引き出しも無理やり開けてみて、そのときに何が見つかるのかなっていうものだったので。シドに関しても、そういったソロ活動を経て自分が何を感じるか、シドにどんな曲を書けばいいかってそのときに思うのかなっていうのを、自分でも知りたかったんです。けっこうバラバラなんですよ。「躾」や「螺旋のユメ」はソロ期間に作った曲だし、「普通の奇跡」の原型はもっと前だし。「XYZ」もちょっと前かな。「NOMAD」はわりと最近ですね。Copyright © 2020 Rittor Music,Inc., an Impress Group company.
4人組ロック・バンド、シドのベーシストである明希。2015年から"AKi"としてソロ活動も展開している彼が、5月20日にダウンロード配信限定でリリースしたシングル「Collapsing」に続いて、6月17日にフル・アルバム『Collapsed All rights reserved2015年にソロ活動を始めていたので、2016年もソロ活動をやって、そこを深める時間にもしたかった。シドの曲ももちろん作りつつ、いろんなことを同時進行しながら自分の音楽性を追求する1年でしたね。やっぱり自分が歌うか歌わないかはデカいですよね。あとは、ソロのほうがより突き詰めた感じというのかな。シドはもっと広がりのある感じですよね。使う脳みそが違うっていうわけではないんですけど、モードが違って、スイッチがバチッと切り替わる。いろんな音楽を聴いたり、普段生活しているなかでいろんなインプットがあったとして、アウトプットはふたつある感じなんです。自分たちでもこんなに空くとは思ってなかったんですけどね。ただ、アルバムのリリースはなかったんですけど、活動が止まっていたわけではなくて。前作『OUTSIDER』(2014年3月)を出したあとにツアーをやって、翌2015年がファンクラブの発足10周年ということで、"だったらライヴでしょ"ってファンクラブの限定ライヴをやったり。2016年の1月にはベスト盤を出したんですけど、それまで、例えば3ヵ月ごとにシングルを出して、その次はアルバムっていう同じルーティーンで活動をしていたので、ここで一度時間をもらって曲作りをちゃんとしたいと思ったんです。そのうえで、それぞれのメンバーでやりたいことがあるなら、それをやろうっていうことになったんですね。 シドのベースを担当し、最近はソロでも活動することもある明希さん。シドでは多くの名曲を手がけ、作曲する時の名前は『御恵明希』という名前を使用しています。 そんな明希さんのプロフィールをまと … シド シドラジ(2009年10月 - 2010年12月、jfn15局ネット) 脚注 [ 編集 ] ^ "循環"のみ作詞作曲両方が明希(吉開学17歳(無職)の歌詞カードおよびSIDNAD Vol.6 ~LIVE 2010~ ジャケットのクレジットに記 … Copyright © 2020 Rittor Music,Inc., an Impress Group company.
─昨年、明希さんはソロ活動を活発化させましたね。 2015年にソロ活動を始めていたので、2016年もソロ活動をやって、そこを深める時間にもしたかった。シドの曲ももちろん作りつつ、いろんなことを同時進行しながら自分の音楽性を追求する1年でしたね。 All rights reserved本来であればAKiは、本作を引っさげて7月11日(土) のThunder Snake ATSUGI公演を皮切りに“AKi Tour 2020 『Collapsed Land』”の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し開催の見合わせを決定。来年(2021年)の同時期での開催を調整しているという。アルバムにはシングルで発表していた「STORY」「Monolith」「SCREAM」「Collapsing」を含む全10曲を収録。参加メンバーは、既発曲がギターに加藤貴之とYOUSAY、ドラムはKENZOで、新録曲はギターが加藤貴之、ドラムが宮上元克(打ち込み曲が2曲あり)という布陣だ。また、「共犯」のコーラスでは河村隆一が参加している。ベース・マガジンからサイト更新記事やドラム関連情報をお届けします4人組ロック・バンド、シドのベーシストである明希。2015年から“AKi”としてソロ活動も展開している彼が、5月20日にダウンロード配信限定でリリースしたシングル「Collapsing」に続いて、6月17日にフル・アルバム『Collapsed Land』をダウンロード配信限定でリリースする。これまでに5枚のシングル、2枚のミニ・アルバムをリリースしていたものの、フル・アルバムとしては2015年の1stアルバム『ARISE』から5年5ヵ月ぶりとなり、まさに待望のリリースだ。