IPsecとは通信内容を暗号化するためのプロトコルの1つです。VPNにおいては離れた拠点それぞれに設置された専用のVPN装置間の通信を暗号化します。主に、地理的に離れた別々の拠点・オフィス間をVPNで接続する際に利用されます。インターネットVPNとは、文字通りインターネット回線を使ったVPNのことです。光回線などの一般的に利用されるインターネット回線上において、IP-SecやSSLといった技術を利用し仮想的な専用ネットワークを構築します。そのネットワーク内で離れた拠点間、さらには外出先の営業が持つスマホやPCなどと相互通信を行います。ここでは参考までに、VPNのネットワークへWindowsとiPhone(iOS)それぞれで接続する場合の方法を、簡単に紹介しています。なお、ここで紹介する設定方法はあくまで一例なので参考にとどめ、実際に設定をする際はネットワーク管理者へ詳細を確認してください。一方、VPNを利用することの主なデメリットとして以下があげられます。このように、企業が遠隔の拠点やユーザーとセキュアかつ安価に通信を行うためにもVPNが必要となります。公衆回線を利用することで、特にインターネットVPNでは通信速度が遅くなる可能性がある点も考慮しなければなりません。また暗号化の処理などを行うことになるため、VPNを使わない場合の通信と比較して通信速度が遅くなることも考えられます。VPNとは「Virtual Private Network」(仮想プライベートネットワーク(仮想専用ネットワーク))の略です。その名の通り、「仮想的」に構築された自社用の「プライベートネットワーク(専用ネットワーク)」、もしくはそのようなネットワークを提供するサービスをさします。またスマホなどでVPNによる通信を行う場合、繰り返すように暗号化など通常より行わせる処理が多くなることでバッテリーの消耗が少し早くなる可能性がある点も注意してください。インターネット回線なので安価に利用できる一方で、ネットワーク品質はベストエフォートでの提供となるのが特徴です。PPCアフィリエイトとは?初心者でもできる?やり方と稼ぎ方(アフィリエイト基礎講座vol.8)L2TP/IPsecは「L2PT over IPsec VPN」の略です。L2TPとはネットワーク上に仮想的な通信経路を構築し通信するためのプロトコルです。L2TPは暗号化を行いませんが、IPsecを組み合わせることによって暗号化を実現します。L2TP/IPsecは外出先や自宅のスマホ・PCと社内をVPNで接続する際に使われます。PPTPもまた仮想的な通信路の構築・暗号化を行うプロトコルです。ただし暗号化の強度を比較するとIPsecの方が高く、よりセキュアにVPNを利用したい場合はIPsecを利用することが推奨されます。拠点間でのVPN通信、外出先・自宅から社内へVPNで接続する際の両方に使われます。ここではiPhone(iOS)でのVPN接続方法を簡単に紹介します。VPNには複数の種類がありますが、最もよく利用されるのはインターネットVPNとIP-VPNです。どちらも公衆回線上に専用の通信網を構築するというコンセプト自体はかわりませんが、違いがあり使い分けが必要です。以下、それぞれの特徴を解説します。まずは暗号化を利用したり閉域網を利用したりすることで、通信内容を悪意のある第三者に読み取れないようにして、通信内容の盗聴を予防できるのがメリットと言えます。またVPNでは、離れた拠点間・機器同士を1つのLANのように接続して通信が行えるのもメリットです。ユーザーの使い勝手としては、同じ建物内・オフィス内のLANと同様に、離れた拠点や外出先のユーザーと通信を行うことができます。専用線と比較してはるかに安価な点も重要なメリットです。「concrete5(コンクリートファイブ) 」とは?インストール方法と使い方を徹底解説ここでは改めてなぜVPNが必要なのか、VPNを利用するメリット・デメリットについて簡単に振り返っておきましょう。公衆Wi-Fiなどで通信の盗聴を防ぐために、また離れた拠点間で安全性の高い同一のネットワークを構築するために、VPNは有効な方法です。専用線を使うより、ずっと費用を安くおさえることもできます。またVPNには安価で構築しやすいインターネットVPNや、セキュアで通信品質も高いIP-VPNがあり、用途にあわせて使い分けることもできます。ここではインターネットVPNで利用される技術(IPsec・L2TP/IPsec・PPTP)ごとに、どのような特徴があってどのような用途で利用されるのか簡単に解説します。この際VPNによって接続された機器同士は、1つのLAN内で通信するのと同じです。そのため公衆回線用への接続のために割り振られたIPアドレス以外に、LAN接続用のプライベートIPアドレスが割り振られることになります。VPNはセキュアであるものの公衆回線を利用するため、外部からの攻撃の可能性がなくなるわけではなく、通信内容の盗聴の危険性が0ではない点には注意が必要です。また誤ったVPNの設定によって、盗聴の危険が増してしまうこともありえます。【入門】FTPとは?通信・ソフトについて分かりやすく解説しますここではそんなVPNの基礎知識、用途別の利用方法、パソコン・スマホでの設定方法を解説していきます!インターネットVPNに対して、IP-VPNとは通信事業者ごとに単独で構築・運用される閉じられた回線網(回線網)で利用するVPNをさします。インターネットVPNと異なり、通信品質に一定の保証がある一方で、インターネットVPNと比較すると高額な利用料が必要です。(とはいえ専用線ほどの品質保証はありません。インターネットと専用線の中間的な品質と考えていただくとよいでしょう)その通信事業者と特定の契約を結んだユーザーのみが利用するため、その他の利用者から通信を盗聴される心配がないのも特徴です。そのためインターネットVPNよりもセキュリティ性が高く、一般的に暗号化が行われることは実施されません。代わりにMPLSと呼ばれる技術により通信内容ごとに専用のラベル付けが行われるので、他のユーザーと通信が混じったり、他のユーザーの通信を読み取れてしまったりすることもないです。
vpnとは、セキュアな企業ネットワークを簡単・安価に構築するための画期的な技術です。 企業の情報系部署に所属されている方であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 最近ではip-vpnにかわり、より手軽なインターネットvpnがシェアを伸ばしています。 2. vpn 接続の方法. また、「ネットワーク ドライブの割り当て」をしておくと、ハードディスクを使うのと同じ感覚で利用できますが、この設定も消えていることでしょう。ネットワーク上の共有フォルダーに毎回、「ネットワーク」からたどっていくのは面倒です。「サインイン時に再接続する(R)」にチェックを入れた状態になっていれば、毎回起動時に自動的に接続されます。「ネットワーク」画面に、ネットワーク上で稼働中の機器類が表示されます。選択メニューが現れるので、「ネットワーク探索とファイル共有の有効化(T)」をクリックします。以上で、プライベート ネットワーク(身内しかアクセスできない閉ざされたネットワーク)にアクセスできるようになりました。Windows 7, 8, 8.1で、ファイル・サーバーやNASによって、複数名のグループで、ファイルの共有を行っていた場合、Windows 10にアップグレード後に、プライベート ネットワークへのアクセス設定を再度行う必要があります。「ドライブ(D):」では、未使用のドライブレターを選択できます。セキュリティ上、「いいえ、・・・・」を選択することをオススメします。ファイルサーバー、NASのアイコン(上の画像では赤枠のもの)が現れたらダブルクリックします。ネットワークで繋がれたフォルダーアイコンが表れます。このネットワーク上のフォルダーを開いて、管理者によって設定されたアクセス権に従って、ファイルの参照、コピー、保存などができるようになります。エクスプローラーを開いたら、「ネットワーク」をクリックします。
プロキシの設定と使い方.
L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)とは、データリンク層(L2)でのトンネリングを実現するプロトコルです。認証、トンネリングに対応しています。PPPフレームに、L2TPヘッダーとUDPヘッダーを付加することで、IPネットワークで転送できるようにします。L2TPv3は、認証、トンネリングに対応していますが、暗号化には対応していません。そのため、L2TPv3だけで使用する場合は、閉域網など安全性が確保された環境で使用するのが一般的です。インターネットで使用する場合は、IPsec(トランスポートモード)を併用して、暗号化することができます。併用した方式を、「L2TPv3/IPsec」といいます。実際にVPNを構築するには、各拠点にL2TPv3に対応したルーターが必要です。PPTP(Point to Point Tunneling Protocol)は、Microsoft社によって提案されたプロトコルで、Point-to-Pointプロトコル(PPP)と呼ばれる2点間を接続する技術を拡張したVPN接続方式です。1つの接続方式で、LAN間接続とリモートアクセスを実現できます。IPsecでは、安全性の高い通信を行うために、鍵と呼ばれる情報(パスワードや暗証番号のようなもの)を使用してデータを暗号化します。IPsecで使用される鍵は、データの暗号化、復号の両方に同じ鍵を使用することから「共通鍵」と呼ばれます。この共通鍵の生成、交換、更新を自動で行い、管理するプロトコルが「IKE」です。実際にVPN(LAN間接続)を構築するには、各拠点にIPsecに対応したルーターが必要です。実際にVPNを構築するには、各拠点にPPTPに対応したルーターが必要です。また、リモートアクセスする場合は、外出先にPPTPに対応したスマートフォンやPCなどが必要です。L2TPv3に関連する用語です。L2TPv3をより理解したいときに、ご覧ください。PPTPに関連する用語です。PPTPをより理解したいときに、ご覧ください。実際にVPNを構築するには、各拠点にIPIPに対応したルーターが必要です。IPsecに関連する用語です。IPsecをより理解したいときに、ご覧ください。IKEは、2つの段階(フェーズ1、フェーズ2)を経て、暗号化通信に必要な鍵情報の交換を行います。それぞれのフェーズでは、暗号アルゴリズム(3DES/AESなど)や認証アルゴリズム(MD5/SHA-1など)、鍵などの情報を交換して、合意を交わします。合意した情報の集合体をSA(Security Association)と呼びます。L2TP/IPsec は、「L2TP」と「IPsec」の2つのプロトコルを併用したVPN接続方式です。モバイル端末(スマートフォン、PCなど)から、インターネット経由で企業などのプライベートネットワークへ安全に通信(リモートアクセス)できる仕組みを提供します。ここでは、VPN接続方式について説明します。VPN接続方式は、目的や用途に応じて以下のように使い分けます。IPsec(IP Security Architecture)は、インターネットで安全な通信を実現するために考えられたVPN接続方式です。盗聴や改ざんなどの脅威があるインターネットにおいて、データの暗号化や接続相手の認証、トンネリングなどを行う仕組みを提供します。各拠点のLAN同士を接続(LAN間接続)する場合、最も安全性の高いVPN接続方式です。L2TPv3(Layer 2 Tunneling Protocol version 3)は、データリンク層(L2)でルーター間でのトンネリングを実現するVPN接続方式です。各拠点をLAN間接続して、同一セグメントのネットワークを構築できます。IKE(Internet Key Exchage)には、IKEv1とIKEv2があります。ここでは、IKEv1について説明します(以降、IKEと呼びます)。