家は竜巻によってオズの国に運ばれる。ドロシーはマンチキンおよびエムおばさんに似た北の良い魔女グリンダと出会う。家が東の悪い魔女の上に落ち殺してしまう。これにより魔女の支配下にあったマンチキンが自由の身となり、ドロシーを英雄扱いする("Come Out, Come Out"; "Ding Dong! The Witch Is Dead")。ミス・ガルチに似た西の悪い魔女がやってきて姉妹である東の悪い魔女の赤い靴を要求し、復讐を誓う。グリンダはすでに赤い靴をドロシーに履かせており、西の悪い魔女を激怒させる。ドロシーはカンザスへ帰郷を願う。マンチキンはオズの魔法使いが解決方法を教えてくれると語る("Follow the Yellow Brick Road")。ドロシーはエメラルド・シティに出発する。タムズ・ウィットマーク・ミュージック・ライブラリーにライセンス認証されている版では『"The Jitterbug" 』は『"March of the Winkies" 』と『"March of the Winkies" 』(reprise)の間で演奏され、『"Over the Rainbow" 』(reprise)は『"March of the Winkies" 』(reprise)の後に演奏される。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーは翌年も再演し、ビヴァンがドロシー役を再度演じ、出演者たちによりキャストアルバムもレコーディングされた。以降イギリス国内の様々なミュージカル劇団がこの作品を上演している。エメラルド・シティの門番は彼らに入るのを諦めさせようとするが、一行は諦めずますます入ることを希望する("The Merry Old Land of Oz")。彼らは身支度を整えるが、魔法使いは会うことを拒否する。悪い魔女が再び脅しにやってきて、ライオンは今まで以上に勇気を持つことを願う("If I Were King of the Forest")。ついに恐ろしい魔法使いに会い、願いを叶えるには、殺すことでしか入手できない西の魔女のほうきの柄を持ってくることを要求される。魔法使いはまたも渋々ドロシーたちに会う。トトが魔法使いの後ろのカーテンを引っ張ると、マーベル教授に似た普通の男性がマイクを使用して語っているのが明らかになる。それでも魔法使いは一行を助けることができると語る。魔法使いは卒業式を開催し、カカシには思考学博士を授与し、ライオンには勇気隊の一員と認定し、ブリキ男にはハートの形をした時計を贈与する。魔法使いは大草原から気球でやってきたことを明かし、ドロシーにその気球でカンザスに戻らせようとする。ドロシーがよそ見をしている隙に気球が飛び立ち、帰宅の機会を逃がして心配する。グリンダがやってきてドロシーは3回かかとを合わせて「お家が一番」と唱えることで自分とトトを移動できる力を持っていると語る。ドロシーとトトは頭がわらでいっぱいのカカシ("If I Only Had a Brain")、胴体が空っぽの錆びたブリキ男("If I Only Had a Heart")、自分の尻尾を恐れる臆病なライオン("If I Only Had the Nerve")と出会う。ドロシーは魔法使いが助けてくれるかもしれないとして旅への同行を提案する("We're Off to See the Wizard")。道中、西の悪い魔女は彼らを脅してドロシーから赤い靴を奪おうとするがうまくいかない。西の悪い魔女は毒気のあるケシの花畑を登場させる。グリンダは雪でケシを覆い一行を救う("Optimistic Voices")。ついに一行はエメラルド・シティに到着する。少女ドロシー・ゲイルはカンザスの農場にエムおばさん、ヘンリーおじさん、小型犬トトと共に住んでいる。誰も自分のことを理解してくれないと感じており、どこか遠くへ行きたいと夢見る("Over the Rainbow")。嫌な隣人ミス・ガルチはドロシーにトトをどこかに追いやるよう命じる。トトは自転車籠から逃げ出し、ドロシーはトトと共に家から逃げる。道中、マーベル教授と出会い、帰宅を促される。ドロシーが家に到着すると同時に竜巻が直撃し、ドロシーとトトは嵐の中心から投げ出される。ドロシーは誤って窓に頭をぶつける。ドロシーはカンザスで目が覚める。竜巻はもう去っている。ミス・ガルチは竜巻で飛ばされた電柱で足を骨折し、しばらく自転車に乗ることができない。ドロシーはかつてないほどの感謝と共に家族や友人たちと会えたことに大喜びする。 当時の新聞によると大筋は、パストリアがオズの魔法使いから王座を取り戻そうとする話であった。オリジナルの主要登場人物たちが魔法使いを探すのはサイドストーリーとされた。魔法使いはカカシに脳を、ブリキの木こりに心を授ける。彼はこれが彼の業績の中で最高のことであるとして祝宴を開く。12カ国がそれぞれ歌う世界の球が投げられる。魔法使いはパストリアのマークの入った籠で魔法を披露する。魔法使いはこの魔法を披露しながら、王座の権利は自分にあると主張し、政権を覆そうとする。大きな混乱が起き、その隙に魔法使いは気球で逃げる。ドロシーは家に帰りたいと願い続け、南の良い魔女グリンダの城に仲間を連れていく。ドロシーと仲間たちが城に着くと歓迎を受ける。祝宴が開かれ、グリンダはドロシーを家に帰す約束をする。舞台袖から出演者が全員登場してフィナーレを歌う。この頃キャスト・アルバムは存在していなかった。観客は二度と観られない舞台にアンコールを何度も要求するため、当時の公演は4時間を超えることがしばしばあった。人気のある曲が何度も演奏され、これにより製作側は曲の存続またはカットの判断基準とした。当時セーリングとフットボール、2つのネタが人気があり、フットボールのネタはスポーツの暴力性をパロディ化したものであったが、どちらも新しいネタの台頭により演じられなくなっていった。センター・マンチの集落で、小さなマンチキンたちが、ドロシーの家が地面に落ちて東の悪い魔女が圧死したことに気付かず5月柱の周りで踊る。ドロシーがドアを開けると不思議なオズの国に驚く。北の良い魔女がドロシーに3つの願いを叶える魔法の指輪を授け、いつでも南の良い魔女グリンダを呼ぶことができると語る。良い魔女が杖を振るとドロシーの足に美しい靴が履かせられる。彼女はドロシーに家に帰りたければオズの魔法使いに頼めばきっと助けてくれると語る。1903年から1909年、ツアー公演が行われた。1903年10月1日からブロードウェイで上演され、その後1904年3月から1905年10月まで上演された。1911年、地方公演が行われた。ミッチェルは見せ場に欠け、二流でスケールが小さいとしてこの脚本を気に入らなかった。しかし彼は「大作になる可能性がある」とハムリンに電報を送った。ミッチェルがこのプロジェクトを受け入れると、彼はいくつかの新曲のため新たな作曲家を迎え入れ、ティチェンズの曲のいくつかをカットした。彼はグレン・マクドナーと共に脚本をすっかり書き換え、新たな登場人物や出来事を追加し、臆病なライオンの役を減らして西の悪い魔女の役をすっかりなくし、ドロシーの友達としてトトではなく牛を追加した。ボームはこれについて失望したが、ミッチェルの演出経験を信頼し、カカシ役のフレッド・ストーンやブリキの木こり役のデイヴィッド・モンゴメリーのコメディ・センスがヒットに繋がるだろうと希望を持った。上演はとても成功し、当時上演する劇場全てが記録を塗り替えた。1934年頃まで再演され続け、チャールズ・H・ピンカムがカカシ役を演じた。門番がエメラルドの都の周りを警備している。不機嫌な年寄り発明家ウィリー・ガイル卿がやってくる。彼は母親が亡くなってから魔法全てを否定している。彼の妻を殺したとして刑務所に入れられた後、一行はエメラルドの都に入る。魔女たちはほとんど出てこず、北の良い魔女ロキャスタが登場するのみであり、東の悪い魔女は特殊効果の演出で行なった。ドロシーの犬トトはイモジンという牛に置き換えられた。西の悪い魔女は登場せず、南の良い魔女グリンダもオリジナル・ブロードウェイ版には登場しないが、別の版で登場することもある。グリンダは第3幕にしか登場しないため、ミッチェルが第3幕を書き替えた時に削除され、ドロシー一行がパストリアから逃げようとする時のオズとグリンダの国の国境で終わるようにした。
オズの魔法使いの簡単なあらすじをご紹介します。主人公はカンザスに住む12歳のドロシーという女の子です。ある日ドロシーは竜巻に飛ばされオズの国にやってきます。そこは魔法が当たり前の世界、そしてドロシーの冒険が始まります。 オズの魔法使い (The Wizard of Oz) は、1900年のライマン・フランク・ボーム原作『オズの魔法使い』を基にした、1902年のミュージカル・エクストラヴァガンザ。オリジナルの音楽のほとんどはポール・ティチェンズの作曲だが楽譜がほとんど残っていない。 「オズの魔法使い」の登場人物は、けったいなキャラクターが多いですが、それぞれしっかり過去があり、今後の目標を持っています。 それぞれが持つ「思い」をきちんと知ると、ストーリーもより楽しめると思いますよ。 ◆ドロシー アメリカ・カンザス州で暮らす12歳の少女。孤児でしたが、エムおばさん、ヘンリーおじさんと一緒に暮らす。 ◆トト ドロシーの飼っている子犬。ドロシーとずっと一緒に旅をする。 ◆カカシ 「 … 『オズの魔法使い』(オズのまほうつかい、The Wonderful Wizard of Oz)は、ジョン・ケイン脚本、ハロルド・アーレン作曲、エドガー・イップ・ハーバーグ作詞によるミュージカル。ハーバート・ストサートが追加曲を作曲した [1]。。