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novelの総料理長。レストランのオープニングイベントで、日向を見つけ喜ぶ燿子。何度か会っているのだが、日向は認識していなかった。燿子は、日向がまだプータローだった9年前に会っていた事を伝えたが、それも忘れられていた。平気なふりをする燿子だったが、内心、傷ついていた。そんな時、資金を出してくれるはずの遠野が消えた。朝比奈は、JIテックとの提携話がまだ生きていていると告げる。但し、インターフェースは向こうが主導での共同開発と発表するという条件つき。日向は、チームの成果は売り渡せないと自分の持ち株を売ることを提案する。日向が筆頭株主じゃなくなる事に難色を示す朝比奈。しかし、日向は、朝比奈の持っている株と合わせれば大丈夫だと推し進めた。昔の事を謝るも、全く覚えていない日向にショックを受ける夏井。そんな夏井の様子を思い出した日向は、燿子に「君の事も傷つけているのではないか」と尋ねる。燿子は、じゃあ思い出してみようと九年前の事を話し始めた。すると、日向は、一年後にまた会おうと約束したことだけは覚えていて、約束通り会いに行った事を思い出す。それを聞いた燿子は、日向にキスをした。そんな二人を偶然見ていた夏井。日向と夏井は、二人で営業に通っていた。夏井が日向の対応に点数を付けるのが、日課になっていた。3週間後、大勢の取材陣に囲まれ、日向は、試着アプリのデモストレーションを行っていた。いつも通り採点をお願いする日向に、120点！と満面の笑みで答える夏井。そして、言うことなくなっちゃったなと寂しがる。日向は、パーソナルファイルの成果、権利、報酬すべてを放棄するかわりに、賠償金を減額してほしいとJIテックに持ちかける。そして、その為に、開発資金を出資して欲しいと突飛なお願いをした。すると、社長が、パーソナルファイルの運用実験をやり、それに成功したら、50億の開発資金を出すと言い出した。期限は2週間。日向たちはやり遂げ、開発資金を手に入れた。朝比奈が苦労して契約をとったJIテックとの提携話を突っぱねる日向。朝比奈は、国の事業をするには大手の名前が必要なことを必死に説明するが、日向は自分のやり方じゃないと一蹴する。一流企業にしたいと言う朝比奈に、日向は「初めて君に失望した」と告げた。新会社の社名は、WONDER WALL（何でもありの壁） 。自分のいいと思うものを皆でシェアする場だと言う日向。壁に書こうといわれ躊躇する日向に、「大丈夫。私たちは居なくならない」と夏井は力強く壁を叩いた。テレビでは、日向がNEXT INNOVATIONの代表取締役復帰の会見を開いていた。看守は、朝比奈に、いつも来る男が今日の夕刊はどうしても見てほしいと言っていたことを伝える。日向の復帰を知り驚く朝比奈。実際、ウイルス感染によってスマホを初期化する羽目になった人たちから声があがっています。夏井に会いにきた日向は、朝比奈の居場所を残してあげたいと前会社に戻ることを告げる。そして、母親に会えたこと、もっと会いたい人が他にいると気づいたことを伝えるが、夏井だとは言えない。夏井は、研究所で働く事を日向に告げ、いなくならないという約束を破ったことを謝った。朝比奈さんに会えますよ！と励ます夏井。日向が会いたいのは、朝比奈だと勘違いしていた。最後まで自分の気持ちを伝えられない日向。朝比奈は、階段で足を滑らせ、骨折していた。お見舞いにきた日向は、しばらく休む事を勧め、会社設立当時のメンバーだった遠野が、10億なら出資してもいいと申し出てくれたと嬉しそうに報告した。そして、一年と九ヶ月後、朝比奈がNEXT INNOVATIONに戻ってきた。みんなに頭を下げる朝比奈。日向は、ペンを渡し『壁』をたたく。「俺たちならできる‼︎」と朝比奈は書いた。藤川からのお呼びがかかり、澤木は再び日向と働く事になった。朝比奈は、偽名の件は、黙認してくれていた。パーティの日に、日向の車内に置いていた靴を返してもらおうとするが、日向は勝手に捨てていた。「もっと良い靴を買ったらいい」とお金を渡そうとする日向。捨てられたのは、兄からもらったお小遣いで買った大切な靴だった。澤木は涙し、お金は受け取らなかった。株価は、320円まで暴落した。「これが底値だろ。買えるだけ買っておけ。」と遠野に指示する朝比奈。株チャートをみながら、笑いが止まらない。朝比奈は、500万人の方がインパクトが大きいと、遠野に個人データを渡していた。夏井は、日向と偶然出くわした。勤務地がブラジルに決まった事を告げる。またどこかでと素っ気なく立ち去ろうとする夏井に、なんだその態度はと日向は怒り出し、夏井の仕事をバカにした発言をしてしまう。人の仕事をバカにするなんて最低だったと謝罪の電話をする日向。社長室にいるのか尋ねる夏井。日向は、前はここから、安岡たちとか、お前が見えたのになと昔を思い出す。久々に来てみないかと夏井を強引に誘うが、結局、夏井は行かなかった。好きすぎて辛いから会いたくないと言い、一方的に電話をきった。夏井は、日向についていこうとするが、「お前にだけは今の僕は見られたくない」と扉を閉められる。次のエレベーターで追いかけ、バイクで走りだそうとする日向の前に飛び出した。研究所も何もかも断ってやったと空笑いする夏井。「見られたくない？あなたのプライドなんてどうでもいいです。私は日向徹についていきたい。」夏井の真剣さに圧倒され、日向は彼女を後部座席に乗せた。
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INNOVATIONが管理している500万人分の個人情報が流出するという事件が起こる。遠野は、個人情報50万人分を漏洩させるとおどし、2億円を朝比奈に要求した。会社を辞める時に、情報を持ち出していたのだ。朝比奈を階段から突き落としたのも、遠野だった。しかし、階段から落ちた後、朝比奈は、自ら足を骨折させ、遠野を傷害罪で訴えると脅し返した。澤木は、役所の不便さを嘆いているガソリンスタンドの店長の話を聞き、アンケートを取る事を思いつく。しかし、公的機関でアンケートを取っていると、振り込み詐欺と疑われ、警察に連れて行かれてしまう。警察署に引き取りにきたのは、日向だった。会社で一人、インターフェイスの動作確認をしていた時に、呼び出されたのだった。うまく使いこなせない澤木を見て、ユーザー目線が大事だと気づき、彼女の意見を聞きながら、一から作り直し始めた。朝比奈は、『澤木千尋』が日向の母親の名前である事を探り当てていた。日向に黙ってるのは卑怯だと言う朝比奈に、澤木は何も言い返せない。そこに、日向と燿子がやってきた。帰り道、澤木は、日向に母親の事を伝えようとするが、日向は帰ってしまう。これまで雑誌を購入していた方はFODプレミアムの方がおトクですね。日向は、高級レストランに一人でいる澤木を偶然見かけた。「何か話があるんだろ？」と一緒に食事をする事になった二人。澤木は、結局、お母さんの事を伝えられなかった。もう一軒！と日向を強引に誘う澤木。人に関わり合うのは面倒だという日向に、澤木は「嘘よ。だってお母さんを探しに来たじゃない」と口を滑らせてしまう。真実を知った日向は、「二度とその顔を見せるな」と澤木を拒絶した。日向の動向が気になる朝比奈は、ついに面会を受け入れた。会社は絶対に失くさない。だから帰ってこいと言う日向に、本当にすまなかったと朝比奈は土下座をした。数日後、坂口が東京大学へやってくる。転職活動が上手くいかず、新しく開発したゲームを日向に見てほしいと澤木にUSBを預けた。坂口のゲームを試した日向は、悪くないと言うが、再雇用する気はないという。しかし、坂口を呼び出した日向は、彼に会社の設立を提案し、出資したのだった。『リッチマン、プアウーマン（略称：リチプア）』の無料動画を視聴する方法をご紹介します。IT企業の社長・日向徹と、内定ゼロの東京大学理学部・澤木千尋／夏井真琴のお仕事ラブストーリー。環境も価値観も真逆の二人がひょんな事から、『パーソナルファイル』という国の事業システムの実現に向けて、一緒に働く事になる。テレビでは、インサイダー取引の容疑で朝比奈が連行される様子が流れていた。日向徹は、株式時価総額3千億円のITベンチャー企業『NEXT INNOVATION』の若手社長だ。人の顔と名前が一度には覚えられない『心因性認識不全症候群』という病気である。日向が送別会に現れると、NEXT INNOVATIONの歴史の動画が流れる。日向は、朝比奈にこの会社を委ねることになんの不安もないと社員に伝えた。そんな中、朝比奈の記者会見の様子がニュースで流れる。新事業の開発をJIテックと共同開発することを発表していた。プロジェクト名は、パーソナルファイル。日向は株を全て手放しており一切関係ないと。会見の内容に呆然とする日向。NEXT INNOVATIONは業務停止になった。夏井は、うなだれている日向に、日向の周りは敵ばかりじゃない。だから、嘘でもいいから皆を安心させる言葉を言って欲しいという。すると、日向は「打つ手なんていくらでもある。しかも嘘じゃない」といつもの調子で、強気な発言をした。日向は、何度も朝比奈に会いに行くが、面会を拒否され続けていた。NEXT INNOVATIONは、上場は廃止され、倒産の危機にあった。山上に会社の立て直しをお願いされるが、今は守るべきものが別にあると日向は断った。情報漏洩の謝罪会見をする日向。今までの日向徹とだいぶ印象が違っていた。周りの人間を守るために、多少意に沿わない事もする。夏井の言葉で、日向は変わろうとしていた。『リッチマン、プアウーマン』の無料動画は、運が良ければパンドラやデイリーモーションで視聴できます。真っ白になった『壁』を見つめる山上。あなたは日向のやった事を全部塗りつぶしたかっただけだろうなと朝比奈を詰った。山上は、日向を切ると言われた時に止めなかった事を後悔していた。朝比奈は、大した謝罪もせず、パーソナルファイルの事を語った日向を怒鳴り散らした。何も言い返さない日向。自分のやり方は間違っていたんだと落ち込んでいた。最悪のタイミングでの株主総会。辛辣な言葉を投げかけられる日向。土下座しろと言われても、毅然とした態度で対応していた。そんな中、ある若者が手をあげた。彼はフリーターで金儲けのために株を買ったが、色々調べるうちに、日向のファンになったという。でも、今回の事があって、世の中は何も変わらないと失望したと聞き、日向は彼に頭を下げる。株は売らず持っていてほしいとパーソナルファイルのことを語った。その発言に、他の株主から反感を買ってしまう。日向が部屋に戻ると、壁一面に張り紙がしてあった。藤川からの仕事の依頼だ。夏井が仕事を取ってきてくれてた事を知り、吐いた言葉を悔やむ日向。藤川は、日向の作り上げたインターフェースを朝比奈たちに紹介する。コストは当初の半分だという藤川に、気まずそうな朝比奈。日向の作ったものにワクワクしたプログラマーの3人は、会社を辞めて日向のもとへ来たのだった。社員は三ヶ月更新で、解雇はメールで通知がくる。通称『デスメール』と呼ばれていた。ホープの坂口の元へもデスメールが届く。自分の解雇に納得がいかず、怒る坂口。しかし、彼が作ったプログラムは、学生の時のもので、今はさほど利益を出していなかった。無能だと吐き捨てる日向に、社員証を机にたたきつけ、会社を去る坂口だった。担保は会社が買い取ったが、個人名義の謝罪金を差し引いて、日向に残ったのは、150万円のみ。パーソナルファイルも手放さないといけない。取締役会で承認された正式な事業となっている為、所有権は会社にあると説明された。それでも、日向は諦められず、新会社を設立してパーソナルファイルを開発しようとしていた。それを聞き、開発チームだった山岡達は日向についていく事を決めていた。日向は、総務省のパーティで、プログラマーだと偽り、澤木を紹介した。日向の目論見どおり、澤木はすぐに藤川に気に入られた。さらに、記憶力がいい澤木は、日向のフォローまで。しかし、上手くまとまりかけた時、澤木が「クラウドが導入されたら、年金記録が消えるなんてバカらしい事もなくなりますね」と発言し、藤川の顔色が一変した。藤川は当時その責任者だったのだ。日向は、澤木を罵倒し、会場を後にした。JIテックから低コストのインターフェースを依頼された朝比奈は、作り直しを承諾した。しかし、それを試した藤川は、日向の作った物の方が使い勝手が良かったと指摘した。朝比奈は、予算を考えた現実的な形を模索した結果だと回答するが、「日向徹が抜けると、結果、こういう事になるんですね。」と皮肉を言われてしまう。夏井には、エステル製薬の研究員の話が舞い込む。今後の市場拡大を念頭に置き、異例の学部生の採用を検討しているという。夏井の書き上げた論文を見て、そのバイタリティを評価されたのだ。念願の内定だったが、夏井の顔色はさえない。日向は、パーソナルファイルの運用実験を夏井の知人の青山誠の街で行う事にした。一般市民に受け入れられたという実績があれば、総務省も納得せざるを得ないと意気込む日向。青山は、以前、ヒットメーカーとして活躍しており、日向は彼の商品の大ファンだ。今は、引退し、故郷でトマトを栽培していた。情報漏洩でごった返す社内。日向は、記者会見を開いていた。流出経路は不明、システムに侵入された形跡はないと伝える。端末のウイルス感染や、USBメモリーの紛失なども現在確認されていないことを伝えた。株価はどんどん下がっていた。社員の行動、持ち物を全てチェックするが、結局何も出てこなかった。なので、安全に『リッチマン、プアウーマン』の動画を見たい方はFODプレミアムの無料期間に視聴するのがおすすめですよ。スマートフォン、タブレット、パソコンどれでも見れるので、お好みの端末で視聴しましょう。そこに花束を持って朝比奈が現れる。日向は山岡達と共に出て行こうするが、パーソナルファイルの開発が無くなったと知った3人は尻込みする。その様子を見て、朝比奈は、仲間を連れて行くなんて似合わないと日向に言う。続けて小さな声で、「違うな。お前は俺がいないと何にも出来ないもんな」と侮辱した。日向は、ここは僕が作った会社だと怒り狂い、落胆してその場を去った。初めは、日向の傍若無人な態度に、幾度となく反発する夏井だったが、誤解を生みやすいだけだと気付き、彼の才能、不器用さに惹かれていく。一方、日向も、彼女を必要とし、少しずついい方向に変わっていく。しかし、夏井の言うことを優先するようになった日向と、パートナーの朝比奈の間に、少しずつ溝が出来てきてしまう。安岡達は、坂口から、日向がNEXT INNOVATIONに戻る事を告げられる。日向は、坂口に出した出資金を安岡達の方に回すようお願いしていたのだった。運用実験は、人が使ってくれず、うまくいかなかった。落ち込む日向に、「新しいことをやろうとすれば、必ず失敗する。必ず非難される。でも物作りはそこから始まるんだ」と青山が言ってたことを伝える夏井。それを聞いた日向は、ここからだと気合いを入れ、インターフェースをより使いやすいものに作り直していた。『パーソナルファイル』の実現には、総務省の女事務次官 藤川真沙子に話を通さないといけないのだが、日向とは犬猿の仲。そんな時、日向が思い出したのが、藤川とタイプが似ている澤木だった。もちろん、パンドラやデイリーモーションで視聴しているからといって、必ずしもウイルス感染する訳ではありませんが、危ない場所はできるだけ避けた方が良いと思います。一方、澤木千尋は、東京大学理学部の大学4年生。内定が出ず、疲れ果てていた。そんな澤木に、NEXT INNOVATIONが来週会社説明会を行うと友人が告げる。朝比奈からの解雇メールに驚く日向の元に、坂口から電話がくる。彼のところのプログラマーが、『遠野貿易』に引き抜かれたというのだ。そして、遠野貿易の社外取締役に、朝比奈の名前を見つけ、言葉を失った。「『リッチマン、プアウーマン』は素晴らしかったです。まず、安達奈緒子さんという方の脚本のうまさ。仕事とネットいう要素をしっかり描きながら、ザ・月９の恋愛ドラマに作り上げたこと。そして、石原さとみさんの神がかった演技。ドラマの女優さんを見ていて衝撃を受けたのはいつぶりだろう…」日向は、プロジェクトに必要な人間だと澤木を復職させ、社員に夏井真琴だと紹介し直した。そして、日向は、作り直したインターフェースを小川、細木にも見せ、協力してほしいとお願いした。朝比奈の妹・燿子は、eclat novelの総料理長。レストランのオープニングイベントで、日向を見つけ喜ぶ燿子。何度か会っているのだが、日向は認識していなかった。燿子は、日向がまだプータローだった9年前に会っていた事を伝えたが、それも忘れられていた。平気なふりをする燿子だったが、内心、傷ついていた。そんな時、資金を出してくれるはずの遠野が消えた。朝比奈は、JIテックとの提携話がまだ生きていていると告げる。但し、インターフェースは向こうが主導での共同開発と発表するという条件つき。日向は、チームの成果は売り渡せないと自分の持ち株を売ることを提案する。日向が筆頭株主じゃなくなる事に難色を示す朝比奈。しかし、日向は、朝比奈の持っている株と合わせれば大丈夫だと推し進めた。昔の事を謝るも、全く覚えていない日向にショックを受ける夏井。そんな夏井の様子を思い出した日向は、燿子に「君の事も傷つけているのではないか」と尋ねる。燿子は、じゃあ思い出してみようと九年前の事を話し始めた。すると、日向は、一年後にまた会おうと約束したことだけは覚えていて、約束通り会いに行った事を思い出す。それを聞いた燿子は、日向にキスをした。そんな二人を偶然見ていた夏井。日向と夏井は、二人で営業に通っていた。夏井が日向の対応に点数を付けるのが、日課になっていた。3週間後、大勢の取材陣に囲まれ、日向は、試着アプリのデモストレーションを行っていた。いつも通り採点をお願いする日向に、120点！と満面の笑みで答える夏井。そして、言うことなくなっちゃったなと寂しがる。日向は、パーソナルファイルの成果、権利、報酬すべてを放棄するかわりに、賠償金を減額してほしいとJIテックに持ちかける。そして、その為に、開発資金を出資して欲しいと突飛なお願いをした。すると、社長が、パーソナルファイルの運用実験をやり、それに成功したら、50億の開発資金を出すと言い出した。期限は2週間。日向たちはやり遂げ、開発資金を手に入れた。朝比奈が苦労して契約をとったJIテックとの提携話を突っぱねる日向。朝比奈は、国の事業をするには大手の名前が必要なことを必死に説明するが、日向は自分のやり方じゃないと一蹴する。一流企業にしたいと言う朝比奈に、日向は「初めて君に失望した」と告げた。新会社の社名は、WONDER WALL（何でもありの壁） 。自分のいいと思うものを皆でシェアする場だと言う日向。壁に書こうといわれ躊躇する日向に、「大丈夫。私たちは居なくならない」と夏井は力強く壁を叩いた。テレビでは、日向がNEXT INNOVATIONの代表取締役復帰の会見を開いていた。看守は、朝比奈に、いつも来る男が今日の夕刊はどうしても見てほしいと言っていたことを伝える。日向の復帰を知り驚く朝比奈。実際、ウイルス感染によってスマホを初期化する羽目になった人たちから声があがっています。夏井に会いにきた日向は、朝比奈の居場所を残してあげたいと前会社に戻ることを告げる。そして、母親に会えたこと、もっと会いたい人が他にいると気づいたことを伝えるが、夏井だとは言えない。夏井は、研究所で働く事を日向に告げ、いなくならないという約束を破ったことを謝った。朝比奈さんに会えますよ！と励ます夏井。日向が会いたいのは、朝比奈だと勘違いしていた。最後まで自分の気持ちを伝えられない日向。朝比奈は、階段で足を滑らせ、骨折していた。お見舞いにきた日向は、しばらく休む事を勧め、会社設立当時のメンバーだった遠野が、10億なら出資してもいいと申し出てくれたと嬉しそうに報告した。そして、一年と九ヶ月後、朝比奈がNEXT INNOVATIONに戻ってきた。みんなに頭を下げる朝比奈。日向は、ペンを渡し『壁』をたたく。「俺たちならできる‼︎」と朝比奈は書いた。藤川からのお呼びがかかり、澤木は再び日向と働く事になった。朝比奈は、偽名の件は、黙認してくれていた。パーティの日に、日向の車内に置いていた靴を返してもらおうとするが、日向は勝手に捨てていた。「もっと良い靴を買ったらいい」とお金を渡そうとする日向。捨てられたのは、兄からもらったお小遣いで買った大切な靴だった。澤木は涙し、お金は受け取らなかった。株価は、320円まで暴落した。「これが底値だろ。買えるだけ買っておけ。」と遠野に指示する朝比奈。株チャートをみながら、笑いが止まらない。朝比奈は、500万人の方がインパクトが大きいと、遠野に個人データを渡していた。夏井は、日向と偶然出くわした。勤務地がブラジルに決まった事を告げる。またどこかでと素っ気なく立ち去ろうとする夏井に、なんだその態度はと日向は怒り出し、夏井の仕事をバカにした発言をしてしまう。人の仕事をバカにするなんて最低だったと謝罪の電話をする日向。社長室にいるのか尋ねる夏井。日向は、前はここから、安岡たちとか、お前が見えたのになと昔を思い出す。久々に来てみないかと夏井を強引に誘うが、結局、夏井は行かなかった。好きすぎて辛いから会いたくないと言い、一方的に電話をきった。夏井は、日向についていこうとするが、「お前にだけは今の僕は見られたくない」と扉を閉められる。次のエレベーターで追いかけ、バイクで走りだそうとする日向の前に飛び出した。研究所も何もかも断ってやったと空笑いする夏井。「見られたくない？あなたのプライドなんてどうでもいいです。私は日向徹についていきたい。」夏井の真剣さに圧倒され、日向は彼女を後部座席に乗せた。