似た意味を持つ「謙譲語」(読み方:けんじょうご)と「尊敬語」(読み方:そんけいご)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。 尊敬語は目上の人を敬う表現で「相手を立てたいとき」に使うものです。また、謙譲語は自分がへりくだる表現で「自分を下げることで相手を立てたいとき」に使います。そして「です、ます」をつける丁寧語は、日常会話でもよく使い、相手を問わず使う表現です。 「いる」を謙ったのが「おる」です。自分のことや、自分の側の者を対象にした、謙譲語での活用シーンを紹介します。資格や物品を対象にして、持っているかどうかの確認のときに「いる」で有無を伝えます。また、興味・関心や経験の有無においても、所有物と同様に「いる」で伝えることができます。相手方へアピールをするときには、実績や功績を持っているということで「いる」を使うこととなります。用途や使い方は謙譲語と同じで、一般的にも幅広く使われていますが「おる」と「います」の違いは、対象となる相手です。「います」は主に、自分と同格の人が対象です。伝える対象が同僚のときは「います」を使って伝えましょう。「〇〇はいらっしゃいますか?」と電話があったときの返答で使うのが「〇〇はおります」です。電話で、在席や何をしているかの質問をされたら「おります」を使って返答をするようにしましょう。「おいでになる」は相手方が「来る」ことを指していて、漢字にすると「お出になる」となります。「出」を使っているので、相手方がこれから出て来るというのが正確な意味合いです。相手方が出てきてくれるという感謝を込めての「おいでになる」という尊敬語なのです。自分が向かっている場合に使ってしまうと、相手方の所へ「これから私が来ます」というニュアンスになってしまいますから、相手方が自分の所へ来ていたり向かっているときは「おいでになる」を使うようにしましょう。「いる」は何を行動をしているどうかの表現として扱うことができます。相手方が何かをやっているときや、その場に留まっているときに、現在進行形で使われます。、取り込み中や作業中であることを伝える場合は「いる」を使って相手方へ伝えます。これらを整理すると、尊敬語の「いらっしゃる」は敬う者に対して、質問やお願いや自分側以外のことを伝えるとき。謙譲語の「おられる」は、敬う者へ自分側のことを伝えるとき。という点が、使い分けのポイントとなります。自分のことや弊社のことをアピールする際に使います。相手方へ実績やサービス内容を伝え終えたら「おります」で閉めましょう。幅広く使えるのが「いらっしゃる」です。「行く」の使用例として、目上に対して行くようにお願いをするときに「いらしてください」と使います。相手方がこれから来るときや既に来ているときも「いらっしゃる」は使えます。行くとき・来るときの両方に使えるので、いるの尊敬語で迷ったら「いらっしゃる」を使うようにしましょう。また、「行く」・「来る」に限らないで、何かをしているときの尊敬語としても使えます。目上の者に取引先のことを報告する際には、尊敬語の「いらっしゃる」を使って報告をしましょう。現状報告として、自分が出先へ向かっていたり既に取引先の所へ居るときに、「向かっております」や「〇時までおります」と目上の者へ所在地を伝えるときに使います。「いる」が一般的に広く使われている様に、ビジネスにおいても多用される言葉です。「いる」の敬語を誤って使っていると、多用される分、何度も誤ることになります。癖にもなりがちな言葉なので、正しい方を癖にして恥ることのの無いようにしましょう。謙譲語の「おります」の使用で間違えやすいのが「おられます」です。意味は同じですが「おられます」は敬意を示しています。特定の人物を対象にして、敬意を示す際に使う言葉なので「いらっしゃいます」と同様な扱いになります。単純に状況や確認事項といった情報を、相手に伝える際には「おります」を使うようにしましょう。本人の代わりに説明をしたり、状況を伝える代役を務めたときに使います。「〇〇は外回りに行っております」・「社長はとても興味を持っております」・「今日は忙しいと言っておりました」といった伝言や紹介の際に使います。取引先へ、これから担当の者が行き来することを伝えようと「間もなく〇〇がいらっしゃいます」と使うことがありますが、これは誤りです。取引先を目下にして、担当者を敬ってしまっていることになるため、失礼な表現となります。正しくは謙譲語の「伺います」で伝えます。逆に返答で「〇〇はいらっしゃいます」を使うことがありますが、これは誤りです。自分側のことを伝えているので、正しくは「〇〇はおります」を使って返答をします。ビジネスでは敬語を使い分けることがたくさんあります。今回は、取引先や上司を相手にする際に使われることの多い「いる」に限定して、「いらっしゃる」以外にも抑えておくべき正しい尊敬語の使い方をお伝えします。相手方に対して、場所を案内して、そこに居てもらいたいときは「こちらにいらしてください」又は「こちらにいらっしゃってください」と言ってお願いをします。また、これから来てもらいたいときは「おいでください」を使います。誤って「おられてください」と言わないように気を付けましょう。尊敬語の「いらっしゃる」の使い方で間違えやすいのが謙譲語の「おります」との使い分けです。この2つは用途が異なるため、誤り勝ちです。それぞれのポイントを抑えられる様に、適切な使い方を紹介しようと思います。「いる」の対象は人間に限らないで、動物も対象となります。動物を対象にしての確認のときも、在籍と同様に使用します。相手先の企業や組織や団体に、現在所属しているかの確認で使います。また、所属をしていて尚且つ、職場に在席しているかどうかのときにも使われます。相手方を呼び出したり対応を願う際には、まずは居るかどうかの確認がとれてからです。ビジネスでは確認事項として、相手先への電話や訪問のときに「いる」は使用されます。 尊敬語と謙譲語の使い分けに注意. 尊敬語の「いらっしゃる」の使い方で間違えやすいのが謙譲語の「おります」との使い分けです。この2つは用途が異なるため、誤り勝ちです。それぞれのポイントを抑えられる様に、適切な使い方を紹介しようと思います。 『謙譲語』と『尊敬語』と『丁寧語』。…日本語で一番難しい分野ですよね。。国語で習ったときにはこんがらがって文法大嫌いになったのを覚えています(´;ω;`)でも社会人としてこの3つの正しい使い分けは大切です!そこで今回は『謙譲語』『尊敬語』『 会話や文章でたくさん使われる「思う」という言葉。頻繁に使用される言葉ですが、「謙譲語・尊敬語・丁寧語」それぞれに合った適切な使い方ができていますか?間違った言葉遣いは相手にも悪印象を与えます。「思う」の謙譲語・尊敬語・丁寧語を、きちんと理解しておきましょう。
謙譲語、尊敬語、丁寧語の意味と違い 「ちゃんと敬語の使い方を勉強しなきゃダメだよ!」 と言われたときのこの 「敬語 」… 実は、 大きく分けると3つの種類 に分類されます。 それが、 尊敬語; 謙譲語; 丁寧語; この3つの意味をそれぞれ簡単に表すと、 敬語は尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類とされていましたが、現在ではもう少し細かく分類され5種類となっています。 そのため、敬語は尊敬語・謙譲語i・謙譲語ii(丁重語)・丁寧語・美化語というように分けられています。 尊敬語. 尊敬語というのは、相手を持ちあげることで自分の立ち位置が自然と下がっている状態を指します。謙譲語と同じように階段で考えてみましょう。階段の同じ段に立っているAさんとBさんがいるとします。謙譲語を使う場合は、自分や自分側に主導権があります。例えば、自分が相手の方へ向かう場合に「伺います」と表現します。これが謙譲語の表現です。謙譲語では「読む」は「拝読する」ですし、「帰る」は「おいとまする」などとなります。謙譲語よりも元の言葉に近いのが尊敬語だと覚えておくのも良いでしょう。「お~なる」や「ご~なる」という組み合わせで表現されることが多いものでもあります。謙譲語とは、自分の行動を相手よりも下の立場として表現することにより、相手への敬意を示します。具体的に挙げてみると「言う」という言葉は「申し上げる」となりますし、「読む」という言葉は「拝読する」などと表現されます。尊敬語を使う場合、相手に主導権があります。相手の動作や行動を表現するのが尊敬語であると覚えておくようにしましょう。他にも「見る」は「ご覧になる」、「知る」は「ご存知である」、「来る」は「いらっしゃる」や「お越しになる」などのように使われます。謙譲語の「謙」という字を使った言葉としては、控え目で慎ましいことを意味する「謙虚」、相手に対してへりくだった言い方を意味する「謙称」などがあります。すると、Bさんが階段をおりたことで、Aさん自身は動いていないのに、自然とAさんの方が上に立っているという構図が出来上がります。これが謙譲語です。自分が一歩さがることによって、相手を持ちあげ、相手に対して敬意を表すという意味になります。Aさんはそのまま動かず、Bさんが階段を一段のぼります。すると、Bさんが階段をのぼったことで、Aさん自身は動いていないのに、自然とBさんの方が上に立っているという構図が出来上がります。これが尊敬語です。「謙譲語」と「尊敬語」という言葉は、どちらも他人に敬意を払う際に使われる言葉であるという共通点があり、本来の意味は違いますが混同して使われる傾向があります。どの表現も、自分自身の行動について表現している言葉です。このように謙譲語というのは、行動の主導権が自分にある状態の時に使われます。自分の行動について、控えめに表現する言葉であると覚えておくようにしましょう。言葉を丁寧に表現する際に使われる接頭語の「お」という言葉と、文末に「~れる」「~られる」「~なる」などを付けた言葉の組み合わせが多いのが尊敬語の特徴であると言えます。尊敬語とは、相手の行動を自分よりも上の立場として表現することにより、相手への敬意を示します。具体的に挙げてみると「言う」という言葉は「おっしゃる」となりますし、「読む」という言葉は「お読みになる」などと表現されます。尊敬語とは、例えば「いらっしゃる」や「めしあがる」などが挙げられます。これはどちらも、相手が「いらっしゃる」状態であり、相手が「めしあがる」状態であると言えます。動いているのは自分ではなく、相手側です。階段を想像してみてください。階段の同じ段に立っているAさんとBさんがいるとします。Aさんはそのまま動かず、Bさんが階段を一段おります。一方、尊敬語とは、謙譲語と同じように敬語の一種です。謙譲語と違い、尊敬語というのは、行動や動作をしているのが自分ではなく、敬うべき相手である時に使われる言葉です。つまり、主導権が相手にある状態で使うのが尊敬語であると言えます。似た意味を持つ「謙譲語」(読み方:けんじょうご)と「尊敬語」(読み方:そんけいご)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。尊敬語は、謙譲語と比べると元の言葉と似ている表現の多いものです。例えば「読む」という言葉は「お読みになる」となりますし、「帰る」という言葉は「お帰りになる」となります。どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。この言葉がよく使われる場面としては、相手を持ちあげて敬う意味を示す時などが挙げられます。尊敬語を使う場合は、行動の主体が相手側にあるものです。相手の行動について尊敬語を使うと覚えておくようにしましょう。自分側が行動する、自分側が話し手であるという状態の時に使うのが謙譲語であると覚えておくようにしましょう。その他にも「いただきます」や「申し上げます」、「拝見します」などが謙譲語にあたるものです。どれも話し手である自分の側に主導権があるものです。謙譲語とは、謙遜(読み方:けんそん)の言葉であると言われています。謙遜というのは、へりくだって相手に立場を譲ることを意味しています。自分のことを控えめに表現することで、相手を高めることが出来ます。謙譲語とは、敬語の一種です。敬語とは、目上の人や立場が上の人に対して使う丁寧な言葉のことです。謙譲語というのは、自分や自分の行動を、相手よりも下げることで、必然的に相手を高めるという言葉です。自分の立ち位置はそのままに、相手を一歩上にあげることを尊敬語と言います。尊敬語とは、話し手である自分自身が、相手の動作や状態などを高めて敬意を表す言葉です。この言葉がよく使われる場面としては、自分が一歩下がることにより、相手に敬意を表したりする時などが挙げられます。謙譲語を使う場合は、行動の主体が自分の側にあるものです。謙譲語の「譲」という字を使った言葉としては、礼儀正しくへりくだった態度をとることを意味する「礼譲」、権利や財産、法律上の地位などを他人にゆずりわたすことを意味する「譲渡」などがあります。尊敬語の「敬」という字を使った言葉としては、あがめ敬うことを意味する「崇敬」、敬意を表して、礼や挙手などをすること意味する「敬礼」、感心して尊敬の念を抱くことを意味する「敬服」などがあります。他にも「見る」という言葉で考えると、謙譲語では「拝見する」となりますし、尊敬語では「ご覧になる」などとなります。その他にも言葉を丁寧にするために使う「お」や、「れる」「られる」などを使って「お読みになる」、「お荷物を預けられる」などという風に使われたりします。行動の主体が自分にあるのか、相手にあるのか。自分が一歩下がっているのか、相手を一段あげているのか。謙譲語と尊敬語には、そういった違いがあるのだと覚えておくようにしましょう。尊敬語の「尊」という字を使った言葉としては、価値あるものとして大切に扱うことを意味する「尊重」、いばって他人を見下げるような態度をとることを意味する「尊大」などがあります。やはり、どちらの例文でも、動いているのは自分ではなく相手です。このように、尊敬語では、相手の行動を丁寧に表現します。謙譲語と尊敬語で、よく混同されてしまう例をいくつか挙げておきます。例えば「行く」という言葉で考えると謙譲語では「伺う」となります。動いているのは自分です。尊敬語では「いらっしゃる」「おいでになる」となります。行動するのは相手側です。自分の行動について、一歩下がった表現をすることにより、相手を高めます。「伺う」「拝読する」「承知する」「賜る」など、特殊な表現が多いのが特徴です。頻繁に使われる表現については、元の意味とあわせて覚えておくようにすると良いでしょう。