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隆清院は真田信繁(幸村)の側室であり、父は豊臣秀次。母は秀次の継室(正室)・一の台(菊亭晴季の娘)。信繁(幸村)とは1男1女をもうけている。のち直(なほ)は出羽亀田藩主・岩城宣隆の室となり、お田の方と呼ばれる。少し豊臣秀次事件に触れてみる。 真田信繁の側室・隆清院（りゅうせいいん）。豊臣秀次の娘という血筋ながら謎の多い女性です。隆清院の母は公家の名門・菊亭家の出身だともいいます。大河ドラマ真田丸では「たか」の名前で登場する女性のモデルです。隆清院とその一族について調べてみました 後に信繁の側室となり、信繁にとって三男となる三好幸信（信繁死後二ヶ月後の誕生。三好姓は豊臣秀次の旧姓）と女子・なほ（御田姫、お田の方）を産んでいる。なほは出羽亀田藩主・岩城宣隆に嫁ぎ、幸信は岩城宣隆のもとに引き取られ、出羽亀田藩士となっている。秋田県・由利本荘の妙慶寺にお田の方の足跡が残る。長男・真田大助は大坂城落城時に豊臣秀頼に殉じ切腹。次男・片倉守信は仙台真田家初代当主となる。真田丸では、主人公の妻（正室、側室）になる女性が複数存在します。NHK大河ドラマ「真田丸」に登場する、主人公・真田信繁の「四人の妻」と、そのモデル人物についてまとめます。史実において以下の四人の女性たちが真田信繁の妻となったとされます。いずれも各人物に相当すると思われるキャラクターが「真田丸」に登場しています。信繁の正室となり、男子・真田幸昌（大助）、片倉守信、女子・あくり（蒲生郷喜室）、阿昌蒲（片倉定広室）、おかね（石川貞清）を産んでいる。隆清院は、豊臣秀吉の甥・秀次の娘。「秀次事件」により秀次が切腹に追い込まれ、秀次一族の子女が一斉に三条河原で処刑された中、隆清院とその姉は命からがらこれを逃れている。高梨内記の娘は真田信繁の側室となり、娘・於市（早世）、阿梅を産んでいる。阿梅は片倉重長に嫁いでいる。Copyright© ロケTV , 2016 All Rights Reserved.竹林院は、大谷刑部少輔吉継の娘（妹、姪を養女としたという説もあり）とされる。竹林院は死後の法名で、吉継の娘の名前は史料で確認されていない。上田の地侍・堀田興重の娘として生まれる。信繁の側室となると娘・阿菊（お菊、すえ）を産んでいる。 隆清院 (隆性院 、実名不詳・生没年不詳)は 豊臣秀次 の娘(次女？ )である。 nhk大河ドラマ「 真田丸 」においては「たか」と言う姫の名で描かれるようだ。 演じる女優さんは岸井ゆきさん。 豊臣秀次の娘の母は不明であるが、元々豊臣秀次(羽柴秀次)は側室が多かったので、余計にわからない。 信繁は身を隠していた秀次の娘 ... の軍備えの色を赤で統一するよう指示を下す。紆余曲折を経て完成した出丸を幸村は「真田丸」と名付ける。 家康が真田丸を攻めることを命じた恩義のある上杉と真田との戦闘を避けるため、幸村は真田丸の目の前に陣取る井伊と前田の軍を挑発し撃退する策 copyright© 2020- (株)TOLEDO1595年の豊臣秀次事件で一族の大半は粛清されたが、その時、生き延びた娘の1人が隆清院(りゅうせいいん)であった。[…] 側室・隆清院(興清院)(豊臣秀次の娘) 三男：三好幸信 女子：なほ(御田姫、顕性院) – 岩城宣隆の側室 […][…] 梅(初恋の人・堀田作兵衛の娘/？～？)、黒木華(25) 隆性院(隆清院)(側室・豊臣秀次の娘) 、 […][…] →真田幸村【真田信繁】の妻と子供たち一覧表 →たか・隆清院(隆性院)と御田姫(なほ)御田の方・三好幸信の生涯 […]なお、真田幸村は、実は生きていて、御田の方を頼って秋田に逃れ、生涯を閉じたとする伝承もあります。[…] 大谷吉継–片岡愛之助 豊臣秀次–新納慎也 たか(豊臣秀次の娘)–岸井ゆき 豊臣秀頼–中川大志 大蔵卿局–峯村リエ […][…] 真田大助–浦上晟周(幼少期–吉田騎士) たか(豊臣秀次の娘、真田信繁の側室)–岸井ゆき 真田すえ–(5歳)保榮茂愛 […][…] 破壊される聚楽第を見回っている真田信繁の前に、難を逃れた豊臣秀次の娘・たかを見つけます。 この娘の命を助けたいと考えた真田信繁は、豊臣秀吉の前で、大谷吉継の娘・春との婚 […]そして、三好幸信(三好左次郎)も岩城家に引き取られ、元服すると三好幸信(みよし-ゆきのぶ)と称して380石を与えられた。[…] 春(竹林院)(真田信繁の正室)–松岡茉優(まつおか-まゆ) たか(豊臣秀次の娘、真田信繁の側室)–岸井ゆき 真田すえ–(5歳)保榮茂愛 […][…] さて、岩城宣家(岩城宣隆)は、1627年頃、側室に、なほ姫(御田姫・御田の方)を迎えています。兄・佐竹義宣が京都の二条城にて女中をしていた御田の方を見つけて、多賀谷宣家(岩城宣家) […]大河ドラマ「真田丸」で注目の真田家人物伝 真田幸隆・真田昌幸・真田信之・真田信繁(真田幸村)・真田家臣まで[…] 特筆するべきこととしては、大坂夏の陣にて討死した真田幸村の娘とされる御田の方が、この出羽・亀田藩の藩主・岩城宣隆に嫁いでいる事です。 […][…] 豊臣秀次は側室が多かった事でも有名で「たか」と言う姫もおります。 その豊臣秀次から側室の話をもらっていた「キリ」は迷いがあり、父・高梨内記に相談するとして上田に帰ります […] 7/17（日）第28回＜真田丸＞～受難！信繁は秀吉の願いで「刑部の娘～春」と結婚！そして、「秀次の娘～たか」をも側室にする！先には「梅」とも結婚していますが、当時の安土桃山時代にこの様な（婚姻の届け）などは何処にしたのでしょうか？ 一の台は美しかったので秀吉も側室にしたいと思っていたようです。ところが一の台が拒否し秀次の正室になったので秀次を妬んだともいいます。大河ドラマ真田丸では「たか」の名前で登場する女性のモデルです。三好とは祖父の豊臣秀次が三好家を継いでいたときに名乗っていた姓です。秀次の父でともの夫でもある弥助も、秀次が三好家を継いでいた時期には三好吉房と名乗っていました。元服して 三好 左馬之助 幸信と名乗り、以後は亀田藩に仕えました。その後、秀次と母一の台御局の菩提を弔う日々を送っていたと思われます。姉・お田（なほ）の嫁ぎ先である出羽亀田藩主・岩城宣隆に引き取られます。真田信繁は秀次と面識があったと思われます。幼いころの隆清院と出会っていたかもしれません。でもこのころの信繁では隆清院を側室にするのは難しかったでしょう。なにしろ関白の娘なのですから。大坂城には秀次切腹の原因となった秀頼がいます。でも、秀次が切腹した当時、隆清院はおそらく幼かったでしょう。父と母が死んだ事情は分からなかったに違いありません。信繁はじめ九度山にいた者も秀頼のことを悪く言う人はいなかったでしょう。1595年に秀次切腹のあと処刑された妻子の中に若御前の名はありません。そのときにはすでに亡くなっていたのかもしれませんし、処刑は免れて実家に戻ったという説もあります。このころになると隆清院が信繁の子を宿していることは誰の目にも明らかな状態でした。信繁も脱出を勧めたようです。あまり取り上げられることない隆清院のことがよくわかり、とてもありがたかったです。ただ気になったのは若御前のことです。若御前は秀次の元で死亡などせず、生きて実家の池田家に戻っています。秀吉は天下取りの際に味方をしてくれた池田恒興の娘ということで、特別な配慮をしたものと思われます。この時期、多くの者が大坂城を去っています。城から出るのはたやすかったでしょう。菊亭家は今出川家ともいいますが、普段は菊亭と名乗り、大臣になると今出川を名乗りました。慶長19年10月（1614年）。信繁が大坂城に入ったとき、隆清院となほ は大坂城に入ったといいます。真田や豊臣を名乗るわけにはいきませんから、その縁で三好を名乗ることにしたのでしょう。隆清院も豊臣の縁者。どうせ死ぬなら大坂城で死にたいと思ったのかもしれません。秀次が菊亭家と同じ家格になったのは1588年。あるいは秀次が豊臣姓を受けた1586年以降だと思われます。慶長19年(12月)1614年。豊臣と徳川は和睦し、真田丸が破壊され、堀が埋められた大坂城にはもはや勝利は望めません。なおは紆余曲折の末、出羽亀田藩主・岩城宣隆の室となり、お田の方と呼ばれます。左次郎はお田が引き取りました。隆清院は寛永10年（1633年）に亡くなりました。一の台御局の実家・菊亭家で葬儀が行われたといいます。この葬儀にはお田も使者を送ったそうです。誕生年は分かりませんが。母が菊亭家出身の一の台だとすると、秀次が豊臣の姓をうけ関白秀吉の後継者として公家の間にも認められだした1586年よりも後ということになります。秀次にはすでに正室として若御前（池田恒興の娘）がいました。正室が二人になりました。この時すでに亡くなっていたという説もあります。現在、一の台御前と於美屋御前は秀次とともに瑞泉寺に葬られています。隆清院の消息は諸説あります。豊臣・真田の残党狩りから逃れるため転々とし、姉の嫁ぎ先である梅小路家を頼ったともいいます。そんなとき、いきさつは不明ですが九度山で生活していた信繁と出会い側室になったようです。母譲りの美貌に信繁が惹かれたのかもしれません。秀次の娘で処刑されたのは当時9歳だった露月院のみ。隆清院は露月院よりも幼かったと思われます。幼い女児だから見逃されたのでしょうか。菊亭 晴季の娘は”一の台御局”と呼ばれました。一の台とは「一の御台所」つまり正室を意味します。秀次は切腹、一の台御局、他の兄弟姉妹も処刑されるのですがなぜか隆清院は処刑を免れました。一の台御局は美貌の持ち主だったため、秀次に見初められ正室になったとも言われます。このとき連れ子の 於宮 も側室にしたので、子を犯すとは人にあるまじき畜生の行いだと言ったので秀次の首塚が「畜生塚」と呼ばれたという話がありますが、作り話のようです。慶長20年(3月)1615年。隆清院となほは京都嵯峨野で瑞龍院で尼僧をしている秀次の母・とも（日秀尼）のもとに身を寄せました。一の台御前は一番最初に処刑されました。当時13歳の娘・於美屋御前も処刑されました。
隆清院は真田信繁(幸村)の側室であり、父は豊臣秀次。母は秀次の継室(正室)・一の台(菊亭晴季の娘)。信繁(幸村)とは1男1女をもうけている。のち直(なほ)は出羽亀田藩主・岩城宣隆の室となり、お田の方と呼ばれる。少し豊臣秀次事件に触れてみる。 真田信繁の側室・隆清院（りゅうせいいん）。豊臣秀次の娘という血筋ながら謎の多い女性です。隆清院の母は公家の名門・菊亭家の出身だともいいます。大河ドラマ真田丸では「たか」の名前で登場する女性のモデルです。隆清院とその一族について調べてみました 後に信繁の側室となり、信繁にとって三男となる三好幸信（信繁死後二ヶ月後の誕生。三好姓は豊臣秀次の旧姓）と女子・なほ（御田姫、お田の方）を産んでいる。なほは出羽亀田藩主・岩城宣隆に嫁ぎ、幸信は岩城宣隆のもとに引き取られ、出羽亀田藩士となっている。秋田県・由利本荘の妙慶寺にお田の方の足跡が残る。長男・真田大助は大坂城落城時に豊臣秀頼に殉じ切腹。次男・片倉守信は仙台真田家初代当主となる。真田丸では、主人公の妻（正室、側室）になる女性が複数存在します。NHK大河ドラマ「真田丸」に登場する、主人公・真田信繁の「四人の妻」と、そのモデル人物についてまとめます。史実において以下の四人の女性たちが真田信繁の妻となったとされます。いずれも各人物に相当すると思われるキャラクターが「真田丸」に登場しています。信繁の正室となり、男子・真田幸昌（大助）、片倉守信、女子・あくり（蒲生郷喜室）、阿昌蒲（片倉定広室）、おかね（石川貞清）を産んでいる。隆清院は、豊臣秀吉の甥・秀次の娘。「秀次事件」により秀次が切腹に追い込まれ、秀次一族の子女が一斉に三条河原で処刑された中、隆清院とその姉は命からがらこれを逃れている。高梨内記の娘は真田信繁の側室となり、娘・於市（早世）、阿梅を産んでいる。阿梅は片倉重長に嫁いでいる。Copyright© ロケTV , 2016 All Rights Reserved.竹林院は、大谷刑部少輔吉継の娘（妹、姪を養女としたという説もあり）とされる。竹林院は死後の法名で、吉継の娘の名前は史料で確認されていない。上田の地侍・堀田興重の娘として生まれる。信繁の側室となると娘・阿菊（お菊、すえ）を産んでいる。 隆清院 (隆性院 、実名不詳・生没年不詳)は 豊臣秀次 の娘(次女？ )である。 nhk大河ドラマ「 真田丸 」においては「たか」と言う姫の名で描かれるようだ。 演じる女優さんは岸井ゆきさん。 豊臣秀次の娘の母は不明であるが、元々豊臣秀次(羽柴秀次)は側室が多かったので、余計にわからない。 信繁は身を隠していた秀次の娘 ... の軍備えの色を赤で統一するよう指示を下す。紆余曲折を経て完成した出丸を幸村は「真田丸」と名付ける。 家康が真田丸を攻めることを命じた恩義のある上杉と真田との戦闘を避けるため、幸村は真田丸の目の前に陣取る井伊と前田の軍を挑発し撃退する策 copyright© 2020- (株)TOLEDO1595年の豊臣秀次事件で一族の大半は粛清されたが、その時、生き延びた娘の1人が隆清院(りゅうせいいん)であった。[…] 側室・隆清院(興清院)(豊臣秀次の娘) 三男：三好幸信 女子：なほ(御田姫、顕性院) – 岩城宣隆の側室 […][…] 梅(初恋の人・堀田作兵衛の娘/？～？)、黒木華(25) 隆性院(隆清院)(側室・豊臣秀次の娘) 、 […][…] →真田幸村【真田信繁】の妻と子供たち一覧表 →たか・隆清院(隆性院)と御田姫(なほ)御田の方・三好幸信の生涯 […]なお、真田幸村は、実は生きていて、御田の方を頼って秋田に逃れ、生涯を閉じたとする伝承もあります。[…] 大谷吉継–片岡愛之助 豊臣秀次–新納慎也 たか(豊臣秀次の娘)–岸井ゆき 豊臣秀頼–中川大志 大蔵卿局–峯村リエ […][…] 真田大助–浦上晟周(幼少期–吉田騎士) たか(豊臣秀次の娘、真田信繁の側室)–岸井ゆき 真田すえ–(5歳)保榮茂愛 […][…] 破壊される聚楽第を見回っている真田信繁の前に、難を逃れた豊臣秀次の娘・たかを見つけます。 この娘の命を助けたいと考えた真田信繁は、豊臣秀吉の前で、大谷吉継の娘・春との婚 […]そして、三好幸信(三好左次郎)も岩城家に引き取られ、元服すると三好幸信(みよし-ゆきのぶ)と称して380石を与えられた。[…] 春(竹林院)(真田信繁の正室)–松岡茉優(まつおか-まゆ) たか(豊臣秀次の娘、真田信繁の側室)–岸井ゆき 真田すえ–(5歳)保榮茂愛 […][…] さて、岩城宣家(岩城宣隆)は、1627年頃、側室に、なほ姫(御田姫・御田の方)を迎えています。兄・佐竹義宣が京都の二条城にて女中をしていた御田の方を見つけて、多賀谷宣家(岩城宣家) […]大河ドラマ「真田丸」で注目の真田家人物伝 真田幸隆・真田昌幸・真田信之・真田信繁(真田幸村)・真田家臣まで[…] 特筆するべきこととしては、大坂夏の陣にて討死した真田幸村の娘とされる御田の方が、この出羽・亀田藩の藩主・岩城宣隆に嫁いでいる事です。 […][…] 豊臣秀次は側室が多かった事でも有名で「たか」と言う姫もおります。 その豊臣秀次から側室の話をもらっていた「キリ」は迷いがあり、父・高梨内記に相談するとして上田に帰ります […] 7/17（日）第28回＜真田丸＞～受難！信繁は秀吉の願いで「刑部の娘～春」と結婚！そして、「秀次の娘～たか」をも側室にする！先には「梅」とも結婚していますが、当時の安土桃山時代にこの様な（婚姻の届け）などは何処にしたのでしょうか？ 一の台は美しかったので秀吉も側室にしたいと思っていたようです。ところが一の台が拒否し秀次の正室になったので秀次を妬んだともいいます。大河ドラマ真田丸では「たか」の名前で登場する女性のモデルです。三好とは祖父の豊臣秀次が三好家を継いでいたときに名乗っていた姓です。秀次の父でともの夫でもある弥助も、秀次が三好家を継いでいた時期には三好吉房と名乗っていました。元服して 三好 左馬之助 幸信と名乗り、以後は亀田藩に仕えました。その後、秀次と母一の台御局の菩提を弔う日々を送っていたと思われます。姉・お田（なほ）の嫁ぎ先である出羽亀田藩主・岩城宣隆に引き取られます。真田信繁は秀次と面識があったと思われます。幼いころの隆清院と出会っていたかもしれません。でもこのころの信繁では隆清院を側室にするのは難しかったでしょう。なにしろ関白の娘なのですから。大坂城には秀次切腹の原因となった秀頼がいます。でも、秀次が切腹した当時、隆清院はおそらく幼かったでしょう。父と母が死んだ事情は分からなかったに違いありません。信繁はじめ九度山にいた者も秀頼のことを悪く言う人はいなかったでしょう。1595年に秀次切腹のあと処刑された妻子の中に若御前の名はありません。そのときにはすでに亡くなっていたのかもしれませんし、処刑は免れて実家に戻ったという説もあります。このころになると隆清院が信繁の子を宿していることは誰の目にも明らかな状態でした。信繁も脱出を勧めたようです。あまり取り上げられることない隆清院のことがよくわかり、とてもありがたかったです。ただ気になったのは若御前のことです。若御前は秀次の元で死亡などせず、生きて実家の池田家に戻っています。秀吉は天下取りの際に味方をしてくれた池田恒興の娘ということで、特別な配慮をしたものと思われます。この時期、多くの者が大坂城を去っています。城から出るのはたやすかったでしょう。菊亭家は今出川家ともいいますが、普段は菊亭と名乗り、大臣になると今出川を名乗りました。慶長19年10月（1614年）。信繁が大坂城に入ったとき、隆清院となほ は大坂城に入ったといいます。真田や豊臣を名乗るわけにはいきませんから、その縁で三好を名乗ることにしたのでしょう。隆清院も豊臣の縁者。どうせ死ぬなら大坂城で死にたいと思ったのかもしれません。秀次が菊亭家と同じ家格になったのは1588年。あるいは秀次が豊臣姓を受けた1586年以降だと思われます。慶長19年(12月)1614年。豊臣と徳川は和睦し、真田丸が破壊され、堀が埋められた大坂城にはもはや勝利は望めません。なおは紆余曲折の末、出羽亀田藩主・岩城宣隆の室となり、お田の方と呼ばれます。左次郎はお田が引き取りました。隆清院は寛永10年（1633年）に亡くなりました。一の台御局の実家・菊亭家で葬儀が行われたといいます。この葬儀にはお田も使者を送ったそうです。誕生年は分かりませんが。母が菊亭家出身の一の台だとすると、秀次が豊臣の姓をうけ関白秀吉の後継者として公家の間にも認められだした1586年よりも後ということになります。秀次にはすでに正室として若御前（池田恒興の娘）がいました。正室が二人になりました。この時すでに亡くなっていたという説もあります。現在、一の台御前と於美屋御前は秀次とともに瑞泉寺に葬られています。隆清院の消息は諸説あります。豊臣・真田の残党狩りから逃れるため転々とし、姉の嫁ぎ先である梅小路家を頼ったともいいます。そんなとき、いきさつは不明ですが九度山で生活していた信繁と出会い側室になったようです。母譲りの美貌に信繁が惹かれたのかもしれません。秀次の娘で処刑されたのは当時9歳だった露月院のみ。隆清院は露月院よりも幼かったと思われます。幼い女児だから見逃されたのでしょうか。菊亭 晴季の娘は”一の台御局”と呼ばれました。一の台とは「一の御台所」つまり正室を意味します。秀次は切腹、一の台御局、他の兄弟姉妹も処刑されるのですがなぜか隆清院は処刑を免れました。一の台御局は美貌の持ち主だったため、秀次に見初められ正室になったとも言われます。このとき連れ子の 於宮 も側室にしたので、子を犯すとは人にあるまじき畜生の行いだと言ったので秀次の首塚が「畜生塚」と呼ばれたという話がありますが、作り話のようです。慶長20年(3月)1615年。隆清院となほは京都嵯峨野で瑞龍院で尼僧をしている秀次の母・とも（日秀尼）のもとに身を寄せました。一の台御前は一番最初に処刑されました。当時13歳の娘・於美屋御前も処刑されました。