まず前提として重要なのが、進行方法についてはあくまでも歴代の総会をベースにするということです。一般的なひな形や式次第などはありますし、ここでも紹介していきますが、それはあくまでも一般的なものです。総会の進め方は自治会や町内会によって違い、独特な項目、進行方法を設けているところもあります。そのため、ココで解説する内容はあくまでも一般論としてであって、考え方のベースにとどめておくことをおすすめします。これをベースにしながら歴代の進行方法を加味して具体的なも … 【議長】 なお、議事の秩序を保ちますため、議事の進行につきましては、議長である私の指示に従っていただきますようお願い申し上げます。また株主様のご質問ならびご発言につきましては、監査役の監査報告、営業報告、貸借対照表および損益計算書の報告、決議事項の議案の内容説明が終了した後に、私の指示に従ってなされますようお願いいたします。【議長】 賛成過半数と認め、議案の採決に移らせていただきたいと存じます。【衣笠取締役】取締役の一岡でございます。ただいまのご質問にお答えいたします。(略)以上、ご説明申し上げました。【監査役】(起立し、株主席に向けて一礼)常勤監査役の會澤でございます。監査役会を代表しまして、私から監査報告をさせていただきます。当監査役会は、第12期における取締役の業務執行全般について監査を行ってまいりました。まず会計監査人である坂倉監査法人の会計に関しての監査方法およびその結果につきましては相当であります。また、会計以外の業務につきましても、法令・定款に適合いたしており不当な事実・事項はございません。また、本総会の各議案および書類に関しましても、法令・定款に違反する事項および不当な事項はございません。以上、ご報告申し上げます。【議長】ただいまのご質問につき、ご回答申し上げます。(略)以上、ご説明申し上げました。【議長】 他に質問はございませんでしょうか? 質問のある方は挙手をお願い申し上げます。定時株主総会の進行アウトライン(一括上程方式)の一例です。当然ながら議案の内容は、ケース・バイ・ケースで異なります。弊所へのご相談・弊所の事務所情報等については以下をご覧ください。質問審議を終了しました後は、ご発言はお受けできませんので、ご発言を希望される株主様はすべてこの機会にお申し出頂きますようお願い申し上げます。それでは、どなたかいらっしゃいますか?(事務局が紙を差し出す。)また、本議案につきましては、先ほど、株主様より、株主配当金を1株あたり×円とする議案修正の動議が提出されております。つきましては、第1号議案に関しては、会社提案の原案から先にお諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。【株主】37番の野間です。株主配当についてですが…(略)本ページでは、株主総会の具体的な進行について、シナリオ例をご紹介いたします。なお、登場する人名は架空のものです。【議長】 ただいま9番の株主様から議長不信任の動議が提出されました。私は、定款の定めに従って議長を務めさせていただき、公正に議事を進行しておりますので、ご指摘は当たらないものと考えておりますが、株主の皆様いかがでしょうか。【議長】 ありがとうございました。本議案は、賛成多数により会社提案の原案のとおり承認可決されました。したがいまして、先ほど提出された修正動議は、会社提案の原案の可決により否決されました。【議長】次に、貸借対照表の内容につきましてご説明申し上げます。お手元の招集ご通知の○頁をご覧いただきますようお願い申し上げます。(説明する)【議長】ありがとうございました。では、過半数のご賛同を得ましたので、この方法で行なうこととさせていただきます。なお、ご質問・ご発言に当たりましては、挙手をして頂き、私が指名しましたら、最寄のマイクをご使用の上、ご自分の出席票番号とお名前をおっしゃっていただいた上で、要点を簡素に、ご発言されますようお願い申し上げます。【議長】 以上をもちまして、本総会は閉会と致します。本日は、誠にありがとうございました。(株主席のほうに対し一礼)【議長】 それでは、ただいまより、第12期定時株主総会を開会いたします。本日の会議の目的事項といたしましては、お手元の招集ご通知に記載してありますとおりでございます。【議長】(挙手している人を指し示し)、そちらの株主様、出席票の番号と名前をおっしゃってください。【議長】 それでは、本総会におけるご出席株主数、ならびにその株式数をご報告申し上げます。本総会におきまして議決権を有する株主数は×××名、その議決権個数は××××個でございます。本総会にご出席の株主数は、委任状をご提出いただきました方を含め○○○名、その議決権個数○○○○株でございます。【議長】 続きまして、第1号議案から第3号議案までの各議案を上程させて頂きますとともに、その内容につきましてあらかじめご説明申し上げます。決議事項につきましては、お手元の招集ご通知記載のとおりであります。【議長】次に、損益計算書の内容につきましてご説明申し上げます。お手元の招集ご通知の○頁をご覧いただきますようお願い申し上げます。(説明する)【議長】 ありがとうございました。過半数のご賛同を得ましたので、本議案は原案通り承認可決されました。【議長】 第2号議案の採決に移らせていただきたいと存じます。原案にご異議ございませんか。【議長】ありがとうございました。ただいまの動議は否決されましたので、このまま議事を進めさせて頂きます。【議長】 それでは、営業報告ならびに各議案の審議に入ります前に、監査役会より監査報告をお願い致します。會澤監査役どうぞ。【議長】それでは、平成○年○月○日から平成○年○月○日までの第12期の営業報告書についてご報告申し上げます。お手元の「第12期営業報告書」をご覧下さい。その概略につきまして、ご説明申し上げます。(説明する)【議長】 その件につきましては、第1号議案である株主配当に対する修正動議のご提出というご趣旨でしょうか。【新取締役長野】 (起立し、株主席のほうに対し一礼)長野でございます。よろしくお願い致します。(株主 拍手)【議長】(事務局を見る。メモがでる。)ただいま株主様より、株主配当に関して修正動機が提出されました。これにつきましては、株主の皆様にご審議賜った上で、採決に関しましては、原案とあわせて取り扱いたいと存じます。【係員】 定刻になりましたので、社長、議長席の方へお願い致します。学術的で難解な判例の評論は極力避け、分かりやすさと実践性に主眼を置いています。経営者、企業の法務担当者、知財担当者、管理部署の社員が知っておくべき知的財産とビジネスに必要な法律知識を少しずつ吸収することができます。 主な分野として、知的財産(特許、商標、著作権、不正競争防止法等)、会社法、労働法、企業取引、金融法等を取り上げます。メルマガの購読は無料です。ぜひ、以下のフォームからご登録ください。【議長】それでは、この後の進行方法につきましては、報告事項ならびにすべての決議事項について株主の皆様からの質問・ご意見・動議を含めた審議に関する一切のご発言をお受けいたします。その終了後は、決議事項につき採決のみをさせて頂きたいと存じますが、ご異議ございませんでしょうか。【議長】 それでは、先ず第1号議案、期末における株主配当金の採決を致します。【議長】しがいまして、本総会の定足数の定めのある各議案を審議するために必要な定足数を満たしておりますことをご報告申し上げます。【議長】 次に、第2号議案につきましては、(以下略)。以上のとおりご提案申し上げます。【議長】 以上で、本日の目的事項はすべて終了しましたが、この場をお借りしまして、新取締役の紹介をさせていただきたいと存じます。新取締役長野さんどうぞ。