取材・文/柿川鮎子 写真/木村圭司 日露戦争を勝利に導いた将軍・秋山好古(よしふる、1859~1930年)は晩婚主義者で、36歳で結婚した時も「結婚が早すぎた」と周囲にこぼしていました(秋山好古大将記念刊行会刊「秋山好古」)。そんな秋山が結婚に踏み切った理由のひとつは、女中に … 「僕はデザイナーだけど実はかなり洋服が少ない。洋服を大量に所有することがファッションアディクトというわけではない。」的なことを言っていて、一番最後まで減らすのが困難だった洋服にも着手することができ、今の現状に至ります。もともとファッションが大好きだったので、2〜3年前まではクローゼットがパンパンで、自分の持っているアイテムすら把握できていない状態…。最初に、断捨離の一節をあげましたが、その他にも僕が自分の持ち物について考えるときに、大切にしている言葉が2つあります。あ、モノを減らした結果、最後に残った具体的なアイテムや便利グッズなども今度時間がある際に皆さんにご紹介したいと思います!…いつになるかはわかりませんが、ゆるーく期待していてください。笑この気持ちの軽さ、フットワークの軽さは、言葉では言い表せないほど快適です。経験した人だけがわかるこの感覚は、できればより多くの方に実際に味わって欲しいと願うほどです。今、目下の課題はこの情報を整理すること、入ってくる情報源を限りなく絞りう込み、自分が本当に面白いと感じるものだけを得るようにすることです。これは、高城剛さんなどが主張している「情報ダイエット」のような感覚と似ているのかもしれません。断捨離とか片付けの魔法とか、今の世の中には色々な片付け本が出ていますが、結局はこの言葉に集約されているような気がします。ドンドン絞り込んでいくうちに、自然と自分の大切なモノだけが勝手に浮き上がって見えてくるようになるんです。この辺は、ものすごーく不思議な感覚でした。笑そして、全ての持ち物をまとめるのにも全く労力がかからないので、生活の場を移動することも全然億劫ではなくなります。しかし、上記で紹介した3つの言葉に出会い価値観が変わり、ランバン メンズデザイナー、ルカ・オッセンドライバーのインタビューを読んだ時、彼の一言に目が留まりました。極端な話、この荷物だけが今「所有」している僕の全財産であり、この荷物さえあれば、世界中どこへでも行く事ができます。帰国するために、北京で住んでいた自分の部屋のモノを片づけたり、実家の引越しを手伝ったりと、目の前の「モノ」と向きあう時間が最近多かったので、今日はこの「モノとの付き合い方」について、自分なりの考えを書いてみたいと思います。今まで自分が考えていた「愛着」が、実はタダの「執着」でしかなかったと気付いた時に、本当の意味で開放感というものが得られたような気がしました。RSSは1日に2000件ぐらい流れてきますし、自炊した積読も50冊以上、完全なる「情報デブ」です。笑モノを増やすのが苦痛になってきて、ものにとらわれていることがどれだけ愚かなことなのかが理解できるようになってくるからです。所有欲的なものが自然と薄れていくんです。よく「自分はモノが少ないんだ。」と他人に話すと、「新しいモノをバンバン買ってすぐに捨ててそう…」と思われてしまいがちですが、実はその逆で、本当に必要だと思わない限り新しいものはほとんど買わなくなります。・・・と、ここまでなんだかものすごーく偉そうに書いてきましたが、実は僕も昔はかーなりモノが多いタイプの人間でした。…ただ、今の僕でもまだ減らせていないものがあります。それが「情報」です。「情報」に関してはかーなりのデブです。えぇ、それはかなりの。笑また「これだけで事足りてしまう」と脳で認識すると、新しいモノも買わないようになってきます。これが達成できた際の気持ちよさというか開放感は、きっと物体の時と同様に、いやもしかしたらそれ以上なのかもと期待しています。この感覚には非常に共感できました。自分が「所有」している「モノ」に「気を配る」という行為は、実はものすごく労力を要します。少なくとも僕もそうでした。あまり高価ではなく消費スピードが早いモノは、基本的に現地で調達すれば事足りてしまうので、常に所有する必要がありません。今回北京を出る際には、とうとうスーツケース一つとバックパック一つにまで絞ることが出来ました。断捨離の一節を含めこの3つが、僕がモノと向き合うときにいつも大切にしている言葉です。この情報ダイエットに成功したら、また報告のエントリーを書きたいと思います。まず、今目の前にあるモノだけを使えばいいので、何を使うか、迷う必要がなくなります。このように意識して、本当に自分に必要だと思うモノだけに絞っていけば、自分でも驚くほどモノが少なくなります。モノを減らすことにより、気持ち的な余裕と時間的な余裕は計り知れません。なぜなら、ここまでモノを減らしてくると、自分から大切なモノにフォーカスする必要がなくなるからです。もちろん他人に強要するつもりはないですが、必要なモノを絞ることにより、自分にとって大切なモノが絶対に見えてくるはずだと僕は考えています。
秋山好古、真之兄弟は、旧旗本佐久間正節屋敷に下宿していたはずですが、ドラマ「坂の上の雲」では正節は出てこず、娘と女中しか出てこなかったような気がします。正節本人は、兄弟の下宿時代には既にこの世にいなかったんですか?多美は肉親とは住んでなかったんですか? 秋山真之と好古が若いころ、一緒に好古の家で食事をしている時、好古の家には茶碗がひとつしかなく、真之が兄・好古にその理由を訪ねるシーンがあります。 その時の好古の答えが… 「貧乏だからではないぞ、男子は生涯一事をなせば足る。身辺はあえて単純明快にしろ。何事も単純であれ� 【サクマヒラキ】 江戸時代末期の武将。信濃松代藩士。佐久間象山とも。 若年の頃より和算、儒学、朱子学など学問を学び、その才を 松代藩主である真田幸貫に重用され、真田幸良の教育係を務めた。 その後西洋兵学を学んで主君である幸貫に「海防八策」を献上した。 徳川慶喜とも京で国�
「僕はデザイナーだけど実はかなり洋服が少ない。洋服を大量に所有することがファッションアディクトというわけではない。」的なことを言っていて、一番最後まで減らすのが困難だった洋服にも着手することができ、今の現状に至ります。もともとファッションが大好きだったので、2〜3年前まではクローゼットがパンパンで、自分の持っているアイテムすら把握できていない状態…。最初に、断捨離の一節をあげましたが、その他にも僕が自分の持ち物について考えるときに、大切にしている言葉が2つあります。あ、モノを減らした結果、最後に残った具体的なアイテムや便利グッズなども今度時間がある際に皆さんにご紹介したいと思います!…いつになるかはわかりませんが、ゆるーく期待していてください。笑この気持ちの軽さ、フットワークの軽さは、言葉では言い表せないほど快適です。経験した人だけがわかるこの感覚は、できればより多くの方に実際に味わって欲しいと願うほどです。今、目下の課題はこの情報を整理すること、入ってくる情報源を限りなく絞りう込み、自分が本当に面白いと感じるものだけを得るようにすることです。これは、高城剛さんなどが主張している「情報ダイエット」のような感覚と似ているのかもしれません。断捨離とか片付けの魔法とか、今の世の中には色々な片付け本が出ていますが、結局はこの言葉に集約されているような気がします。ドンドン絞り込んでいくうちに、自然と自分の大切なモノだけが勝手に浮き上がって見えてくるようになるんです。この辺は、ものすごーく不思議な感覚でした。笑そして、全ての持ち物をまとめるのにも全く労力がかからないので、生活の場を移動することも全然億劫ではなくなります。しかし、上記で紹介した3つの言葉に出会い価値観が変わり、ランバン メンズデザイナー、ルカ・オッセンドライバーのインタビューを読んだ時、彼の一言に目が留まりました。極端な話、この荷物だけが今「所有」している僕の全財産であり、この荷物さえあれば、世界中どこへでも行く事ができます。帰国するために、北京で住んでいた自分の部屋のモノを片づけたり、実家の引越しを手伝ったりと、目の前の「モノ」と向きあう時間が最近多かったので、今日はこの「モノとの付き合い方」について、自分なりの考えを書いてみたいと思います。今まで自分が考えていた「愛着」が、実はタダの「執着」でしかなかったと気付いた時に、本当の意味で開放感というものが得られたような気がしました。RSSは1日に2000件ぐらい流れてきますし、自炊した積読も50冊以上、完全なる「情報デブ」です。笑モノを増やすのが苦痛になってきて、ものにとらわれていることがどれだけ愚かなことなのかが理解できるようになってくるからです。所有欲的なものが自然と薄れていくんです。よく「自分はモノが少ないんだ。」と他人に話すと、「新しいモノをバンバン買ってすぐに捨ててそう…」と思われてしまいがちですが、実はその逆で、本当に必要だと思わない限り新しいものはほとんど買わなくなります。・・・と、ここまでなんだかものすごーく偉そうに書いてきましたが、実は僕も昔はかーなりモノが多いタイプの人間でした。…ただ、今の僕でもまだ減らせていないものがあります。それが「情報」です。「情報」に関してはかーなりのデブです。えぇ、それはかなりの。笑また「これだけで事足りてしまう」と脳で認識すると、新しいモノも買わないようになってきます。これが達成できた際の気持ちよさというか開放感は、きっと物体の時と同様に、いやもしかしたらそれ以上なのかもと期待しています。この感覚には非常に共感できました。自分が「所有」している「モノ」に「気を配る」という行為は、実はものすごく労力を要します。少なくとも僕もそうでした。あまり高価ではなく消費スピードが早いモノは、基本的に現地で調達すれば事足りてしまうので、常に所有する必要がありません。今回北京を出る際には、とうとうスーツケース一つとバックパック一つにまで絞ることが出来ました。断捨離の一節を含めこの3つが、僕がモノと向き合うときにいつも大切にしている言葉です。この情報ダイエットに成功したら、また報告のエントリーを書きたいと思います。まず、今目の前にあるモノだけを使えばいいので、何を使うか、迷う必要がなくなります。このように意識して、本当に自分に必要だと思うモノだけに絞っていけば、自分でも驚くほどモノが少なくなります。モノを減らすことにより、気持ち的な余裕と時間的な余裕は計り知れません。なぜなら、ここまでモノを減らしてくると、自分から大切なモノにフォーカスする必要がなくなるからです。もちろん他人に強要するつもりはないですが、必要なモノを絞ることにより、自分にとって大切なモノが絶対に見えてくるはずだと僕は考えています。