なぜ労働者の賃金の話に焦点がいかないのか、それはアメリカではフリーランスが就業人口の34%にもなるからである。 つまり、労働者の数に近いくらいフリーランスの数がいて彼らも十分にボリュームゾーンを占めているということだ。 会社に入った時点で仕事をこなせるスキルを持っていることを期待される北米。新入社員を育てていく日本とは異なり、企業は経験とスキルを持った人材を採用します。フリーランスに向いている環境や経済状況を含めても、日本でここまでの増加に繋がるでしょうか? そう考えた時、「性格・気質」というキーワードが頭に浮かびました。このように転職や起業のしやすさの環境が北米とは異なりますが、北米のフリーランスから学べることもあります。それは「やってみよう!」という行動力がキャリアにつながっていくということです。社会の風潮や環境も、もちろん関係してくるところではありますが、まずは自分のモチベーションを上げること、発想を柔軟にすること、チャレンジしてみることは、誰でも始めることができます。実際に行動を起こす人が増えている結果として、日本のフリーランス人口は増加していくことでしょう。日本も北米を一つのモデルケースとして、フリーランスとしての自分の理想の働き方・自分にしかできない働き方につなげていくことができるのではないでしょうか。全時間労働の時間も、会社員の平均は40時間に対し、フリーランスは36時間となっており、そのうちの52%が「仕事時間に満足している」と答えています。フリーランスの半数以上が労働時間の短縮を実現し、満足しているという結果になっているのはとても興味深いですね。という流れで、「まずは試してみてから段階ごとに必要なアクションを考えていく」という発想から始めます。「ビジネスが軌道にのれば本業に」「そこそこの結果であれば副業に」という具合に、その場面によって次の方向性を変えていきます。このようにフリーランスを始める人が増えたことで、「フリーランス」という働き方が認知され、社会的地位も少しずつ向上しています。フリーランス=フリーターのイメージを持たれやすい日本とくらべ、フリーランス=個人事業主と認識される欧米では、フリーランスに移行すること自体に対する抵抗が少ないこともフリーランスという働き方が選ばれる理由となっています。こうしたデータから、北米のフリーランスは仕事時間を自分でコントロールできるフリーランスとして、ライフスタイルを自ら選択していることが読み取れます。同じようにフリーランスとしての働き方が注目されている日本。3人に1人がフリーランスという北米に並ぶ、フリーランス社会になる日はくるのでしょうか?加速を続けているギグ・エコノミーは、これからのフリーランスの活動をさらに拡大させる燃料となりそうです。実務ですでにフリーランスとして活動を始められる経験やスキルが身についているので、経済的な理由や職場環境への不満があれば、転職先としてフリーランスの活動も選択肢の一つになるのです。北米のニュースでよく見かけるようになった「ギグ・エコノミー」というワード。このワードは以下の様な意味になります。また、企業でも決められた期間だけフリーランスと契約を結ぶという、新しい契約形態が構築される動きが始まっています。企業は必要な期間だけ適切な人材を集められるので人件費の削減、さらには社会保険費の削減が見込め、フリーランスは単発のプロジェクトを複数の雇い主と契約できるためリスクマネジメントができるなど、発注側・受注側双方にとってメリットのあるシステムです。なぜ北米ではこれほどのペースでフリーランスが急増しているのでしょうか? フリーランスという働き方が増加している理由について見ていきましょう。日本では企業の多くが副業を禁止しており、会社員の副業率はかなり低くなっている現状があります。こうしたままでは日本のフリーランス人口の数字が急激に大きく変化すると予想するのは難しいかもしれません。ただ、昨今では「働き方改革」などにより、日本での副業やフリーランスに対する考え方が、少しずつではありますが変わってきていると言えるのではないでしょうか。フリーランスとして享受できている大きなものと言えば、「働く時間を選べる」ということです。日本で理想的なライフスタイルを求めてフリーランスとしての生き方を選択する人がいるのと同じように、北米でも理想の生活を得るためにフリーランスに移行する人たちが多いようです。その職業も様々で、会社員のプログラマーが個人でプログラミングを請け負ったり、大工がネクタイのネット販売を始めるなど、全時間の仕事と同じ職種を選ぶ人もいれば全く違う業種にチャレンジする人もいます。バンドの単発のライブを「ギグ」と呼ぶが、ネットを通じて入ってくる単発の仕事を請け負うことを総称して「ギグ・エコノミー」という用語が使われている。このようにキャリアアップ・転職に積極的な環境が、フリーランスとして働き出す後押しをしているのではないでしょうか。ここまではニュースやデータの情報をまとめてご紹介しましたが、次は実際にフリーランスとして働いている身近な人々の例をお伝えしたいと思います。身近な例を挙げると、私の夫も会社員でしたが、プライベート時間の確保を目的として、パートタイムの仕事と単発で入るフリーランスの案件で収入を得るようになりました。CADデザイナーとして前の会社から繁忙期に発注があることがフリーランスを始めるきっかけでしたが、バイリンガルのため知人から翻訳を頼まれ、資料を見て「できると思う」の一言からトライし、それから翻訳の仕事もフリーランスで請け負うようになっています。私の身近でフリーランスを始めた人たちの話を聞いてみると、「できそうだったから、とりあえずやってみた」と言うことが多いのです。ギグ・エコノミーの代表例としてよく挙げられるのが、UberやEstyなど、インターネットを介して誰でも始められるサービスです。企業と直接契約を結ぶ必要がなく、気軽に始められる新しい働き方が浸透してきたことで、これまで働き方を模索してきた人たちがフリーランスとしての一歩を踏み出しています。フットワークの軽さ・チャレンジ精神・楽観性・思考の柔軟性。こうした性格や気質の部分や、そうしたチャレンジ精神が評価される環境にあることが、フリーランス人口が多い要素の一つなのかもしれません。 順位 国 (Region/Country/Area 国連での呼称) 2019年推計人口 - 世界の総人口推計 (Total, all countries or areas): 7,713,468,100 1 中華人民共和国 (China) 1,433,783,700 2 インド (India) 1,366,417,800 3 アメリカ合衆国 (United States of America) 329,064,900
アメリカではフリーランスが多いです。2020 年までに労働人口に占める 50 %がフリーランスになる、などと言われていますね。. 現在アメリカのフリーランス人口は5,300万人。これは労働者の35%と日本の倍にあたる数です。この数字だけでもフリーランス人口の多さを感じますが、あと3年でその数はさらに増加し2人に1人がフリーランスになるというのです。 現在アメリカのフリーランス人口は5,300万人。これは労働者の35%と日本の倍にあたる数です。この数字だけでもフリーランス人口の多さを感じますが、あと3年でその数はさらに増加し2人に1人がフリーランスになるというのです。