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東京国立博物館の常設展で、尾形光琳の《風神雷神図屏風》が展示されています。以前、この《風神雷神図屏風》について調べた記録があるので、これを機会にそれらをまとめ直してこちらのブログに転載します。 《風神雷神図屏風》が琳派の3人の絵師によって描かれました。 「光琳筆 風神雷神図屏風」とは 風袋を両手に持つ風を司る風神と、太鼓を打ち鳴らす姿の雷神が、鬼の形で対になるように描かれている。 緻密に計算されたレイアウトで張りつめた画面であるのに、どこかのどかな顔になっている。 日本では俵屋宗達の風神雷神図（屏風）を代表例に、雷さまは鬼の様態で、牛の角を持ち虎の革のふんどしを締め、太鼓（雷鼓）を打ち鳴らす姿が馴染み深い。 この姿は鬼門（艮＝丑寅：うしとら）の連想から由来する。 雷が落ちる時「雷獣」という怪獣が落ちてくるともいう。 風神雷神図(複製)と奉納の書の凄み。.
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 雷神の用語解説 - イカズチノカミともいう。雷霊を司る神。蛇形をした小童であると考えられていた。雷神としてはカモワケイカズチノカミが知られるが，菅原道真の怨霊と結びついてその眷属神となり，天神信仰と交渉をもつにいたった。 この屏風絵は、俵屋宗達が江戸の初期に描きあげました。大きな袋から風を起こす風神と、太鼓を背負った雷神の圧倒的な迫力が迫ってきます。琳派を代表する光琳の絵は勿論素晴らしいのですが、迫り来る圧倒的な迫力は、屏風の枠からはみだす宗達の絵の方が強い印象を受けます。宗達の残した作品が、絵に宿る大きなエネルギーによって、既にこの世にいない宗達は、100年後の天才絵師光琳の心に働きかけ、光琳は心のなかで何度も宗達の絵と対話をした事でしょう。思ってもなかった師との協作に、どれほど抱一の心は震えた事でしょうか。江戸の絵画史に燦然と名前を残した、尾形光琳の心に、はかりしれない衝撃を与えました。俵屋宗達が描いたこの迫真の絵は、100年の後、当然ながら一度も会ったことがない、後世の絵師に大きな影響を与えました。この絵は、描かれてから100年後、宗達を心の師と仰ぐ尾形光琳が模写しています。抱一の心が光琳に届いたかのように、水戸藩から、何と光琳の描いた風神雷神図屏風の裏に、絵を描くよう依頼があったのです。そして宗達を心の師として、一世紀という時を越え、師に追い付き追い越そうとしました。2本の紅白の力強い梅の木は、風神と雷神が光琳の中で昇華した姿でしょう。梅に挟まれた大きな水流は、呉服屋に生まれ育った光琳の特質であるデザイン性をいかんなく発揮し、この歴史的名画が生まれたのでしょう。偉大なる師の作品を間違いなく意識し、光琳の人生の集大成として、光琳自身の作風として完成させたのでしょう。人界の遥か上空、雲の上から、風神が風を、雷神が雷をひき起こす姿の迫力に圧倒されます。「雷神図」の裏面には「夏草図」が、「風神図」の裏面に「秋草図」が描かれているのです。絵画は音楽と異なり、作品そのものが魂を持ち、心に直接訴えかけてきます。光琳が亡くなって、さらにまた100年後、姫路城主の二男として生まれながら、市井の人として生きた絵師、酒井抱一は、100年前に生きた、会ったこともない光琳を時空を越えて師と仰ぎ、何とか近づこうとしました。つまり、雷神によって降らされた雨に打たれる夏草と、風神によって巻き起こる風になびく秋草という関係が描かれているのです。一昨日、広島で雨のしずくを降らせていた雲が、今日は東京に流れてきて、同じように雨の滴を降らせています。そして光琳の集大成ともいうべき、名画｢紅白梅図屏風｣を最晩年に完成させました。実に300年にわたって、作品に宿る魂を受け継ぎ、琳派の精神が時空を越えてバトンを受け継いできたことに感動を覚えます。この作品もまた、風神雷神図屏風と対をなしており、最近下絵が発見され、立証されています。ついこの間、春になったと思っていた季節も、いつのまにか既に次の季節へと移り変わろうとしています。この絵は多くの人に、また後世の絵師達に大きな影響を与えた歴史的名画です。 拝観受付してすぐに、にもうひとつの複製が展示されていました。Canonの文化財未来継承プロジェクトのデジタル複製は、ガラス張りで別展示されています。.
風神雷神図屏風 今日は、厚い雲から雨がポツリポツリと降っています。 一昨日、広島で雨のしずくを降らせていた雲が、今日は東京に流れてきて、同じように雨の滴を降らせています。 ついこの間、春になったと思っていた季節も、いつの … ガラス越しだとなかなか見えなかったりするんですが、こちらはマジマジと舐め回すように(笑)
ほら、雷が鳴ったらヘソを隠しなさいよ〜！何て言われた事ないですか？迷信も多々あるけど昔の人の知恵って凄いもので、ヘソを隠すような態勢をとると落雷の危険性が格段に下がるんだって。あと、腰を低くしてお腹(へそ)を守るように走ると身を守りながら逃げるにはそれが1番早いらしいんだって。なるほど、風の神...同じ読みで風邪の神とも言えましょうか、、、黄色い息とかヤダ臭そう...とか思いますけども、この黄色は五行からきてるんだって。ガラス越しだとなかなか見えなかったりするんですが、こちらはマジマジと舐め回すように(笑)これ写真じゃ本当に伝わらないんだよな、、、こんなもんじゃないんだよ。凄いんだよ、、、勝手な解釈ですが、風神は空から風を吹き付け、雷神は、雷を落とす、、、という意味があるのかもしれない。親交深かった素庵の鎮魂を込めて雷神を白肌にしたという説がありました。素庵を描いたのであれば、何となく五本指にした理由がつく気もする。時間の関係でゆっくり見れなかったものもあったしもうひとつの目的地が同じエリアだったこともあったので再び立ち寄ってしまいましたよねー！！今回も駆け足になっちゃいそうだけども！！！どうしても、雷神で気になってることがあって、何故白い肌にしたんだろう？イベントはだいたい躍起になってやるんだけどまぁね、色々あったさ仕方ない(´⚲﹏⚲`)江戸時代の奇談集に『桃山人夜話-絵本百物語-』というものがあります。ちょちょっと書き足しされちゃったり、あと二次創作的なものがあったりもするから尚更。amelie43さんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか？いやはやー、なんだかんだで9月は時間が作れず結局のところ戦力拡充は惨敗ですよorzとりあえず熱く語ったと同様に気温熱くて死ぬかと思ったけど、真夏の京都舐めてかかってたよね！！でも、記事を書いている今は、手がかじかんでいますよね！！サクサク更新します(叫)考えたらきりがない。でも考えるのはめちゃめちゃ楽しい。いつまでたっても終わらないから、今回はこの辺で思考回路をストップ！！って事にします(笑)知恵熱出ちゃうよ！！科学的に解明できるものは、それが明らかになるのかもしれないけれど、文献での事は、どれが正しいというのはきっとないんだよね。ただ、この吹流し、宗教的な要素があるものもあり(こいのぼりもそれにあたります)少なからずこの風神が持っている風袋をモチーフとしているんじゃないかと勝手な妄想。２つのブログを使い分けしてましたけども、別々だと何気に行ったり来たりして辻褄合わなくなるので、結局のところゆかりの地巡りと同じ時に行ってるので、こちらにひとまとめに更新することにしました(^_^;)つまり、一対で初めて何かが起こるということなんじゃないかなーと。ここから来ているのかな？と調べてみたものの、鯉のぼりくらいしか出てこなかった。あれれ、、、、調べ方が悪いのか....?だから、風神の風は、上にあり、雷神の雷は、下に雷が書かれているのではなかろうか....と。ここまで、語りまくるとやはりNo photo〜の方で書いた方が良かったのでは？感がしてならないよ(笑)とか言ってまだ2回しか来てないんだけどーー！！二度ある事は三度あるって言うし三度目だって絶対驚かされるに決まってるよね。驚きだぜ！！！！なわけ。つまり、歴史って諸説で出来ていてある日突然、やっぱりこっちっぽい。と、上書きされて、さらに年月経って、研究の結果こうである事が明らかに..！！とかあるわけで、風神に比べるとデベソなんだよね。意味ないかもしれないけど意味もあるかもしれない。
東京国立博物館の常設展で、尾形光琳の《風神雷神図屏風》が展示されています。以前、この《風神雷神図屏風》について調べた記録があるので、これを機会にそれらをまとめ直してこちらのブログに転載します。 《風神雷神図屏風》が琳派の3人の絵師によって描かれました。 「光琳筆 風神雷神図屏風」とは 風袋を両手に持つ風を司る風神と、太鼓を打ち鳴らす姿の雷神が、鬼の形で対になるように描かれている。 緻密に計算されたレイアウトで張りつめた画面であるのに、どこかのどかな顔になっている。 日本では俵屋宗達の風神雷神図（屏風）を代表例に、雷さまは鬼の様態で、牛の角を持ち虎の革のふんどしを締め、太鼓（雷鼓）を打ち鳴らす姿が馴染み深い。 この姿は鬼門（艮＝丑寅：うしとら）の連想から由来する。 雷が落ちる時「雷獣」という怪獣が落ちてくるともいう。 風神雷神図(複製)と奉納の書の凄み。.
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 雷神の用語解説 - イカズチノカミともいう。雷霊を司る神。蛇形をした小童であると考えられていた。雷神としてはカモワケイカズチノカミが知られるが，菅原道真の怨霊と結びついてその眷属神となり，天神信仰と交渉をもつにいたった。 この屏風絵は、俵屋宗達が江戸の初期に描きあげました。大きな袋から風を起こす風神と、太鼓を背負った雷神の圧倒的な迫力が迫ってきます。琳派を代表する光琳の絵は勿論素晴らしいのですが、迫り来る圧倒的な迫力は、屏風の枠からはみだす宗達の絵の方が強い印象を受けます。宗達の残した作品が、絵に宿る大きなエネルギーによって、既にこの世にいない宗達は、100年後の天才絵師光琳の心に働きかけ、光琳は心のなかで何度も宗達の絵と対話をした事でしょう。思ってもなかった師との協作に、どれほど抱一の心は震えた事でしょうか。江戸の絵画史に燦然と名前を残した、尾形光琳の心に、はかりしれない衝撃を与えました。俵屋宗達が描いたこの迫真の絵は、100年の後、当然ながら一度も会ったことがない、後世の絵師に大きな影響を与えました。この絵は、描かれてから100年後、宗達を心の師と仰ぐ尾形光琳が模写しています。抱一の心が光琳に届いたかのように、水戸藩から、何と光琳の描いた風神雷神図屏風の裏に、絵を描くよう依頼があったのです。そして宗達を心の師として、一世紀という時を越え、師に追い付き追い越そうとしました。2本の紅白の力強い梅の木は、風神と雷神が光琳の中で昇華した姿でしょう。梅に挟まれた大きな水流は、呉服屋に生まれ育った光琳の特質であるデザイン性をいかんなく発揮し、この歴史的名画が生まれたのでしょう。偉大なる師の作品を間違いなく意識し、光琳の人生の集大成として、光琳自身の作風として完成させたのでしょう。人界の遥か上空、雲の上から、風神が風を、雷神が雷をひき起こす姿の迫力に圧倒されます。「雷神図」の裏面には「夏草図」が、「風神図」の裏面に「秋草図」が描かれているのです。絵画は音楽と異なり、作品そのものが魂を持ち、心に直接訴えかけてきます。光琳が亡くなって、さらにまた100年後、姫路城主の二男として生まれながら、市井の人として生きた絵師、酒井抱一は、100年前に生きた、会ったこともない光琳を時空を越えて師と仰ぎ、何とか近づこうとしました。つまり、雷神によって降らされた雨に打たれる夏草と、風神によって巻き起こる風になびく秋草という関係が描かれているのです。一昨日、広島で雨のしずくを降らせていた雲が、今日は東京に流れてきて、同じように雨の滴を降らせています。そして光琳の集大成ともいうべき、名画｢紅白梅図屏風｣を最晩年に完成させました。実に300年にわたって、作品に宿る魂を受け継ぎ、琳派の精神が時空を越えてバトンを受け継いできたことに感動を覚えます。この作品もまた、風神雷神図屏風と対をなしており、最近下絵が発見され、立証されています。ついこの間、春になったと思っていた季節も、いつのまにか既に次の季節へと移り変わろうとしています。この絵は多くの人に、また後世の絵師達に大きな影響を与えた歴史的名画です。 拝観受付してすぐに、にもうひとつの複製が展示されていました。Canonの文化財未来継承プロジェクトのデジタル複製は、ガラス張りで別展示されています。.
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