注意すべき点は、あくまで日本語版は、日本規格協会による「翻訳」なので、それ自体、規格として何らかの効力を発揮するわけではありません。認証取得時には、この日本語の翻訳文書への準拠ではなく、あくまで英語版ISO27017への準拠が求められます。クラウドサービスをガンガン利用している会社が考えている3つのこと問題は、そのJIS化の時期ですが、周囲から様々な話を聞く限り、2016年内には発行されるのではないかと言われているようです。単純に比較はできませんが、ISO27001:2013が発行されたのが2013年10月1日で、JIS Q 27001:2013が発行されたのが2014年3月20日です。その間、JIS化にかかった期間はおよそ6ヶ月でした。ISO27017が発行されたのが2015年12月15日ですから、遅くとも年内にはJIS化されて欲しいところです。価格は138CHF(スイスフラン)ですので、日本円で約15,000円程度でしょうか。中々のお値段です。このISO27017ですが、日本工業標準調査会によって、いわゆる「JIS化」されると、正式な日本語の規格になります。JIS化されると、おそらく規格の価格も、現在の10分の1程度になるのではないかと予想されています(ISMSの規格としておなじみのJIS Q 27001は、税込み3,240円で購入できます)。よって、日本語を概ね信頼しても問題は無いと思います。しかし、JIS Q 27001やJIS Q 27002などの規格を読んだことがある方ならご存知かもしれませんが、規格の日本語は最高にわかりにくいです。よほど英語が苦手な方じゃない限りは、英語を読んだほうがわかりやすい箇所も多いと思います。ISOからは英語版しか提供されていませんが、幸運な事に、日本規格協会からは、ISO27017の日本語対訳版が提供されています。こちらを購入すれば、ISO27017を日本語で読むことが出来ます。ちなみに、英語版は以下から購入できます(PDFと紙媒体から選択ができます)。価格はなんと、税込で31,320円です。お高いですが、現状、日本語版ISO27017を手に入れることができる唯一の手段です。更に最悪なことは、この日本語ISO27017は、PDF版が無く、紙冊子のみの販売になっています。弊社もISO27017取得コンサルティングを提供していますので、もちろんこの規格を購入し、隅から隅まで読んでいるのですが、確認した限りでは、そこまで英語と日本語で大きく解釈がずれている部分はありませんでした。ところで、ISO27017を自力で取得しようとすれば、当然ですがISO27017規格を入手する必要があります。しかし、残念と言うべきか、当然というべきか、ISOは国際規格ですので、現在ISOからは、英語版の規格しか提供されていません。2016年12月20日に、経済産業省が、JIS Q 27017を発行したと発表しました。JIS Q 27017は、以下のページから購入することができます。既に、国内ERPパッケージシェアNo1の「ワークスアプリケーションズ」(審査機関:BSIジャパン)や、企業向けのビジネスチャットツールを提供する「ワークスモバイルジャパン」(審査機関:DNV GL)が、ISO 27017の認証の取得を表明しています。クラウドセキュリティ認証として、徐々に注目を集めつつあるISO27017ですが、2016年8月の頭に、JIPDECから正式に、認証の開始が発表されました。今回のお話しをまとめると、今すぐ自力でISO27017認証を取得したい場合は、ISOのサイトから英語版のISO27017規格を購入するか、日本規格協会の日本語対約版ISO27017を購入すべきでしょう。もし、取得がそこまで急ぎではない場合は、ISO27017がJIS化されるまで、気長に待つのも手かもしれません。 ISO/IEC 27000 シリーズ(「ISMS 規格群」または「ISO27k」とも)は、国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC) が共同で策定する情報セキュリティ規格群である。. 逆に、既にISO27017規格を購入して取り組みを始めている組織は、ISO27017とJIS Q 27017の間に差異はほとんどありませんので、そのままISO27017で突き進んでも問題ないでしょう。しかも、いずれも、約1万5千円、約3万円と、かなりお高い金額になっていました。今までは、JIPDECが運営しているISMSクラウドセキュリティ認証を取得するためには、ISOが販売しているISO27017(英語)を購入するか、日本規格協会が発行している日本語邦訳版のISO27017を購入する必要がありました。ちなみに、このJIS Q 27017は、ISO 27017に対して「IDT」となっています。JIS Q 27017が発行されたことで、27017規格を、なんと約4,000円で購入することができます。しかも、PDFでの購入も可能です。ところで気になるのは、ISO27017とJIS Q 27017の内容の差異です。これから認証取得のための活動を開始しようとしている組織にとっては、すでにISO27017は不必要なものであり、JIS Q 27017を購入して、取り組みを開始してもらえれば問題ありません。クラウドサービスの利用者と提供者の双方に向けたセキュリティ対策が記載されている、ISO 27017の日本語版規格である、JIS Q 27017がついに発行されました。ちなみに、ISMSクラウドセキュリティ認証制度を運営しているJIPDECのページを見てみると、この制度の要求事項である「JIP-ISMS 517」へのリンクの下に「本要求事項におけるISO/IEC 27017:2015は、JIS Q 27017:2016と読み替えるものとします。」という注意事項が書かれています(改訂はされないのでしょうか…)。クラウドって何?クラウドコンピューティングに関する定義をまとめてみたISO規格を翻訳して作られたJIS規格には、そのJIS規格が、もともとのISO規格とどれだけ「同等なものなのか」を表す「同等性」という指標が存在しています。指標は3段階で、一致度が高い順に「IDT(Identical)」「MOD(Modified」「NEQ(Not equivalent)」となっています。ISMS規格をわかりやすく解読する【A.16 情報セキュリティインシデント管理】よって、ISO27017との差異はほとんど無いと考えてもらって問題ありません。感覚的には、日本語に訳しただけ、というイメージです。 クラウドサービスの利用者と提供者の双方に向けたセキュリティ対策が記載されている、iso 27017の日本語版規格である、jis q 27017がついに発行されました。 約4,000円で規格を購入可能に!
こちらのページでは、iso27001:2005の規格要求事項について解説しております。 原文は当サイトには公開しておりませんので、実際構築する際には、必ず原文のiso27001:2005を購入するようにしてください。 マネジメント基準 4.1 マネジメント基準 マネジメント基準は、jis q 27001:2014を基に、情報セキュリティについて組織を指揮 … iso認証制度とは、認証(審査登録)機関であるjqaが、組織の構築したマネジメントシステムが規格の要求事項に適合しているか審査し、適合していればその組織を登録し、公表することです。 徹底解説!! iso27001要求事項 . Amazon.co.jp: 対訳ISO/IEC 27001:2013(JIS Q 27001:2014)―情報セキュリティマネジメントの国際規格 ポケット版 (Management System ISO SERIES): 日本規格協会, JSA=: 本 組織のマネジメントシステムを審査及び認証する機関に対する要求事項であるiso/iec 17021-1:2015に対し、itsms認証機関として認定される場合に必要となる、追加の要求事項及び指針を提供するもの。 20.520円: i s m s: 対訳版 iso/iec 27000:2018 若干cissp繫がりです。本日は、iso27001の理解にお勧めな書籍を紹介します。iso27001とは?情報セキュリティマネジメントシステムフレームワークです。日本ではjis q27001(2014)で日本語化されています。簡単に言うと「
図解即戦力 ISO 27001の規格と審査がこれ1冊でしっかりわかる教科書 ... SUUMO住宅情報誌と対象の本の同時購入で合計金額から最大370円OFF. 注記 利害関係者の要求事項には,法的及び規制の要求事項並びに契約上の義務を含めてもよい。 4.3 情報セキュリティマネジメントシステムの適用範囲の決定 組織は,ismsの適用範囲を定めるために,その境界及び適用可能性を決定しなければならない。 ISMS(Information Security Management System、情報セキュリティマネジメントシステム)でいう情報セキュリティの管理・リス … 2) 4.2に規定する要求事項 3) 組織が実施する活動と他の組織が実施 する活動との間のインターフェース及び依存 関係 「ismsマニュアル」 4.4 情報セキュリティ マネジメントシステム 確認事項 iso27001:2013(jisq27001:2014)の要求事