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東野圭吾さんの小説「素敵な日本人」の全話ネタバレ記事です。 自分が読んだ小説や漫画、プレイしたゲームについて面白かったものを紹介していいきます。 久しぶりの東野圭吾さんの新刊が発売となりましたね。「雪煙チェイス」以降なので、4ヶ月ぶりでしょうか。今回はソフトカバーの短編集。と言う事でいつもの通り購入後速攻読み終わりましたので感想をご紹介します。 〜指定された部屋に入って盗むだけだが犯行時刻を特定する手がかりを残せ〜壊れた腕時計を外して持って帰り報酬をもらうが「余計な事さえしていなければ捕まる事はない」と言われ余計な事をしてしまうんですよね・・・お正月に神社へ行った老夫婦は町長が倒れているのを発見し通報するが刑事は元旦に殺人未遂かよとやる気なし。レンタル期間が終了すると母親に向いてますよと褒められるがエリーやアキラの存在が・・・・。町長と教育長が女性をかけて西宮神社の行事(開門と同時に本殿を目指して走る儀式)で勝負することになります。町長は「絶対に女は俺のものだ」と気合い入れて裸で走るのですが鐘が頭に落下して倒れ、恥ずかしいから記憶喪失のフリ(笑)しかし病院に向かうとイナリを感じ探すとそこには珍しい猫サファイア(雄のペルシャ猫で毛色は完全なブルー)がいました。ブリーダーの手に次々と渡るが全員失敗していて血統を生み出すことを「サファイアの奇跡」と言われるようになった。実はこの千理子は警察なわけですが根岸はその事は知らず逮捕されます。何をしでかしたんでしょうね。未玖は小学生の頃、神社にいるマシュマロが好きな猫にイナリと名付け将来美容師になりたいと語るのが日常でした。実は当主が死んだ時に不思議な能力がある水晶が後継者に与えられるのだが・・・この能力とは?赤ちゃんロボットは本物と同じように夜泣きはするしウンチもするし風邪を引いたりもする。名前をパールに決めアキラとも同棲する事になったが・・・・~トリマーとなった19歳の未玖はなんと「イナリ」と再会する事になり誰にも懐く事がなかった猫に甘えられます。約30ページほどで完結する短編集、短いだけでなく内容も濃い、そして自分に合わない作品だったとしてもすぐ読み終える事が出来るのがメリット(^^ゞ数週間後、父親の葬儀のために帰ると誰も帰国する事を教えてないのに何故父親が電話したのか皆が疑問に感じていました。仕事クビになった男は2年前に知り合った闇業者からの電話に出てしまいます。2020年に作家生活35周年を迎えた東野圭吾さんの2017年初版発行した短編集。娘の真穂が資産家の修介と結婚する事になり三郎は渋々相手の家族と挨拶を交わすため向かいます。こんな資産家の家に嫁いで亡くなった妻同様に絶対に精神的にやられるはずだと心配するが「母さんの血が流れているから大丈夫」と言われます。劇団員の顔である黒須は女脚本家・弥生の作品で有名になり恋人関係になるが女優と関係を持った時に「この世界でやっていけない」と脅され殺す計画をたてます。殺そうとした事を後悔するが毒は少しづつ効いていき死んでしまう。父親が会長を務める会社に就職した直樹だがハリウッド映画に出る夢を持ち辞めます。毒入りワインを飲ませる事に成功するが弥生から別れを告げられたので毒が効かなかった事に感謝し、しかも彼女作品のドラマオファーの依頼を受けます。部屋に侵入すると見知らぬ男と鉢合わせてしまい咄嗟にタックルすると死んでしまいます。ただ題名にある「素敵な日本人」が、なんかしっくりこなかったかな・・・。アメリカに渡り数年後、父親が末期ガンのため帰って来てと姉から連絡があるが東京駅に着いたころに父親から電話があり挑発的な言葉を言われたので引き返しました。元彼女の千理子から連絡をもらった作家の根岸はプライドが許さないながらも会いたいと言われ「夜が楽しみだ~」と喜ぶアホな男。自分なりに乗り越える術があるんだなと教えられるが雛人形に隠された秘密とは?そんな事ないと言い張る内村はカラーコンタクトを外したモモカの顔を見て長い間探していた人だと気付き衝撃を受けます。それはなんでか??直樹は父親から電話があった訳が分かり諦めていた夢に再びチャレンジするためアメリカに向かいます。デートを繰り返すようになり内村は勇気を持って告白するとモモカはメイクを取れば幻滅するはずだと言いました。 東野 圭吾『素敵な日本人 東野圭吾短編集』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約1787件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。 2017.04.19 2017.06.21 小説. 『分身』(ぶんしん)は、東野圭吾の推理小説。1993年9月に集英社より刊行され、1996年9月に集英社文庫より文庫本が出版された。. 黒瀬の殺意を確信した弥生は最終的に黒瀬の殺害に見せかけて自殺するのであった。オチは町長と教育長が一人の女性をめぐって争いをし、公園から神社まで競争をして先に到着したほうがその女性にアプローチ出来るという賭けをしたというもの。先に町長が神社に着いたが頭に神社の鈴が落ちてきて気絶していただけだった。全9編からなる短編小説です。それぞれの話につながりはありません。一つ一つの話はしっかりしていて楽しめます。三郎の娘真穂が結婚することになった。しかも相手は地方の名家だ。三郎は亡くなった自分の妻のことを思い出した。妻は気難しい姑と同居していて色々と苦労をかけた。勝手な思いだが娘には名家などに嫁いで同じ思いをさせたくないと思ったのだ。大きくなってトリマーとなった未久がサファイアと出会った。誰にも懐かないはずのサファイアは未久にだけは懐いた。なぜなら昔病気になったサファイアは、未久が可愛がっていた死んだばかりの野良猫の脳を移植したからであった。島田荘司氏のデビュー作にて御手洗潔シリーズの第1弾「占星術殺人事件」のネタバレ感想記事です。そして遺言状には父も最も大事な時に数珠の力を使ったと書かれていた。日本に到着し新幹線に乗ろうとしたところに父から電話がかかってくる。「大事なオーディションの前に日本に帰ってくるようなやつが成功するわけがない。大人しく日本で就職しろ」と言うのだ。腹がたった直樹は父に会わずにそのままアメリカにとんぼ帰りする。弥生に毒を飲ませることに成功した黒瀬はその場を立ち去るが、何故か弥生が生きていることが判明した、実は弥生が持っていたのは毒ではなく強力な睡眠薬だったのだ。弥生は黒瀬の殺意を確かめるために黒瀬に毒物を持っていることを明かしたのだった。黒瀬が自分を殺害するなら必ずこの毒物を使用するはずだろうと。高見広春さんの最高のデスゲーム小説「バトル・ロワイアル」に登場するキャラの行動を全てまとめました。久しぶりに東野さんの作品を読んだのでネタバレ感想です。東野さんの本を読んで毎回思うことはとても読みやすいということ。実は三郎の妻は姑との生活の中でもひそかに楽しみを見つけて暮らしていたことを娘の真穂から聞かされる。三郎はそんな妻の娘なのだからどんな家に嫁いでも楽しくやれるだろうと安心するのであった。以下は各編ごとの簡単な内容とオチをまとめています。未読の方はご留意ください。遺言状には数珠の使い方が書かれていた。なんでもこの数珠は自分が望む日に1日だけ戻ることが出来るというのだ。直樹の家は先祖代々この数珠の力で繁栄をなしてきたというのだ。例えばギャンブルの結果を知っていればその日に戻って大儲けをすることも可能になる。しかし生涯にこの力を使えるのは1回限りなので使いどころはよく考えるようにと書かれていた。9つの短編がありますが全て楽しめるクオリティでした。さすが東野さん。未読の方はぜひ読んでみて下さいね。島田荘司氏による御手洗潔シリーズの一つ「御手洗潔のダンス」のネタバレ感想記事です。闇の仕事を請け負う男の話。ある人物の部屋からある物品を盗んでくる仕事だったが、部屋の主である人物と鉢合わせてしまいはずみで殺してしまう。殺した際にその人物の腕時計が壊れたことに気付いた男は何となく不安を覚えて時計店でその時計を修理してその人物の腕に戻したのであった。エリーは会社の休暇を利用して本物の赤ちゃんそっくりのロボットのレンタルベビーを育てることにした。一人で育てるのは大変なので実際に結婚した後のことを想定してフィアンセのアキラとともにレンタルベビーを育てる。エリー最初は子育てに苦戦していたが段々レンタルベビーに愛着がわいてきた。実はフィアンセのアキラもお店からレンタルした理想の男性(ロボットではない。レンタル彼女的なやつ)だった。更にエリーは60歳だった。恐らく化学が発展した未来の世界の話。直樹は大事なオーディションがあるから父の誕生日パーティーの翌朝の便で出発しなければならないが父と会うチャンスはこれで最後だと思って日本に帰ることにした。葬儀が終わり日本からアメリカに帰る日、直樹は父の誕生日パーティーの翌日に空港に向かう新幹線が動いていなかったことを知った。その後町長の意識は戻ったが記憶が戻らず事件の内容は不明のまま。「正月の決意」もいいです。真面目な人ほど思い詰めやすいですが、色々周りを見渡してみると世の中に適当な人は結構たくさんいるものです(笑)。そんなある日姉から電話がかかってくる。父が末期癌で最後の誕生日パーティーを行うから来てほしいというのだ。しかし何故父が直樹の電話番号を知っていたのか疑問が残る。なぜなら自分の電話番号は父には教えていないし誰も父に教えていないというからだ。更に父の誕生日パーティーに直樹が出席することを父は知らなったはずなのに。実は峰岸は知理子の親友が書いた小説を盗んで発表していた。更にその親友を事故に見せかけて殺害し、峰岸はそれからも小説家として活動していたのだ。峰岸の売れた作品は全てのその親友からの盗作によるものだった。刑事になっていた知理子はその時の証拠を見つけて峰岸を呼び出したのだった。峰岸は逮捕された。実はその男の時計は殺されたときに壊れたのではなくてもともと壊れているものだった。壊れている時計が直っていることを不審に思った警察は、聞き込みから男の身元をあぶりだし逮捕したのであった。ちなみに男が盗んだ物品は麻薬。サファイアを引き取った未久は青色の毛の子猫を交配することに成功する。他のブリーダーはサファイアがペルシャ猫だから雌猫もペルシャ猫を交配したが、未久はブリーダーとしての知識がなかったため雑種と交配させたら青色の子猫が生まれたのだった。未久は昔、薄茶色の野良猫を可愛がっていた。その野良猫は未久にとっても懐いていた。しかしその野良猫はトラックに轢かれて死んでしまった。。売れっ子小説家の峰岸が10年ぶりにかつての恋人知理子にデートに誘われた。10年前に突然彼女に別れを告げられた峰岸はそれからずっと彼女を忘れられずにいられたが、今になって一体どうしたのであろうか。直樹はアメリカで売れない役者として頑張っていた。直樹の家は日本の名家だが父親の反対を押し切って単身アメリカに出てきたのだ。管理人が一番気に入ったのは最後の「水晶の数珠」です。こういう話本当に好きです。ベタなのはわかるんですが、読んだ後に自分も頑張ろうって気持ちになれるのがいいんですよね。つまり直樹は父の誕生日パーティーに出席していたら大事なオーディションに参加することが出来なかったのだ。東野さんの他のオススメ作品に比べて抜群に面白いということではないのですがオチも様々で読んで損をすることはない1冊でしょう。結局直樹はオーディションには合格しなかった。段々と役者になる夢をあきらめかけていく直樹。そしてその後父は死んでしまう。葬儀に出席した直樹は父から遺言状と水晶の数珠を受け取る。内村はある日合コンに参加した。そしてその中の一人のモモカと意気投合していい仲になれたのだ。しかしどうしてもそれ以上の深い中にはなれないままであった。ある日モモカは自分がカラーコンタクトをつけておりこれを外すとイメージが変わって私のことに興味がなくなるという。どうしても素顔を見たいという内村に気圧されて渋々モモカはカラーコンタクトを外した。意表をつかれたのは「レンタルベビー」の話。まさかエリーが60歳だったとは。エリーの友達が宇宙旅行をしてきたと言っているので結構先の未来の話なんでしょうね。前島夫妻は会社を経営していたがどうにもこうにも行き詰っていて、借金を返せそうにないので初詣に行った後に自殺するつもりであった。しかし町長や教育長の馬鹿らしい行動や警察の適当な捜査を見てこんな人たちが威張って生きているのに真面目な自分たちが死ぬなんて馬鹿らしいと思い自殺を思いとどまるのであった。自分が役者になることをあんなに反対していたはずの父の想いに直樹は心を動かされる。直樹は役者をあきらめる気持ちを断ち切り姉にこう宣言する。「もう一度挑戦する。しばらく日本には帰らない。いや、成功するまでは絶対に帰らないっ」と。実は内村は刑事でモモカは指名手配犯だった。指名手配犯の顔を記憶している内村はカラーコンタクトを外したモモカの顔にピンときてモモカを逮捕したのであった。内村はあえなく失恋することになった。正月の朝に初詣に行った前島夫妻。そして初詣に向かった先の神社で下着姿で倒れている町長を見つけた。困惑する前島夫妻は警察に通報する。この時に直樹はひらめいた。父は息子である自分のために大事な数珠の力を使ったのだと。つまり本来直樹は父の誕生日パーティーに出席するはずだった。そこで直樹と打ち解けた父は直樹の電話番号を知る。そうして翌日になって新幹線が動いておらずオーディションを受けられなくなった直樹は悲観に暮れる。そんな直樹を見て父は一度限りの大事な力を使ったのだ。力を使いあえて憎まれ口をたたいて直樹を誕生日パーティーには出席させずアメリカに帰したのだ。
東野圭吾さんの小説「素敵な日本人」の全話ネタバレ記事です。 自分が読んだ小説や漫画、プレイしたゲームについて面白かったものを紹介していいきます。 久しぶりの東野圭吾さんの新刊が発売となりましたね。「雪煙チェイス」以降なので、4ヶ月ぶりでしょうか。今回はソフトカバーの短編集。と言う事でいつもの通り購入後速攻読み終わりましたので感想をご紹介します。 〜指定された部屋に入って盗むだけだが犯行時刻を特定する手がかりを残せ〜壊れた腕時計を外して持って帰り報酬をもらうが「余計な事さえしていなければ捕まる事はない」と言われ余計な事をしてしまうんですよね・・・お正月に神社へ行った老夫婦は町長が倒れているのを発見し通報するが刑事は元旦に殺人未遂かよとやる気なし。レンタル期間が終了すると母親に向いてますよと褒められるがエリーやアキラの存在が・・・・。町長と教育長が女性をかけて西宮神社の行事(開門と同時に本殿を目指して走る儀式)で勝負することになります。町長は「絶対に女は俺のものだ」と気合い入れて裸で走るのですが鐘が頭に落下して倒れ、恥ずかしいから記憶喪失のフリ(笑)しかし病院に向かうとイナリを感じ探すとそこには珍しい猫サファイア(雄のペルシャ猫で毛色は完全なブルー)がいました。ブリーダーの手に次々と渡るが全員失敗していて血統を生み出すことを「サファイアの奇跡」と言われるようになった。実はこの千理子は警察なわけですが根岸はその事は知らず逮捕されます。何をしでかしたんでしょうね。未玖は小学生の頃、神社にいるマシュマロが好きな猫にイナリと名付け将来美容師になりたいと語るのが日常でした。実は当主が死んだ時に不思議な能力がある水晶が後継者に与えられるのだが・・・この能力とは?赤ちゃんロボットは本物と同じように夜泣きはするしウンチもするし風邪を引いたりもする。名前をパールに決めアキラとも同棲する事になったが・・・・~トリマーとなった19歳の未玖はなんと「イナリ」と再会する事になり誰にも懐く事がなかった猫に甘えられます。約30ページほどで完結する短編集、短いだけでなく内容も濃い、そして自分に合わない作品だったとしてもすぐ読み終える事が出来るのがメリット(^^ゞ数週間後、父親の葬儀のために帰ると誰も帰国する事を教えてないのに何故父親が電話したのか皆が疑問に感じていました。仕事クビになった男は2年前に知り合った闇業者からの電話に出てしまいます。2020年に作家生活35周年を迎えた東野圭吾さんの2017年初版発行した短編集。娘の真穂が資産家の修介と結婚する事になり三郎は渋々相手の家族と挨拶を交わすため向かいます。こんな資産家の家に嫁いで亡くなった妻同様に絶対に精神的にやられるはずだと心配するが「母さんの血が流れているから大丈夫」と言われます。劇団員の顔である黒須は女脚本家・弥生の作品で有名になり恋人関係になるが女優と関係を持った時に「この世界でやっていけない」と脅され殺す計画をたてます。殺そうとした事を後悔するが毒は少しづつ効いていき死んでしまう。父親が会長を務める会社に就職した直樹だがハリウッド映画に出る夢を持ち辞めます。毒入りワインを飲ませる事に成功するが弥生から別れを告げられたので毒が効かなかった事に感謝し、しかも彼女作品のドラマオファーの依頼を受けます。部屋に侵入すると見知らぬ男と鉢合わせてしまい咄嗟にタックルすると死んでしまいます。ただ題名にある「素敵な日本人」が、なんかしっくりこなかったかな・・・。アメリカに渡り数年後、父親が末期ガンのため帰って来てと姉から連絡があるが東京駅に着いたころに父親から電話があり挑発的な言葉を言われたので引き返しました。元彼女の千理子から連絡をもらった作家の根岸はプライドが許さないながらも会いたいと言われ「夜が楽しみだ~」と喜ぶアホな男。自分なりに乗り越える術があるんだなと教えられるが雛人形に隠された秘密とは?そんな事ないと言い張る内村はカラーコンタクトを外したモモカの顔を見て長い間探していた人だと気付き衝撃を受けます。それはなんでか??直樹は父親から電話があった訳が分かり諦めていた夢に再びチャレンジするためアメリカに向かいます。デートを繰り返すようになり内村は勇気を持って告白するとモモカはメイクを取れば幻滅するはずだと言いました。 東野 圭吾『素敵な日本人 東野圭吾短編集』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約1787件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。 2017.04.19 2017.06.21 小説. 『分身』(ぶんしん)は、東野圭吾の推理小説。1993年9月に集英社より刊行され、1996年9月に集英社文庫より文庫本が出版された。. 黒瀬の殺意を確信した弥生は最終的に黒瀬の殺害に見せかけて自殺するのであった。オチは町長と教育長が一人の女性をめぐって争いをし、公園から神社まで競争をして先に到着したほうがその女性にアプローチ出来るという賭けをしたというもの。先に町長が神社に着いたが頭に神社の鈴が落ちてきて気絶していただけだった。全9編からなる短編小説です。それぞれの話につながりはありません。一つ一つの話はしっかりしていて楽しめます。三郎の娘真穂が結婚することになった。しかも相手は地方の名家だ。三郎は亡くなった自分の妻のことを思い出した。妻は気難しい姑と同居していて色々と苦労をかけた。勝手な思いだが娘には名家などに嫁いで同じ思いをさせたくないと思ったのだ。大きくなってトリマーとなった未久がサファイアと出会った。誰にも懐かないはずのサファイアは未久にだけは懐いた。なぜなら昔病気になったサファイアは、未久が可愛がっていた死んだばかりの野良猫の脳を移植したからであった。島田荘司氏のデビュー作にて御手洗潔シリーズの第1弾「占星術殺人事件」のネタバレ感想記事です。そして遺言状には父も最も大事な時に数珠の力を使ったと書かれていた。日本に到着し新幹線に乗ろうとしたところに父から電話がかかってくる。「大事なオーディションの前に日本に帰ってくるようなやつが成功するわけがない。大人しく日本で就職しろ」と言うのだ。腹がたった直樹は父に会わずにそのままアメリカにとんぼ帰りする。弥生に毒を飲ませることに成功した黒瀬はその場を立ち去るが、何故か弥生が生きていることが判明した、実は弥生が持っていたのは毒ではなく強力な睡眠薬だったのだ。弥生は黒瀬の殺意を確かめるために黒瀬に毒物を持っていることを明かしたのだった。黒瀬が自分を殺害するなら必ずこの毒物を使用するはずだろうと。高見広春さんの最高のデスゲーム小説「バトル・ロワイアル」に登場するキャラの行動を全てまとめました。久しぶりに東野さんの作品を読んだのでネタバレ感想です。東野さんの本を読んで毎回思うことはとても読みやすいということ。実は三郎の妻は姑との生活の中でもひそかに楽しみを見つけて暮らしていたことを娘の真穂から聞かされる。三郎はそんな妻の娘なのだからどんな家に嫁いでも楽しくやれるだろうと安心するのであった。以下は各編ごとの簡単な内容とオチをまとめています。未読の方はご留意ください。遺言状には数珠の使い方が書かれていた。なんでもこの数珠は自分が望む日に1日だけ戻ることが出来るというのだ。直樹の家は先祖代々この数珠の力で繁栄をなしてきたというのだ。例えばギャンブルの結果を知っていればその日に戻って大儲けをすることも可能になる。しかし生涯にこの力を使えるのは1回限りなので使いどころはよく考えるようにと書かれていた。9つの短編がありますが全て楽しめるクオリティでした。さすが東野さん。未読の方はぜひ読んでみて下さいね。島田荘司氏による御手洗潔シリーズの一つ「御手洗潔のダンス」のネタバレ感想記事です。闇の仕事を請け負う男の話。ある人物の部屋からある物品を盗んでくる仕事だったが、部屋の主である人物と鉢合わせてしまいはずみで殺してしまう。殺した際にその人物の腕時計が壊れたことに気付いた男は何となく不安を覚えて時計店でその時計を修理してその人物の腕に戻したのであった。エリーは会社の休暇を利用して本物の赤ちゃんそっくりのロボットのレンタルベビーを育てることにした。一人で育てるのは大変なので実際に結婚した後のことを想定してフィアンセのアキラとともにレンタルベビーを育てる。エリー最初は子育てに苦戦していたが段々レンタルベビーに愛着がわいてきた。実はフィアンセのアキラもお店からレンタルした理想の男性(ロボットではない。レンタル彼女的なやつ)だった。更にエリーは60歳だった。恐らく化学が発展した未来の世界の話。直樹は大事なオーディションがあるから父の誕生日パーティーの翌朝の便で出発しなければならないが父と会うチャンスはこれで最後だと思って日本に帰ることにした。葬儀が終わり日本からアメリカに帰る日、直樹は父の誕生日パーティーの翌日に空港に向かう新幹線が動いていなかったことを知った。その後町長の意識は戻ったが記憶が戻らず事件の内容は不明のまま。「正月の決意」もいいです。真面目な人ほど思い詰めやすいですが、色々周りを見渡してみると世の中に適当な人は結構たくさんいるものです(笑)。そんなある日姉から電話がかかってくる。父が末期癌で最後の誕生日パーティーを行うから来てほしいというのだ。しかし何故父が直樹の電話番号を知っていたのか疑問が残る。なぜなら自分の電話番号は父には教えていないし誰も父に教えていないというからだ。更に父の誕生日パーティーに直樹が出席することを父は知らなったはずなのに。実は峰岸は知理子の親友が書いた小説を盗んで発表していた。更にその親友を事故に見せかけて殺害し、峰岸はそれからも小説家として活動していたのだ。峰岸の売れた作品は全てのその親友からの盗作によるものだった。刑事になっていた知理子はその時の証拠を見つけて峰岸を呼び出したのだった。峰岸は逮捕された。実はその男の時計は殺されたときに壊れたのではなくてもともと壊れているものだった。壊れている時計が直っていることを不審に思った警察は、聞き込みから男の身元をあぶりだし逮捕したのであった。ちなみに男が盗んだ物品は麻薬。サファイアを引き取った未久は青色の毛の子猫を交配することに成功する。他のブリーダーはサファイアがペルシャ猫だから雌猫もペルシャ猫を交配したが、未久はブリーダーとしての知識がなかったため雑種と交配させたら青色の子猫が生まれたのだった。未久は昔、薄茶色の野良猫を可愛がっていた。その野良猫は未久にとっても懐いていた。しかしその野良猫はトラックに轢かれて死んでしまった。。売れっ子小説家の峰岸が10年ぶりにかつての恋人知理子にデートに誘われた。10年前に突然彼女に別れを告げられた峰岸はそれからずっと彼女を忘れられずにいられたが、今になって一体どうしたのであろうか。直樹はアメリカで売れない役者として頑張っていた。直樹の家は日本の名家だが父親の反対を押し切って単身アメリカに出てきたのだ。管理人が一番気に入ったのは最後の「水晶の数珠」です。こういう話本当に好きです。ベタなのはわかるんですが、読んだ後に自分も頑張ろうって気持ちになれるのがいいんですよね。つまり直樹は父の誕生日パーティーに出席していたら大事なオーディションに参加することが出来なかったのだ。東野さんの他のオススメ作品に比べて抜群に面白いということではないのですがオチも様々で読んで損をすることはない1冊でしょう。結局直樹はオーディションには合格しなかった。段々と役者になる夢をあきらめかけていく直樹。そしてその後父は死んでしまう。葬儀に出席した直樹は父から遺言状と水晶の数珠を受け取る。内村はある日合コンに参加した。そしてその中の一人のモモカと意気投合していい仲になれたのだ。しかしどうしてもそれ以上の深い中にはなれないままであった。ある日モモカは自分がカラーコンタクトをつけておりこれを外すとイメージが変わって私のことに興味がなくなるという。どうしても素顔を見たいという内村に気圧されて渋々モモカはカラーコンタクトを外した。意表をつかれたのは「レンタルベビー」の話。まさかエリーが60歳だったとは。エリーの友達が宇宙旅行をしてきたと言っているので結構先の未来の話なんでしょうね。前島夫妻は会社を経営していたがどうにもこうにも行き詰っていて、借金を返せそうにないので初詣に行った後に自殺するつもりであった。しかし町長や教育長の馬鹿らしい行動や警察の適当な捜査を見てこんな人たちが威張って生きているのに真面目な自分たちが死ぬなんて馬鹿らしいと思い自殺を思いとどまるのであった。自分が役者になることをあんなに反対していたはずの父の想いに直樹は心を動かされる。直樹は役者をあきらめる気持ちを断ち切り姉にこう宣言する。「もう一度挑戦する。しばらく日本には帰らない。いや、成功するまでは絶対に帰らないっ」と。実は内村は刑事でモモカは指名手配犯だった。指名手配犯の顔を記憶している内村はカラーコンタクトを外したモモカの顔にピンときてモモカを逮捕したのであった。内村はあえなく失恋することになった。正月の朝に初詣に行った前島夫妻。そして初詣に向かった先の神社で下着姿で倒れている町長を見つけた。困惑する前島夫妻は警察に通報する。この時に直樹はひらめいた。父は息子である自分のために大事な数珠の力を使ったのだと。つまり本来直樹は父の誕生日パーティーに出席するはずだった。そこで直樹と打ち解けた父は直樹の電話番号を知る。そうして翌日になって新幹線が動いておらずオーディションを受けられなくなった直樹は悲観に暮れる。そんな直樹を見て父は一度限りの大事な力を使ったのだ。力を使いあえて憎まれ口をたたいて直樹を誕生日パーティーには出席させずアメリカに帰したのだ。