こんにちは!「母は女」を読みました。 この話かなり衝撃的でした。 しかし、こういった母親は実際いそうで怖い所です。 この漫画の内容は 娘の夫を狙う母親が描かれていました。 夫としては義母。 義母となると、 歳をとっているし恋愛対象外に なりそうですよね。 小さな家の前に車を止めた母親は、家の中へと入っていくとそこには養子に出したはずの赤ん坊がいた、、、、というのがストーリーの流れです。親には内緒にしようと思っていたヴァレリアでしたが、姉が母親のアブリルに連絡してしまい、アブリルが姉妹のもとを訪ねにきます。まだお前には子供を育てる準備ができていないなどと言って、ついにはヴァレリアに内緒で赤ん坊を養子に出してしまい、それ以降ヴァレリアは母親と口を聞かなくなります。正直、前半はスローで退屈でした。しかし後半からはがっつり話に入っていけました。ちょっと引いた目線から登場人物を映し出す手法は独特でリアルです。海辺の家に姉妹で暮らす17歳のヴァレリア(アナ・バレリア・ベセリル)と姉のクララ(ホアナ・ラレキ)。クララは妊娠中のヴァレリアのために、疎遠になっていた母アブリル(エマ・スアレス)を呼び寄せる。アブリルは娘たちやお腹の子の父親マテオ(エンリケ・アリソン)と徐々に打ち解けるが、生まれた女の子の世話をしているうちに独占欲が芽生え……。最初は妊娠したヴァレリアが主人公なのかと思っていたけど、これはどう見ても狂った母親が主人公ですね。原題の「LAS HIJAS DE ABRIL」がそもそも「アブリルの娘たち」という意味だし、なかなか的を射てます。一見、メキシコのように見えないのが不思議でした。登場人物は白人ばかりだし、リゾート地がメインだからか景色にメキシコ特有のゴチャゴチャ感が全然ありません。それにしてもアブリルの暴走ぶりには恐怖と気味の悪さを感じちゃいます。美人で色っぽいから尚更性質が悪いです。娘より私のほうがイケテるわよとか本気で思ってそうだし。そのせいで登場人物の思惑はなかなか伝わって来ません。しかし状況が把握しずらく、全く先が読めないながらも時間と共に登場人物の人格が徐々に表面化していく様子には快感すら覚え、物語が動き出すと急に面白くなっていきますね。部屋から閉じこもって出てこようとしないヴァレリアを尻目に母親は車を走らせ、別の街へと向かいます。欧州映画やミニシアター系の映画が好きな人が見る芸術路線の作品で、邦画やハリウッド映画寄りの人にはおすすめできません。メキシコ映画もなんだかんだ言って白人至上主義なんですよね。もっとメキシコらしさを出せばいいのにねぇ。アブリルが赤ん坊を奪うことは全く予想ができませんでしたが、若い男に走る下りはその前に伏線がありましたね。それもチラ見せの伏線だから、予想通りになったときやけに嬉しくなっちゃいます。それにしてもアブリルは一体何がしたかったのか。娘の赤ん坊を奪い、新しい人生をスタートさせたかったのでしょうか。海外在住。映画ブログ歴10年以上。年間300本以上の映画やドラマを鑑賞。特技は文句を言うこと。10代の娘の妊娠をきっかけに家族の関係性が崩壊していく様子を描いた、リアリティー重視の淡々とした物語です。舞台となるのはメキシコのビーチリゾート地プエルト・バジャルタ。そこで姉と暮らすヴァレリアは17歳にして恋人マテオの子供を妊娠してしまいます。振り返ってみると、アブリルだけじゃなく、ヴァレリアにしても母親が家にいても平気で恋人と大声を上げながらセックスをしたり、お姉ちゃんがいても裸でキッチンに現れたり、何かとずれた家族ですよね。離婚し、娘たちと疎遠になっていたアブリルには家族がいないも同然で孤独を感じていたとも取れそうです。失うものが何もないからなんでもよくなっちゃったのかなぁ。すっかり国際映画祭の常連となったミシェル・フランコ監督ですが、いかにも欧州映画祭向けのテンポで大袈裟な演出は一切せず、ゆっくりと話を展開させていきます。ラストのヴァレリアの行動も納得できたし、想像が付きました。でもあれからそれぞれは一体どうなるのかが気になりますねぇ。もっと知りたいと思うところで話が終わっちゃうっていうのもなんとも憎い演出だなぁ。あれはもしかするとリゾートボケってやつですかね。浮かれた人たちの中で生活しているとあんなふうになっちゃうんでしょうか。最初こそ協力的だった母親ですが、いざヴァレリアの子供が生まれると異常な執着を見せ始め、赤ん坊とヴァレリアを引き離そうとします。 母という名の女の感想 「父の秘密」、「或る終焉」などでお馴染みのミシェル・フランコ監督による大人向けドロドロ家族心理ドラマ。 10代の娘の妊娠をきっかけに家族の関係性が崩壊していく様子を描いた、リアリティー重視の淡々とした物語です。 涼子の母・俊子は、バブル期に人気を博した作家。 だが、娘にとっては、母ではなく、「夢を追いかけるただの女」にすぎなかった。 俊子は、地主の家の末っ子に生まれ、わがまま放題に育てられた。 「限界家族~母という名の女~」のネタバレ. 絵柄、小回り、セリフまでさらに楽しみたいと感じた方は、こちらのサイトからどうぞ。もし、正治がいなかったらどうなっていたのか、恐ろしい気もします。夕方まで友達の家で過ごしたり、スーパーや本屋などで時間を潰していたが、俊子が帰って来るのは、早くとも22時にはなる。しかし、涼子が俊子の部屋に入るのを嫌ったため、俊子に家の合鍵を取り上げられてしまった。ある日、祖父の葬儀で、俊子と再会し、再び会うようになるが、俊子は相変わらずだった。卒業間近、2年付き合った彼氏との間に子供ができてしまい、結局中絶することになった。しかし、それを涼子には殆ど使わず、いつもつんつるてんの服を着せていたため、涼子は学校で虐めにあっていた。池谷には妻がいる上に、涼子にも性的な悪戯をしてくることがあった。ようやく帰ってきた母は、涼子の顔を見ると、心底がっかりした顔をしていた。しかし、本が売れず困窮した俊子が再び連絡をしてきて、さらに衝撃的な言葉を告げる・・・。涼子が風邪を引いても心配することなどなく、嫌なことを言うばかり。母を許せない自分を責める必要のなくなった涼子は、正治の言葉なら信じられるようになる。無断での外泊が続き、子供の世話もしない俊子は、「涼子さえできなきゃ結婚しなくてよかったのに」とまで言い放つ始末。俊子が夢を叶え、作家デビューして忙しくなると、池谷は全く来なくなり、涼子は安心した。しかし、あなたは母親の名のもとに、その役割を全く果たさない人と一緒に暮らせるでしょうか。正直言って、早くお母さんと会うのをやめてしまいなさい!と何回も言いたくなりましたが。母に労られることなどなく、喧嘩になると必ず、「あんたなんか産まなきゃ良かった!あんたさえ生まれなきゃ結婚しなくて良かったんだよ!」との言葉が飛んでくる。[kanren postid=”6771″]涼子の場合は、母以外にはそこまでひどい人には会わなかったのも良かったです。やむなく母と暮らすことになった涼子だったが、掃除もしない母のせいで部屋は散らかり放題。人形よりも本を好む子供で、短大に入ってからは、作家を目指し、同人誌に小説を投稿するようになっていた。ストレスから仕事を辞め、生活の厳しさから、水商売の世界に足を踏み入れ、何人もの男と体の関係を持つようになった。しかし、卒業後、公務員の父と出会い、娘の涼子を妊娠し、結婚・出産した。見かねた涼子の父は、涼子が合宿に行っている間に引っ越しを済ませ、また3人で暮らすように。涼子の悪い癖が出ても、他の人達とは違い、涼子自身のことを一番に考えろ、と言ってくれる。籍は戻さず、涼子が高校を卒業するまで、との条件でまた家族3人の生活が始まった。だが、娘にとっては、母ではなく、「夢を追いかけるただの女」にすぎなかった。少しでも文句をいうと、いつものように「あんたなんか産むんじゃなかった」と言われてしまう。池谷さんはダメですがすぐいなくなったので、最後にいい人に巡り会えて助かりました。これでは、その後の人間関係に悪影響があったのも、仕方がないかもしれません。昔はかばってくれていた父も、諦めたのか、取り持つこともなくなった。涼子は高校に入ると、恋愛に夢中になり、彼氏もでき、夜遅くまで帰らないことも多くなった。しかし、涼子が席を外している間にメアドを聞くなど、娘の彼氏としてではなく、男として見ていることがわかる。相手に何度好きと言ってもらっても信じられず、ひどい言葉をぶつけてしまう。限界家族のここは、直接的な虐待ではないかもしれませんが、精神的にくるものがありました。涼子の職場に押しかけてくるようになったことを相談した先輩の家に、家出同然で身を寄せた。ついに離婚を切り出した俊子は、家の頭金の返済と養育費を求め、涼子が小学校2年生の時、離婚は成立した。かなり歳の離れた池谷というその男は、半同棲状態になっていたが、「彼とはそういう関係じゃない」と俊子は言う。また悪い癖が出て、別れてしまった彼氏を、俊子は自分が遊んでもらいたい、と言って連絡を取ろうとしていた。俊子は作家としては成功し、散財するようになっても、涼子の養育費はもらい続けていた。そう考えた俊子は、育児日記に本や映画の感想ばかり書き、再び作家を目指し始めた。涼子がどんな思いをしてきたか、全くわかってない母に、結婚を意識していた彼氏を会わせてみることにした。俊子は、父を仕事に送り出すと、家事も育児もろくにやらずに、読書ばかりしていた。その言葉に何度も心を壊された涼子は、中学に進学すると不良と付き合うようになり、家に帰らないようになった。もしかしたら、涼子がさらわれていなくなればいい、と思っていたのかもしれない。 母という名の女の映画情報。14件のネタバレレビュー・ストーリー・内容・結末・解説。ミシェル・フランコ監督、エマ・スアレス出演。海沿いの家に二人で暮らす姉妹。17歳の妹・ヴァレリアは妊娠しており、姉・クララは離れて暮らしている母親・アブリルを電話で呼び寄せる。