4月23日に初お披露目されたトヨタのbセグメントsuv、ヤリスクロス。2020年秋の日本発売までまだ少し時間があるが、現状で明らかになっている情報を基に、ライバルになると思われるsuvたちとボディサイズを中心に比較してみたい。 今や、2018年度上半期suv売上no.1の座に昇りつめた日産・エクストレイル。確かに、街中でも見かける機会が増えてきたような気がします。 今回はエクストレイルの車体のサイズを徹底的に調べ、また現行の新型と旧型、さらにライバル車との比較もしてみました。 日産 キックスはブラジルと中国で発売されているクロスオーバーsuvで、2020年6月24日に日本市場で発売が決定、ジュークとエクストレイルの中間に位置するモデル、ボディサイズはエクストレイルよりひと回り小さいなど、日産キックスについて紹介。 新型キックスのボディサイズは、4,290(全長)×1,760(全幅)×1,610(全高)mm。全幅は、日本で発売されていたジュークと同等だが、全長は約150mm長い。ライバル車と比較すると、マツダ「CX-3」と同等で、ホンダ「ヴェゼル」よりは短い。 キックス(kicks)の公式サイト。先進のパワートレインe-powerを搭載したコンパクトsuv、キックスをご紹介します。e-powerとsuvが融合した未体験の走り、多彩な先進技術によって、新しい世界が広がるキックス。日産の新たなコンパクトsuv、キックスのすべてをぜひご覧ください。 日産は新型コンパクトsuv 「キックス」を日本にて2020年6月24日発売した。競合車種となるトヨタの「c-hr」はマイナーチェンジを行い2019年10月18日に発売。スペックを元に他社比較してみた。日産 新型 キックス について新型「セレ
違うのはパッケージングで、欧州版ジュークは初代モデルのコンセプトを受け継いでクーペ風の外観デザインを採用し、後席の居住性などはやや犠牲にされている。ボディサイズを見ると、先に発売された欧州版2代目ジュークは全長4210mm×全幅1800mm×全高1595mmというサイズを持つ。使い勝手の面では、使いやすさを重視してグルーピングされた操作系のレイアウトが特徴。インストルメントパネルには、ダブルステッチで丁寧に縫製されたソフトパッドを採用することでプレミアム感を演出した。まずは、キックスという車名だが、日産は以前にこの名前を使っていたことがある。2008年から2012年まで、三菱自動車からパジェロミニのOEM供給車にキックスという車名を使っていたのだ。厳密に言うと、かつての軽自動車のキックスは英字表記が「KIX」だったが、今回のキックスは「KICKS」とされていて、微妙な違いがある。さらに、サイドサポートやクッション座面に、しっかり身体を支える新技術を導入し、揺れる環境でもゼログラビティシートの性能を最大限に発揮させるものとした。ただ、大幅値引きを引き出すためには、それなりの工夫が必要。まず、新型キックスの商談前に、ホンダ ヴェゼルやマツダCX-3の見積りを取っておくことが重要。後席の空間は、運転席と助手席のシート背面形状を最適化することでニールームを拡大し、600mmの余裕ある空間を作った。大人でも充分にくつろげる広い室内空間である。ヘッドルームも85mmが確保され、広くて快適な後席空間になった。最大トルク 103N・m(10.5kgf・m)/3600-5200rpmさらに、9インチの大画面ナビモニターに設定されたグロスブラックのフィニッシャーが質感を高めている。電気モーターの立ち上がりの良さから、純電気自動車のリーフにも匹敵するような加速性能を実現するとともに、ワンペダル感覚の走りやマナーモードによる静粛性などを合わせて実現している。新型日産キックスの価格は、e-POWERなどの技術が盛り込まれていることあって必ずしも安くはない。ホンダのヴェゼルを意識した価格設定といえるだろう。発電用に使われるエンジンは水冷直列3気筒DOHCのHR12DE型で、最高出力が60kW(82ps)/6000rpm、最大トルクが103N・m(10.5kgf・m)/3600~5200rpmを発生する。これに組み合わされる電気モーターは、EM57型の交流同期電動機で、定格出力が70kW(95ps)、最高出力が95kW(129ps)/4000~8992rpm、最大トルクが260N・m(26.5kgf・m)/500~3008rpmの実力だ。動力用主電池は、リチウムイオン電池である。これに対してノート用のVプラットホームをベースに作られたキックスは後席居住性も十分に満足させたモデルになっていることだ。南北アメリカなどで販売されているキックスのほうが、国内市場に向いていると考えたのだろう。新型日産キックスのシートは、人間工学に基づいて設計されたもので、座り心地を向上させるマットスプリングタイプを採用したゼログラビティシートとした。新型日産キックスのデビュー直後は、基本値引きゼロとなるだろう。しかし、半年もすれば値引き額が拡大される可能性が高い。新型コロナ不況の影響で、クルマが売れないため、少ない顧客の奪い合いになっているからだ。しかも、日産は経営危機に陥っているので、値引きしてでも1台でも多く売らなければいけない状況。これに対して新型キックスは4290mm×1760mm×1610mmだ。微妙な違いがあるものの、ほとんど変わらないサイズである。そのジュークは、2019年いっぱいで生産中止になっていて、今回のキックスはその空白を埋めるモデルでもある。実は、ジュークはヨーロッパではフルモデルチェンジされて2代目モデルが投入されているが、2代目ジュークは日本では発売されず、変わってキックスが発売されたのだ。これまでのe-POWER搭載車であるノートやセレナの走行実績を基に、さらに進化したe-POWERに仕上げて搭載している。加速性能と静粛性をさらに向上させ、ePOWERならではの走りを磨き上げたという。あくまで、新型キックスが本命ではないと思わせたい。ライバル車の商談帰りに見に来た程度でちょうどよい。日産の営業マン的には、少ない来店客を逃がさないように、積極的に新型キックスを推してくるだろう。そこで、モデル末期で大幅値引き中のヴェゼルと比較して、同等の値引き、もしくは支払い総額が近くなるように交渉するとよい。基本メカニズムは共通。鮮やかなオレンジタンカラーのインテリアとシートヒーター、ステアリングヒーターなどが大きな違い。このあたりは、好みで選ぶとよい。大径タイヤとアルミホイールを採用し、キャスタートレールを伸ばしたサスペンションジオメトリーを設定した。これにより、高い直進安定性を実現するとともに、高応答の大径ダンパーやウレタンバンプストップにより、高めの最低地上高にもかかわらず安定したコーナリング性能と快適な乗り心地を両立させている。リヤピラーをブラック化することでルーフが浮いたように見えるフローティングルーフも特徴的で、力強さとスタイリッシュさを表現するものになっている。新型日産キックス用のe-POWERの駆動モーターは、バッテリーの能力を最大限に引き出す最新技術を採用することで、最高出力95kWの高出力化を実現した。これにより発進加速はもちろん、中間加速においても力強さを発揮する。高速道路の合流や追い越し、またワインディング路でもスムースに力強く加速する。このほか、交通事故や急病などの緊急時に、位置情報、センサー情報とともに、専門のオペレーターが消防指令センターや警察に迅速に連絡するSOSコールを全車に標準搭載。緊急車両の手配のサポートをする。また、あおり運転に遭遇した場合などには手動で通報することも可能だ。お勧めオプションは、インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)と、インテリジェント ルームミラー。インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)は、車両周辺を加工した映像により、俯瞰で見ることができる。死角に障害物や歩行者を確認でき、より安全な運転が可能だ。最大トルク 260N・m(26.5kgf・m)/500-3008rpmこれまでの日産顔を進化させた“ダブルVモーショングリル”と呼ぶ新しい顔になった。プレミアム感のあるダブルVモーションのメッキと、日本の伝統工芸を想起させる緻密な作りの大型グリルが特徴で、SUVらしい精悍さを感じさせるとともに、SUVでありながらひとつ上のクラス感を演出している。・キックスX ツートーンインテリアエディション 2.869,900円名前は過去に使われたことのあるキックスだが、クルマとしては新型車。日産が国内市場に、新しい車名のクルマを投入するのは10年振りである。10年前の2010年6月に日産は、ジュークという新型車を投入。ヨーロッパ市場への投入からやや遅れての国内市場への投入で、特徴的なデザインを持つクーペとSUVを融合させたようなモデルとしてヨーロッパでも日本でも人気を集めた。新型日産キックスのシートは、好みや個性に合わせて選べる2パターンが用意され、「Xグレード」のシートはクロスと合皮の組み合わせによる実用的なアクティブさを持ち、「X ツートーンインテリアエディション」のシートは、ツートーンカラーシートによるファッショナブルな仕上げとなっている。100%モーター駆動のe-パワーなら、ガソリン車では難しかった雪道などの滑りやすい路面での滑らかな発進も容易。また、十分な最低地上高で、轍の深い路面でも無理なく走行できる。さらに、e-パワーDriveを使用すれば、雪道や滑りやすい路面などでもしっかりと減速できるので、安心してドライブを楽しめる。新型日産キックスのラゲッジルーム容量は、カテゴリーでトップクラスの423Lが確保され、9インチのゴルフバッグなら3個、Mサイズのスーツケース(675mm×452mm×250mm)から4個を積載できる広さを実現した。ほかにも車両だけでなく歩行者との衝突回避を支援する「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や、障害物がある場合の急発進を抑制する「踏み間違い衝突防止アシスト」など、多彩な先進技術が搭載されている。これにより、サポカーS ワイドに該当し、高齢者を含むすべてのドライバーの安全運転をサポートする。デビュー直後であっても、こうすることで少額の値引きやオプション、用品サービスなどを得る可能性が高くなる。アクセルペダルを戻すだけで強い減速力が発生する「e-POWER Drive(Sモード・ECOモード)」は、渋滞時やカーブの多い道路など、頻繁に加減速が必要なシーンにおいて、アクセルからブレーキへのペダルの踏み替え回数が大幅に減少する。その他、従来のガソリン車と同様な走行フィールになる「NORMALモード」も設定している。後席シートは、レバー操作で簡単に倒せる分割可倒式で、シーンに応じて荷室を広げられる。また見やすく進化したインテリジェントルームミラー(オプション装備)で後方視界もクリアに保たれる。新型日産キックスのボディカラーはモノトーン9色、ツートーン4色からなる全13種類の豊富なカラーバリエーションが用意され、さまざまなユーザーの好みにあった選択が可能である。中でも、プレミアムホライズンオレンジとピュアブラックのツートーンは、オレンジタンの内装と組み合わせることで、スポーティさを最大限引き出している。ただ現在では、格下モデルとはいえトヨタ ライズ、ダイハツ ロッキーの姉妹車がずっと安い価格で販売されているほか、今後登場するヤリスクロスもさほど高くはならないと見られるため、価格競争力が十分とはいえない。また、フロントタイヤの切れ角を拡大することで、クラス最小の回転半径5.1mを実現し、入り組んだ路地や駐車場内での切り返しなど、極低速時でも快適な操作性を可能にした。今後、海外で販売されているようなガソリン車を低価格で追加するようなことも考えられるのではないだろうか。前後のランプはすべてLED化された。先進的でシャープな印象を与える薄型のヘッドランプは躍動感のあるもので、宝石をあしらったようにきらめくリヤコンビネーションランプとともに、所有する満足感を高めている。存在感あるランプ回りだ。これは、スパイナルサポートにより、理想の姿勢を支えることで、疲労を低減する。ロングドライブでも疲労の少ない走りが楽しめる。また、これまでのe-POWER搭載車の走行実績に基づき、キックスでは発電用エンジンの制御を最適化し、エンジンの作動時間を短縮した。さらに車体の遮音・吸音性能を高めることで、これまでにない静かで快適な走りを可能にしている。