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福岡中2いじめ自殺事件 - 本事件から3年後の2006年に、同じ福岡県で起こった学校事件。教諭が生徒へのいじめに関わっていた。 モンスターペアレント; 誤報; 報道被害; 丸子実業高校バレーボール部員自殺事件; モラルパニック; 脚注・出典 この家庭訪問の翌日から、教諭による凄惨ないじめが始まったという。下校前、教諭は裕二に「10数える間に片付けろ」といい、10秒間でランドセルを取りに行き、学習道具を入れることを命じた。それができないと、「アンパンマン」(両?を指でつかんで強く引っ張る)、「ミッキーマウス」(両耳をつかんで体が浮くほど強く引っ張る)、「ピノキオ」(鼻をつまんで振り回す)などの「5つの刑」のうち一つを裕二自身に選ばせ、体罰を加えるなどした。教諭は当初、浅川側の抗議に対し「やっていない」と強く否定していた。しかし浅川夫婦の剣幕に恐れをなした校長と教頭は、事実関係の詳しい調査もせず、川上教諭に謝罪を強要したという。ただしこの時点では、「自殺強要発言」や裕二のPTSDについては浅川夫婦から訴えはなかったため、この点について教諭は謝罪していない。2007年1月に発行された拙著『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫)は、関係者の証言によってこの事件を再現し、教諭が無実であることを訴えたルポである。児童の保護者による民事訴訟の控訴審の判決で、わずかな体罰やいじめが認定されてしまったところで締めくくったが、教諭の冤罪を確信している筆者としては納得のいかない幕切れだった。この「10カウント」と「5つの刑」は毎日、「帰りの会」の時に他の児童の前で行われ、裕二は大量の鼻血を出したり、耳が切れて化膿するなどした。また教諭は、「穢れた血を恨め」と暴言を吐き、クラス全員でのゲーム中にも、「アメリカ人やけん、鬼」などとひどい差別発言を繰り返していた。「血が混じっている」という言葉にしても、「ああ、アメリカの方と血が混じっているから、(裕二君は)ハーフ的な顔立ちをしているんですね」と返しただけであり、「血が穢れている」とは断じて言っていないという。アンパンマンやミッキーマウスについては、あたかもひどい体罰のように報道されたが、そもそも、体罰にならない上手な叱り方として教諭が先輩教師に教わったもので、ほんのちょっと?や耳や鼻に触る程度のことである。「5つの刑」という言葉は使ったこともない。Copyright 2012 The SankeiShimbun & SankeiDigital 掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。■ 福田ますみ氏 昭和31(1956)年、横浜市生まれ。立教大学卒業。専門誌、編集プロダクション勤務を経てフリーに。犯罪、ロシアなどをテーマに取材、執筆活動を続ける。著書『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』で第6回「新潮ドキュメント賞」受賞。ほかに『暗殺国家ロシア?消されたジャーナリストを追う』『スターリン 家族の肖像』など。ところが浅川夫婦はこの謝罪にも納得せず、「担任を替えろ」と強硬に主張。困り果てた校長は川上教諭を担任から外したが、それでも抗議を続ける夫婦に全面降伏。教諭を市の教育センターに預けてしまった。そしてこの頃、朝日新聞の取材を皮切りに、マスコミの激しいバッシング報道が始まったのである。和子の祖父がアメリカ人であることは和子の方から切り出したことであり、通訳や翻訳の仕事をしていること、小さな頃、フロリダに住んでいて帰国した時日本語がしゃべれなくて困ったことなどを、彼女は長時間しゃべり続けた。ショッキングな事件とあらば飛びつくマスコミにとって、これは格好のネタだったに違いない。2003年5月、福岡市の公立小学校の教師が、教え子の児童に対し、人種差別によるいじめや体罰、自殺強要を行ってPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症させたとして、バッシング報道が繰り広げられた事件があった。きっかけは朝日新聞西部本社版の記事だが、一躍全国区にのし上げたのは「週刊文春」である。「『死に方教えたろうか』と教え子を恫喝した史上最悪の『殺人教師』」。目を?くようなタイトルと実名、顔写真を晒しての告発に、全国ネットのワイドショーまでが取り上げる大騒動になった。さらに教諭は裕二に対し、「お前は生きる価値がない。早く死ね」などと「自殺強要発言」までしていたという。これらのいじめにより、裕二は深刻なPTSDを発症したという。被害を受けたとされる4年生の児童、浅川裕二(仮名)の母親、浅川和子(仮名)は、2003年5月に行われた家庭訪問の際、担任の川上譲(仮名)教諭が常識では考えられないことを口走ったと主張した。教諭は、和子の祖父がアメリカ人であることを聞き出すや、「血が混じっているんですね」と言い出し、その後アメリカ批判を展開。「日本は島国で純粋な血だったのに、外国人が入って来て穢れた血が混ざってきた」と発言したという。自殺強要発言については、西日本新聞を読んで初めて知ったほどである。あまりにも荒唐無稽な話で、怒りを通り越して呆れてしまったという。この両親の訴えに対して、川上教諭は、すべて事実無根であると主張した。騒ぎの発端である家庭訪問にしても、裕二の漢字や割り算のテスト結果、裕二が属しているサッカークラブでのことなど、担任教師が家庭訪問で話すごく普通のことを伝えただけである。異常なクレームとバッシング報道に脅えた校長と市教委は、 全ての責任をひとりの教師に押しつけた。そして彼らは今…教諭は、その後の教室でのひどい体罰や大量の鼻血が出るような怪我、「アメリカ人やけん、鬼」などの差別発言も一切を否定する。「10カウント」については、裕二は帰り支度が遅く他の児童にまで迷惑をかけていたので、「はい、10数えるからランドセルを取って来て」と指示しただけのことである。 二審福岡高裁判決確定後も、控訴審判決の内容を踏まえた上で判決を都合の良いようにゆがめ、「被害者=モンスターペアレントのでっちあげ」かのように中傷する動きが続いている。高裁判決では一審判決に引き続き、耳を引っ張るなどの暴力・ランドセルをゴミ箱に捨てた行為などの林田のいじめ行為・暴力行為を認定した。また林田の言動を「体罰・いじめというべき不法行為」と指摘し、違法性があるとした。さらに二審判決確定後も、中傷本著者の名義で従来の主張を蒸し返して被害者を攻撃する文章が週刊誌に発表されたり、書籍の内容を焼き直した文庫版が発行されたりした。それらが引き金となり、児童は重度のPTSDを発症し半年あまりの入院治療を余儀なくされ、また転校を余儀なくされた。なお、林田真二と同名の教諭が、2014年3月まで福岡市立花畑小学校(南区)、2014年4月~2018年3月に福岡市立周船寺小学校(西区)、2018年度に福岡市立西都小学校(西区)、2019年度に福岡市立原小学校(早良区)で勤務している。周船寺小学校では2016年度、高学年の専科教員を担当していた。西都小学校では2018年度に理科専科を担当していた。「でっちあげ」本の内容を鵜呑みにして事件の事実関係をゆがめて報道し、被害者に報道被害を与えたマスコミ等も現れた。中傷本の著者は、判決確定を受けてもなお、事件の経過をゆがめて被害者を攻撃する文章を繰り返し週刊誌で公表している。2009年2月・2013年5月にそれぞれ、中傷文章が発表されている。また2010年1月には、中傷本の内容を焼き直した文庫版が新潮文庫より発売された。このような書籍が出版された背景には、「暴力やいじめ行為がばれた教師は居直って自己正当化する傾向がある」という一般的傾向に加えて、以下の要因も含まれているという指摘もされている。当該教諭・林田真二(2003年当時46歳)は2003年5月、担任クラスの児童の家庭訪問の際、ある男子児童の曾祖父が外国人であることを知った。前述のとおり、民事訴訟では教諭のいじめ行為を明確に認定した判決が確定した。林田への処分に対する再審の手続きが再開されたものの、福岡市人事委員会は2013年1月、判決を完全無視し林田の主張に沿った形で、事件は大したことのない「体罰」であり処分するまでもなかったとして、停職処分を完全に取り消す不当裁定をおこなった。福岡市教委も不当裁定を受け入れ、処分取り消しが確定した。公明新聞(公明党)は2007年8月3日付の「主張 モンスターペアレント問題 「子どもの幸せ」を第一に」 でこの問題を取り上げている。この記事では「原告側のねつ造が暴かれ、07年3月、原告敗訴が確定した。」「5800万円の損害賠償請求も棄却」などと事実に反する内容を掲載している。しかし記事で「原告敗訴が確定」と指摘した2007年3月時点でも、記事が書かれた2007年8月時点でも、裁判は控訴審で継続中だったので「確定」は事実に反する。また原告側(被害者)の捏造自体が存在しないので、存在もしない「捏造が暴かれ」ようもない。「原告敗訴」と称するものが2006年7月の一審判決の内容・事実関係を取り違えたと解釈しても、同判決では林田によるいじめの事実関係も賠償も一部認められているため、「被害者側の捏造がばれて全面棄却された」かのように描くのは明らかに誤りである。地元・福岡の放送局であるRKB毎日は2008年5月の控訴審結審の際、林田のおこなったいじめ行為について「一審では認められなかった」「センセーショナルな報道だけが独り歩きした」かのような事実に反する描き方をおこない、あたかも被害者一家が嘘をついているかのような印象を与える報道をおこなった。被害者側は児童の状況を考慮したことや、もともとの裁判目的は「林田のいじめ行為の事実関係を詳細に明らかにすること」であり「国家賠償法の規定により、意図的に不法行為をおこなった教師個人への損害賠償が認められない、という現行の法解釈を問うこと」は本質的な論点ではないという点などを総合的に判断し、林田個人への訴訟を取り下げ、福岡市との訴訟一本に絞ることになった。また林田本人は、児童に「体罰」と称して暴力を加えたことなど一部については事実上認めたうえで、「軽微なもので大したことではない」「『体罰』は先輩教師から教わったコミュニケーションの手段」などと居直った。福岡市との訴訟は継続していた。林田真二は福岡市の補助参加人として名を連ね、「暴力やいじめなどをしていない」という主張を好き放題おこなった上で、二審判決へとつながっている。したがって「林田に証言をさせなかった」というのは事実に反する。保護者が2003年5月末に学校側に被害を訴え、事件が発覚した。また2003年6月6日には学校から最初の報告書が福岡市教育委員会に提出された。この書籍は「教師への一方的な報道被害」「センセーショナルな報道への批判」を主張の軸の一つにしているが、実際にはこの書籍自体がセンセーショナル報道をおこなって被害者に報道被害を与えることになった。しかし処分後も林田は、児童の同級生に自宅に電話をかけ「(被害児童が)お宅のお子さんをいじめていたから注意しただけ」と嘘の内容を吹き込んで被害者一家を中傷する、被害者宅の近くに車を停車させて一家を監視するような行動をとったなどの行為をおこなったことも指摘された。被害者は福岡市と林田個人を相手取り民事提訴した。林田は「児童が言うことを聞かなかったのでたたいたことはある」と動機をゆがめて描きながらも、暴力の事実自体は自ら認めていた。一審福岡地裁(2006年7月)で、事件の全体像からみれば不十分な形ながらも、林田が児童のランドセルをゴミ箱に捨てたこと・暴力を加えたこと・「髪の毛が赤い人」と発言したことなどいじめ行為を認定し福岡市に約220万円の損害賠償を命じる判決。一方で林田個人への賠償請求は、国家賠償法を理由に退けられた。学校や福岡市教委の調査に対して、林田は一貫していじめを否認した。しかし学校側がクラスの児童に対しておこなった調査では「クラスの児童のほとんどが林田の暴行を目撃した」「クラスの児童の大半が『アメリカ人』などの林田の発言を聞いた」「事件発覚後の一時期には監視役の教諭がクラスに付いていたが、林田はその教諭がいない時を見計らって暴行を加えた」「暴行が問題化した後は、林田は机をたたいて威嚇したり暴言を吐く回数が増えた」などの事実が判明した。「でっちあげ」本やそれに追随した一部報道を盲信し、「でっちあげ」の筋書に沿って被害者親子を攻撃する文章をブログ等で発表する人物や、林田のいじめ行為を批判するブログなどに対してコメント欄に突撃して内容を書き換えさせようとする人物なども多く現れた。一審判決がだされ控訴審が争われていた最中の2007年1月、あるルポライターの名義で、事件を正当化し「モンスターペアレントによるでっちあげ」と主張する書籍が発行された。加害者周辺からの口コミの形での被害者中傷はこれまでのこの手の事件でもよく見られたが、マスコミを使っての大々的な中傷は前代未聞だと思われる。裁判では中傷本についての直接的な言及はないものの、林田真二は裁判で書籍の内容と同じ主張をおこなった上でその主張が全面的に退けられたことから、実質的に裁判でも「この書籍こそが嘘でありでっちあげである」と認定されているとみなして差し支えない。控訴審では福岡市・林田真二個人それぞれとの訴訟が争われていた。しかし林田真二本人や中傷本の著者は、法廷内外で激しい中傷や嫌がらせ策動をおこない、裁判の正常な運営を不可能とし裁判自体を断念させようとする戦術をとった。また被害者の児童本人の精神状況を知りながら、児童の心身に過剰な負担をかけるような無理な証言状況を作り、症状を悪化させて証言不能に追い込もうとする裁判戦術も採った。当該教諭・林田真二は教育委員会から停職処分を受けたが、処分を不服として再審を申し立てた。一方で被害者が民事訴訟を起こしていたことを理由に、判決結果が確定するまで再審については保留されていた。福岡市は2008年12月4日、二審判決を受け入れて上告しないことを表明した。また原告側も2008年12月8日、「いじめを明らかにでき、正義はあると確信した。これからも前向きに頑張って生きていきたい」(被害児童のコメント)として、上告しない方針を表明した。双方が上告しなかったため、2008年12月10日午前0時をもって判決が確定した。林田真二や中傷本著者は自分の裁判戦術を棚に上げ、「不利になったから取り下げた」「林田に証言をさせない裁判戦術」などと中傷している。しかし事実関係をたどると、裁判を取り下げさせようと策動した裁判戦術をとったのは林田真二とその弁護側である。福岡市西区の公立小学校で2003年、4年生を担任していた教諭・林田真二が担任クラスで、ある特定の児童が外国にルーツを持つことを知り、人種差別的ないじめを繰り返した事件。この教師を支援するジャーナリストの名義で、事件を「でっちあげ」などと正当化する書籍が出されるなど前代未聞の攻撃がおこなわれた。高裁判決も、いじめの事実認定の範囲こそ不十分ではある。しかし林田によるいじめの基本的な事実関係は認められている。 したがって、林田側の「事件は虚言癖のある保護者によるでっちあげ」という主張や、その主張に基づいて発行された書籍の内容については、高裁判決でも完全に否定されたことになる。これはすなわち、林田と書籍関係者が嘘をでっち上げて被害者の保護者を「モンスターペアレント」呼ばわりする事実無根の中傷をおこなったことを、実質的に認定していることになる。福岡市教委は当時、調査を続けた上で「今回処分において認定していない新たな行為や、あるいは処分後の行為で違法な行為や不適切な行為があれば、事実確認を行った上で必要に応じて適正に処分や指導を行っていく」(2003年12月12日・福岡市議会平成15年第6回定例会、教育長の答弁)とした。一方で判決では、林田の暴力・いじめ行為とPTSDとの因果関係については認めなかった。しかしいじめとPTSDとの因果関係こそ明確に認定しなかったものの、「林田のいじめ行為によって心因性の症状を発症して治療の必要があった」と一審以上に踏み込んで認定し、賠償金を増額している。また中傷本の内容をコミック化した漫画本も、2020年に発売されている。その日以降林田は、児童に対して人種差別的な発言や「生きる価値がない、ここから飛び降りて死ね」などの暴言を公然と繰り返し、また「汚れた血を恨め」などといいながらその児童に暴行を加える・児童のランドセルをゴミ箱に捨てるなど、その児童への暴力・嫌がらせ行為を連日にわたって執拗に続けた。二審福岡高裁は2008年11月25日、一審よりも賠償金を増額し、福岡市に対して330万円の支払いを命じる判決を出した。福岡市教委は、同じクラスの児童の証言など多数の状況証拠に基づいて、林田によるいじめ行為は事実と判断し、2003年8月22日付で林田を停職6ヶ月の懲戒処分にした。福岡市教委は林田のいじめ・暴力行為を懲戒処分の対象とした。一方で「生きる価値がない、ここから飛び降りて死ね」の暴言など訴えの一部については、被害者側からの訴えを把握したもののその時点では事実関係を判断できなかったとして処分理由には含めなかった(2003年10月10日・福岡市議会平成15年決算特別委員会第1分科会、2003年12月15日・福岡市議会平成15年第1委員会)。
福岡中2いじめ自殺事件 - 本事件から3年後の2006年に、同じ福岡県で起こった学校事件。教諭が生徒へのいじめに関わっていた。 モンスターペアレント; 誤報; 報道被害; 丸子実業高校バレーボール部員自殺事件; モラルパニック; 脚注・出典 この家庭訪問の翌日から、教諭による凄惨ないじめが始まったという。下校前、教諭は裕二に「10数える間に片付けろ」といい、10秒間でランドセルを取りに行き、学習道具を入れることを命じた。それができないと、「アンパンマン」(両?を指でつかんで強く引っ張る)、「ミッキーマウス」(両耳をつかんで体が浮くほど強く引っ張る)、「ピノキオ」(鼻をつまんで振り回す)などの「5つの刑」のうち一つを裕二自身に選ばせ、体罰を加えるなどした。教諭は当初、浅川側の抗議に対し「やっていない」と強く否定していた。しかし浅川夫婦の剣幕に恐れをなした校長と教頭は、事実関係の詳しい調査もせず、川上教諭に謝罪を強要したという。ただしこの時点では、「自殺強要発言」や裕二のPTSDについては浅川夫婦から訴えはなかったため、この点について教諭は謝罪していない。2007年1月に発行された拙著『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫)は、関係者の証言によってこの事件を再現し、教諭が無実であることを訴えたルポである。児童の保護者による民事訴訟の控訴審の判決で、わずかな体罰やいじめが認定されてしまったところで締めくくったが、教諭の冤罪を確信している筆者としては納得のいかない幕切れだった。この「10カウント」と「5つの刑」は毎日、「帰りの会」の時に他の児童の前で行われ、裕二は大量の鼻血を出したり、耳が切れて化膿するなどした。また教諭は、「穢れた血を恨め」と暴言を吐き、クラス全員でのゲーム中にも、「アメリカ人やけん、鬼」などとひどい差別発言を繰り返していた。「血が混じっている」という言葉にしても、「ああ、アメリカの方と血が混じっているから、(裕二君は)ハーフ的な顔立ちをしているんですね」と返しただけであり、「血が穢れている」とは断じて言っていないという。アンパンマンやミッキーマウスについては、あたかもひどい体罰のように報道されたが、そもそも、体罰にならない上手な叱り方として教諭が先輩教師に教わったもので、ほんのちょっと?や耳や鼻に触る程度のことである。「5つの刑」という言葉は使ったこともない。Copyright 2012 The SankeiShimbun & SankeiDigital 掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。■ 福田ますみ氏 昭和31(1956)年、横浜市生まれ。立教大学卒業。専門誌、編集プロダクション勤務を経てフリーに。犯罪、ロシアなどをテーマに取材、執筆活動を続ける。著書『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』で第6回「新潮ドキュメント賞」受賞。ほかに『暗殺国家ロシア?消されたジャーナリストを追う』『スターリン 家族の肖像』など。ところが浅川夫婦はこの謝罪にも納得せず、「担任を替えろ」と強硬に主張。困り果てた校長は川上教諭を担任から外したが、それでも抗議を続ける夫婦に全面降伏。教諭を市の教育センターに預けてしまった。そしてこの頃、朝日新聞の取材を皮切りに、マスコミの激しいバッシング報道が始まったのである。和子の祖父がアメリカ人であることは和子の方から切り出したことであり、通訳や翻訳の仕事をしていること、小さな頃、フロリダに住んでいて帰国した時日本語がしゃべれなくて困ったことなどを、彼女は長時間しゃべり続けた。ショッキングな事件とあらば飛びつくマスコミにとって、これは格好のネタだったに違いない。2003年5月、福岡市の公立小学校の教師が、教え子の児童に対し、人種差別によるいじめや体罰、自殺強要を行ってPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症させたとして、バッシング報道が繰り広げられた事件があった。きっかけは朝日新聞西部本社版の記事だが、一躍全国区にのし上げたのは「週刊文春」である。「『死に方教えたろうか』と教え子を恫喝した史上最悪の『殺人教師』」。目を?くようなタイトルと実名、顔写真を晒しての告発に、全国ネットのワイドショーまでが取り上げる大騒動になった。さらに教諭は裕二に対し、「お前は生きる価値がない。早く死ね」などと「自殺強要発言」までしていたという。これらのいじめにより、裕二は深刻なPTSDを発症したという。被害を受けたとされる4年生の児童、浅川裕二(仮名)の母親、浅川和子(仮名)は、2003年5月に行われた家庭訪問の際、担任の川上譲(仮名)教諭が常識では考えられないことを口走ったと主張した。教諭は、和子の祖父がアメリカ人であることを聞き出すや、「血が混じっているんですね」と言い出し、その後アメリカ批判を展開。「日本は島国で純粋な血だったのに、外国人が入って来て穢れた血が混ざってきた」と発言したという。自殺強要発言については、西日本新聞を読んで初めて知ったほどである。あまりにも荒唐無稽な話で、怒りを通り越して呆れてしまったという。この両親の訴えに対して、川上教諭は、すべて事実無根であると主張した。騒ぎの発端である家庭訪問にしても、裕二の漢字や割り算のテスト結果、裕二が属しているサッカークラブでのことなど、担任教師が家庭訪問で話すごく普通のことを伝えただけである。異常なクレームとバッシング報道に脅えた校長と市教委は、 全ての責任をひとりの教師に押しつけた。そして彼らは今…教諭は、その後の教室でのひどい体罰や大量の鼻血が出るような怪我、「アメリカ人やけん、鬼」などの差別発言も一切を否定する。「10カウント」については、裕二は帰り支度が遅く他の児童にまで迷惑をかけていたので、「はい、10数えるからランドセルを取って来て」と指示しただけのことである。 二審福岡高裁判決確定後も、控訴審判決の内容を踏まえた上で判決を都合の良いようにゆがめ、「被害者=モンスターペアレントのでっちあげ」かのように中傷する動きが続いている。高裁判決では一審判決に引き続き、耳を引っ張るなどの暴力・ランドセルをゴミ箱に捨てた行為などの林田のいじめ行為・暴力行為を認定した。また林田の言動を「体罰・いじめというべき不法行為」と指摘し、違法性があるとした。さらに二審判決確定後も、中傷本著者の名義で従来の主張を蒸し返して被害者を攻撃する文章が週刊誌に発表されたり、書籍の内容を焼き直した文庫版が発行されたりした。それらが引き金となり、児童は重度のPTSDを発症し半年あまりの入院治療を余儀なくされ、また転校を余儀なくされた。なお、林田真二と同名の教諭が、2014年3月まで福岡市立花畑小学校(南区)、2014年4月~2018年3月に福岡市立周船寺小学校(西区)、2018年度に福岡市立西都小学校(西区)、2019年度に福岡市立原小学校(早良区)で勤務している。周船寺小学校では2016年度、高学年の専科教員を担当していた。西都小学校では2018年度に理科専科を担当していた。「でっちあげ」本の内容を鵜呑みにして事件の事実関係をゆがめて報道し、被害者に報道被害を与えたマスコミ等も現れた。中傷本の著者は、判決確定を受けてもなお、事件の経過をゆがめて被害者を攻撃する文章を繰り返し週刊誌で公表している。2009年2月・2013年5月にそれぞれ、中傷文章が発表されている。また2010年1月には、中傷本の内容を焼き直した文庫版が新潮文庫より発売された。このような書籍が出版された背景には、「暴力やいじめ行為がばれた教師は居直って自己正当化する傾向がある」という一般的傾向に加えて、以下の要因も含まれているという指摘もされている。当該教諭・林田真二(2003年当時46歳)は2003年5月、担任クラスの児童の家庭訪問の際、ある男子児童の曾祖父が外国人であることを知った。前述のとおり、民事訴訟では教諭のいじめ行為を明確に認定した判決が確定した。林田への処分に対する再審の手続きが再開されたものの、福岡市人事委員会は2013年1月、判決を完全無視し林田の主張に沿った形で、事件は大したことのない「体罰」であり処分するまでもなかったとして、停職処分を完全に取り消す不当裁定をおこなった。福岡市教委も不当裁定を受け入れ、処分取り消しが確定した。公明新聞(公明党)は2007年8月3日付の「主張 モンスターペアレント問題 「子どもの幸せ」を第一に」 でこの問題を取り上げている。この記事では「原告側のねつ造が暴かれ、07年3月、原告敗訴が確定した。」「5800万円の損害賠償請求も棄却」などと事実に反する内容を掲載している。しかし記事で「原告敗訴が確定」と指摘した2007年3月時点でも、記事が書かれた2007年8月時点でも、裁判は控訴審で継続中だったので「確定」は事実に反する。また原告側(被害者)の捏造自体が存在しないので、存在もしない「捏造が暴かれ」ようもない。「原告敗訴」と称するものが2006年7月の一審判決の内容・事実関係を取り違えたと解釈しても、同判決では林田によるいじめの事実関係も賠償も一部認められているため、「被害者側の捏造がばれて全面棄却された」かのように描くのは明らかに誤りである。地元・福岡の放送局であるRKB毎日は2008年5月の控訴審結審の際、林田のおこなったいじめ行為について「一審では認められなかった」「センセーショナルな報道だけが独り歩きした」かのような事実に反する描き方をおこない、あたかも被害者一家が嘘をついているかのような印象を与える報道をおこなった。被害者側は児童の状況を考慮したことや、もともとの裁判目的は「林田のいじめ行為の事実関係を詳細に明らかにすること」であり「国家賠償法の規定により、意図的に不法行為をおこなった教師個人への損害賠償が認められない、という現行の法解釈を問うこと」は本質的な論点ではないという点などを総合的に判断し、林田個人への訴訟を取り下げ、福岡市との訴訟一本に絞ることになった。また林田本人は、児童に「体罰」と称して暴力を加えたことなど一部については事実上認めたうえで、「軽微なもので大したことではない」「『体罰』は先輩教師から教わったコミュニケーションの手段」などと居直った。福岡市との訴訟は継続していた。林田真二は福岡市の補助参加人として名を連ね、「暴力やいじめなどをしていない」という主張を好き放題おこなった上で、二審判決へとつながっている。したがって「林田に証言をさせなかった」というのは事実に反する。保護者が2003年5月末に学校側に被害を訴え、事件が発覚した。また2003年6月6日には学校から最初の報告書が福岡市教育委員会に提出された。この書籍は「教師への一方的な報道被害」「センセーショナルな報道への批判」を主張の軸の一つにしているが、実際にはこの書籍自体がセンセーショナル報道をおこなって被害者に報道被害を与えることになった。しかし処分後も林田は、児童の同級生に自宅に電話をかけ「(被害児童が)お宅のお子さんをいじめていたから注意しただけ」と嘘の内容を吹き込んで被害者一家を中傷する、被害者宅の近くに車を停車させて一家を監視するような行動をとったなどの行為をおこなったことも指摘された。被害者は福岡市と林田個人を相手取り民事提訴した。林田は「児童が言うことを聞かなかったのでたたいたことはある」と動機をゆがめて描きながらも、暴力の事実自体は自ら認めていた。一審福岡地裁(2006年7月)で、事件の全体像からみれば不十分な形ながらも、林田が児童のランドセルをゴミ箱に捨てたこと・暴力を加えたこと・「髪の毛が赤い人」と発言したことなどいじめ行為を認定し福岡市に約220万円の損害賠償を命じる判決。一方で林田個人への賠償請求は、国家賠償法を理由に退けられた。学校や福岡市教委の調査に対して、林田は一貫していじめを否認した。しかし学校側がクラスの児童に対しておこなった調査では「クラスの児童のほとんどが林田の暴行を目撃した」「クラスの児童の大半が『アメリカ人』などの林田の発言を聞いた」「事件発覚後の一時期には監視役の教諭がクラスに付いていたが、林田はその教諭がいない時を見計らって暴行を加えた」「暴行が問題化した後は、林田は机をたたいて威嚇したり暴言を吐く回数が増えた」などの事実が判明した。「でっちあげ」本やそれに追随した一部報道を盲信し、「でっちあげ」の筋書に沿って被害者親子を攻撃する文章をブログ等で発表する人物や、林田のいじめ行為を批判するブログなどに対してコメント欄に突撃して内容を書き換えさせようとする人物なども多く現れた。一審判決がだされ控訴審が争われていた最中の2007年1月、あるルポライターの名義で、事件を正当化し「モンスターペアレントによるでっちあげ」と主張する書籍が発行された。加害者周辺からの口コミの形での被害者中傷はこれまでのこの手の事件でもよく見られたが、マスコミを使っての大々的な中傷は前代未聞だと思われる。裁判では中傷本についての直接的な言及はないものの、林田真二は裁判で書籍の内容と同じ主張をおこなった上でその主張が全面的に退けられたことから、実質的に裁判でも「この書籍こそが嘘でありでっちあげである」と認定されているとみなして差し支えない。控訴審では福岡市・林田真二個人それぞれとの訴訟が争われていた。しかし林田真二本人や中傷本の著者は、法廷内外で激しい中傷や嫌がらせ策動をおこない、裁判の正常な運営を不可能とし裁判自体を断念させようとする戦術をとった。また被害者の児童本人の精神状況を知りながら、児童の心身に過剰な負担をかけるような無理な証言状況を作り、症状を悪化させて証言不能に追い込もうとする裁判戦術も採った。当該教諭・林田真二は教育委員会から停職処分を受けたが、処分を不服として再審を申し立てた。一方で被害者が民事訴訟を起こしていたことを理由に、判決結果が確定するまで再審については保留されていた。福岡市は2008年12月4日、二審判決を受け入れて上告しないことを表明した。また原告側も2008年12月8日、「いじめを明らかにでき、正義はあると確信した。これからも前向きに頑張って生きていきたい」(被害児童のコメント)として、上告しない方針を表明した。双方が上告しなかったため、2008年12月10日午前0時をもって判決が確定した。林田真二や中傷本著者は自分の裁判戦術を棚に上げ、「不利になったから取り下げた」「林田に証言をさせない裁判戦術」などと中傷している。しかし事実関係をたどると、裁判を取り下げさせようと策動した裁判戦術をとったのは林田真二とその弁護側である。福岡市西区の公立小学校で2003年、4年生を担任していた教諭・林田真二が担任クラスで、ある特定の児童が外国にルーツを持つことを知り、人種差別的ないじめを繰り返した事件。この教師を支援するジャーナリストの名義で、事件を「でっちあげ」などと正当化する書籍が出されるなど前代未聞の攻撃がおこなわれた。高裁判決も、いじめの事実認定の範囲こそ不十分ではある。しかし林田によるいじめの基本的な事実関係は認められている。 したがって、林田側の「事件は虚言癖のある保護者によるでっちあげ」という主張や、その主張に基づいて発行された書籍の内容については、高裁判決でも完全に否定されたことになる。これはすなわち、林田と書籍関係者が嘘をでっち上げて被害者の保護者を「モンスターペアレント」呼ばわりする事実無根の中傷をおこなったことを、実質的に認定していることになる。福岡市教委は当時、調査を続けた上で「今回処分において認定していない新たな行為や、あるいは処分後の行為で違法な行為や不適切な行為があれば、事実確認を行った上で必要に応じて適正に処分や指導を行っていく」(2003年12月12日・福岡市議会平成15年第6回定例会、教育長の答弁)とした。一方で判決では、林田の暴力・いじめ行為とPTSDとの因果関係については認めなかった。しかしいじめとPTSDとの因果関係こそ明確に認定しなかったものの、「林田のいじめ行為によって心因性の症状を発症して治療の必要があった」と一審以上に踏み込んで認定し、賠償金を増額している。また中傷本の内容をコミック化した漫画本も、2020年に発売されている。その日以降林田は、児童に対して人種差別的な発言や「生きる価値がない、ここから飛び降りて死ね」などの暴言を公然と繰り返し、また「汚れた血を恨め」などといいながらその児童に暴行を加える・児童のランドセルをゴミ箱に捨てるなど、その児童への暴力・嫌がらせ行為を連日にわたって執拗に続けた。二審福岡高裁は2008年11月25日、一審よりも賠償金を増額し、福岡市に対して330万円の支払いを命じる判決を出した。福岡市教委は、同じクラスの児童の証言など多数の状況証拠に基づいて、林田によるいじめ行為は事実と判断し、2003年8月22日付で林田を停職6ヶ月の懲戒処分にした。福岡市教委は林田のいじめ・暴力行為を懲戒処分の対象とした。一方で「生きる価値がない、ここから飛び降りて死ね」の暴言など訴えの一部については、被害者側からの訴えを把握したもののその時点では事実関係を判断できなかったとして処分理由には含めなかった(2003年10月10日・福岡市議会平成15年決算特別委員会第1分科会、2003年12月15日・福岡市議会平成15年第1委員会)。