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キキのことだから「必ず返す」といった以上トンボを助けた直後に返しに向かったはずですが、会えなかったのかもしれません。 でも会えなかったからと言ってその後勝手に使い続けるとは考えにくい… なので借りパク状態だとは思いたくないですね。 【いなくなれ、群青ネタバレ】魔女の正体は誰?堀さんとの関係性まとめ. あるとき、魔女の談話室に、激しい痛みに苦しむ魔女もいたのですかという質問が寄せられました。日常とは別に、年に何回か正装することがあります。そのときはあくまで魔女っぽく服装に凝りましょう。もちろんTPOを考えなければなりません。魔法というのは日本語の訳であって、これは呪術とか妖術とも訳されています。そして、呪術とはたいてい社会によって要請されたものでした。雨乞いとか疫病退治とかです。家族のようにきわめて狭い範囲での要請も同じことです。たとえば、ドイツの魔女テアさんは、魔女の儀式のための必需品として、祭壇、アルテミス像、剣、蜀台と蝋燭、木の根、宝石、油、薬草、蝋燭、水差し、魔法の杖、魔女の帽子、水晶球など盛りだくさんのアイテムを挙げています。そして、月暦に従って、これらを用い、さまざまな魔女の儀式を行ってい ます。その垣根のそばに自分の好きな木を植えましょう。もちろん想像でいいのですが。森や林のあるところに住んでいる人は幸いです。都会に住む人でも、樹木のある庭を持っている人は幸いです。心の中だけの木でも同じです。想像するほうが、気が集中できていい場合もありますが、想像上の木の声を聴くまでには修行をつまないといけませんね。しかし、これは私の個人的な資質の問題ですから、そうは思わないという人がどんな魔女の儀式を選択しようと、どうこう言うつもりはまったくありません。魔女は自分の樹を見つけましょう。身近にふさわしい木がなければ、かつて見た印象に残る樹木でもかまいません。あるいは想像上の樹木でもかまいません。薬草の知識に長けた人々は尊重されました。その仕事を引きうけていたのが、「賢い女」といわれる女性たちでした。大きなナベをかきまわしている魔女の絵をご覧になったことがあるでしょう。あれは魔女ではなく、薬草から薬を作っている「賢い女」なのです。魔女は300歳ではまだ洟垂れ小僧とよく言われます。魔女は何千年も生きることができると思われています。それは、魔女のルーツが古代の女神であったからでしょう。女神は不死です。なぜなら、この世の時空を超えて存在するものですから、この世の時間に支配されません。時間のない死の国で存在することもできるからです。誰かがあなたを思い浮かべるときに、あなたの色の小物を思い浮かべてもらえるようになればそれで魔女としての服装は成功です。私はその点については依怙地なんです。それがザーゲ流ということなのです。傲慢かもしれませんが、そんな私の考えをちょっと覗いてみるかという方にいらしていただければいいと思っています。魔女が恋をしたとき、「私は魔女です」と告白する勇気はありますか。「へー、僕の恋人は魔女なんだ」とびっくりしながら、どこか嬉しそうな恋人なら、やがて「うちの奥様は魔女」のノリでうまくやっていけるでしょう。かといって、魔女は突っ張って一人でいればいいというのではありません。仲間を作れないような魔女は寂しいです。「魔女の覚悟」のところで書きました「魔女は群れない」、これを原点にしておけば、人付き合いも自然にうまくいくはずです。それでも、隠しごとをせずに魔女として生きたいと思うなら、「私」をそのまま受け入れてくれる人を探すしかありません。魔女は魔法を知らないとダメ?魔女は魔法が使えると思っている人が多いようですが、かならずしもそうではありません。呪術というのは、かける本人自身のために使うということはありませんでした。現代において、魔女や魔法使いが人気をもつ理由に、魔法を使うということがあげられているようですが、魔法の中身について考えてみる必要があります。では、こういう儀式を受けなければ魔女になれないのか、あるいは魔女として怠慢なのかというと、私はそうは思いません。こういうことをしなければ魔女ではないとか、同じ行動をとることで、魔女意識を共有するという発想はザーゲにはありません。生理的に受けつけないのです。そうなったら、勇気をだして正体を明かしますか。意外にも相手はあっさり認めて、理解してくれるかもしれない。でも、やはり去ってしまうのではないかと悩んでなかなか言い出せない、そんな切ない恋をしてしまったらどうしましょう。すね。間違っても、長い爪にゴチャゴチャしたペインティングはやめてください。魔女は汚いという偏見を打ち破りましょう。もし北ドイツの流れをくむ魔女になりたければ、色とりどりのパッチワーク製のスカートをはきたいです。でも、近くに公園があれば、それでもいいですね。それがなかったら、街路樹はどうでしょう。それらの樹木の中から、自分の気にいった木を選びましょう。枝ぶりや幹の様子が気にいったということでもいいでしょう。服装も決まり、では、お出かけ前のお化粧はどうしたらいいでしょう。これまでにこの部屋にやってきてくれた人の中には、魔女の儀式に興味持っていたり、ザーゲがどこの魔女のグループに所属しているのか、どんな魔女の儀式を行っているのか知りたいと尋ねる人もいました。魔女は毎日、樹木とかかわりましょう。魔女はドイツ語でヘクセと言います。その語源はハガツサです。この意味は諸説ありますが、「垣根を越えていく女」という説が有力です。垣根は村と森の境界でもあり、この世とあの世の境でもあります。毎日とはいかなくても、その木のそばに立って、瞑想し、心の中で自分のための呪文を唱えましょう。呪文については次にお話します。魔女のルーツとみなされている古代の女神(大地母神)の中には魔法(呪文)を使う場合もありました。魔女裁判で魔女とされた人々の中には呪術を使う人もいました。が、魔女にされた多くの人々は普通の老若男女でした。『グリム童話』にでてくる魔女は半分が魔法を使いますが、残りは魔法など使いません。仲間はぜったい作りましょう。ただ、自分を殺してまで、仲間という輪にしがみつくことは魔女の本道ではありません。それが「魔女は群れをなさない」ということです。魔女として生きたいと思うなら、挫折しないように、それなりの覚悟をしてください。といっても、挫折したって、どうということはありません。魔女の道に入れなくても、人間の道がちゃんとありますから。魔女にユニフォームはありません。そんなことにこだわるのは未熟な魔女です。普通の格好をしていて、いかに魔女の雰囲気をだせるかがなによりです。 でも、ちょっと、工夫したいという場合のアドバイスを。日々樹木に触れ、そのエネルギーを身に受けましょう。そっと幹に耳をつけてみてください。木の命の音が聞こえるでしょう。でも、健康でありたいとばかりを願って、身体に悪いことはすべて排除するという味気ない生き方はしたくないと思っています。あれもダメ、これもダメで本当に楽しいですか。肉体の健康ばかりを考えるのは魔女の生き方ではありません。でもね、ついに言い出せなくてもいいではありませんか。死ぬまで秘密を抱えて、あの世に飛んでいくこともあるでしょう。それで恋が成就するならいいのです。それが魔女の恋なのです。他人のために使う魔法ではなく、自分の願望を満たしたいために魔法に憧れるというのはどうでしょうか。変身願望を魔法に託すという考えは本当の魔女の考えではありません。でも、魔女なら、それを積極的に受けいれることです。それこそ女性である証ですから。古代の女神が豊穣と多産のシンボルだったということは、女神も魔女も子どもを産む性であったということです。また、魔女をあしらったネックレス、指輪、バッグなどもあるといいですね。さりげなく本をひろげたとき、そこに魔女の絵柄の栞などが挟んであるといいですね。そして、頭にはやはり色鮮やかなスカーフをかぶりましょう。靴はサンダルがいいですね。多くの人の理解を求めるということは必ずどこかで自分を殺すことになります。そんな魔女なんて魔女ではありません。でも、グループを作るとか、グループに属するということは、そういうことなんです。魔女はスッピンが一番です。でも、それは自分によほど自信があるか、ザーゲみたいに、どうやってもどうにもならない場合でしょうね。これこそ魔女の原点です。 もちろん、魔女は魔女とだけでなく、いろいろな人と連帯します。仲間を作れないような魔女は寂しいですし、広い目を養うことができません。そこで、ザーゲのこういういわばハグレ魔女の話をすると、それはその方々の要望とは程遠いので、去っていかれます。それは当然です。それぞれ自分の考えに合った道を探せばいいのです。魔女はそのことを意識しながら、日常の生活をおくらなければなりません。 健康な魔女もいるでしょうが、生まれながらに虚弱な体質をもった魔女もいるでしょう。いずれにせよ、自分に応じた健康管理を心がけましょう。スッピンなんて考えられないという人は、目にポイントをおいたお化粧にしましょう。あなたのまなざしで、まわりの人を魔女の世界に引き込みマニキュアをする場合は、たとえば小さな★や花びらなどを一点描くのは面白いですね。ペディキュアをしたかったら、指とペアにすると素敵で気に食わない人や嫌いな人もいるでしょう。また、相手から気に入られていないなとわかる場合もあるでしょう。でも、魔女はそんなことにとらわれてはいけません。魔女の儀式は流派によってさまざまです。魔女の世界でもっともメジャーなウィッカについては魔女関係の本にたいてい詳細な紹介が載っています。ウィッカ以外にも、世界にはたくさんの魔女の流派があります。しかし、私たち現代の魔女は、特に魔女志願者は決して不死身ではありません。また、それを望んではいけないのです。死ぬ運命であるからこそ、生きることができるのです。ブルーディーといって、確かに憂鬱かもしれません。そして、精神力だけで防げるものではありません。アロマを焚いて気持ちを楽にしたり、適度に鎮痛剤の助けを借りることもいいでしょうが、究極的には、この痛みは女性だけの特権なのだと誇りをもって過ごすようお勧めします。あるいは、気長に、上手に付き合うしかないですね。一見、相手に折れたようにみせかけながら、でも、最後には必ず「私が魔女である」ということを認めさせるという強い決意を捨てないでいたいものです。魔法は使わないほうがいいのです。現代の科学も一種の魔法です。科学万能に疑問がでてくるようになった21世紀、魔女は魔法とは何かをしっかりと考えていきたいものです。最初は一点魔女主義でいきましょう。たとえば、黒、あるいは赤、紫など、いつも同じ色のものを身につけましょう。それはスカーフやハンカチでもかまいません。では、他人のために魔法を使うというのは、どうでしょう。安易に考えてはなりません。他人が何を望んでいるか、他人その人にもわからない場合があるし、はたしてそれがその人にとっていいことかどうかもわかりません。私はネズ(杜松)の木を自分の木にすることにしました。ネズの木はヒノキ科、ドイツ語でヴァッホルダー(Wacholder)といいます。古代から薬効の強い木として知られています。ヴァッハという言葉には目覚める=再生の意味があります。果たして魔女になりたい人のイメージと合致しているかどうかわかりませんが、こんな魔女もいいかなと思われる方は、どうぞ試してみてください。薬草を摘む女性はハーブのスペシャリストです。昔の人は病気になったら、どうしたでしょう。呪術師にお払いをしてもらったり、薬草を煎じて飲みました。森の国ドイツは薬草に不自由しませんでした。あるいは、幹にそっと耳をあててみてください。木の発する命の声が聞こえるかもしれません。それが聴き取れたら、いいですね。魔女はね、ちょっとハグレていていいのです。「どうして、私ってダメなのだろう」なんて落ち込むことはしなくていいのです。問題なのは、その勇気がない場合です。「私は魔女なんだけど」と軽く言えない場合です。人は思いもかけない人に恋することがあります。考え方も趣味もなにもかも違うと思っていても、なぜかとても惹かれてしまうことってあります。魔女は、儀式を通して魔女になります。いったん魔女になったら、自分が魔女であることを常に再認識するために儀式を行います。1年のうちで、しなければならない儀式の日をいくつも決めます。個人差がありますから、どうということもない魔女もいたでしょうし、苦しみのたうちまわる魔女だっていたでしょう。そんなときに助けになるのは、薬草で作った鎮痛剤だったでしょう。でも、そんな温和な薬ではどうしょうもない場合もあったかもしれません。最近、「どうしたら魔女になれますか」という質問を受けることが多くなりました。そこで、ザーゲ流「魔女の生き方」を披露しようと思います。ただ、仲間だからと言って、嫌なことでも、自分を殺して、輪の中に留まろうとする、輪からはみ出される事を恐れる、そういう自己保身の姿勢を棄てる覚悟があるかどうかです。 つまり、自分の意をどうしても貫きたいと思ったとき、一生懸命、仲間を説得しても聞き入れてもらえなかったとき、自分がそう決めたら、誰も仲間になってくれなくても敢然と自分の道を進むことができる、それが魔女です。
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